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初の紅白戦 先発候補の好投目立つ

ベイスターズは28日、3月25日の練習試合(阪神戦)以来の実戦となる紅白戦を行った。ソト、ロペス、宮崎ら主力も出場し、平良、濵口、上茶谷、坂本ら先発ローテーション候補の投手が短いイニングで登板した。全体的には先発候補の好投が目立った試合となったようだ。

5/28 紅白戦@ハマスタ
紅組1-6白組(7イニング特別ルール)

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明暗分かれた先発候補

上茶谷はローテ入り前進

2イニングを1安打無失点。ラミレス監督も「球速が147、8キロと安定的に出ていたし、テンポも良かった」と評価した。

3回から登板。先頭のロペスに中前安打を許したが続く宮崎を二ゴロ併殺に仕留めた。続く4回は、先頭の乙坂に四球を与えたが戸柱を三振、伊藤裕を右飛、嶺井を三振に斬った。

青星寮に入っているため、これまでの自主練習はハマスタではなく、DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAで行っていた。約2ヶ月ぶりのハマスタで、1軍のほとんどの選手とは久々の再会。

この日、You TubeのDeNA Channelで配信されたゲーム・プロ野球スピリッツの「青星寮杯2020春」では、自称「ミスタープロスピ」として登場しながら、準優勝に終わった上茶谷だが、投球の方はきっちりと仕上げてきた。

オープン戦中盤までは、なかなか状態が上がらずに開幕ローテは厳しいかと思ったが、ラミレス監督が「このままの状態でケガなく行けば、ローテから外れるようなことはない」というところまで上がってきた。先輩が苦しんできた「2年目のジンクス」を払拭できるか。

濵口、平良も順調

白組の先発、平良は2回3安打無失点で4奪三振。神里、オースティン、佐野らが並ぶ紅組打線に点を与えなかった。ラミレス監督も良かった選手として名を挙げた。3月下旬も良い投球を見せていた平良が、その状態を維持していれば、ローテ入りは確実。彼は体調面だけだね。

また、濵口も2回無失点。24日のシートバッティングでも最速146キロをマークし、打者8人に25球を投げて無安打に抑えていた。この日も29球でテンポ良く片付けた。ラミレス監督も「Very good!」と評価していた。

残りの枠をかけた坂本、櫻井

エース今永に続く存在として、この日登板した3人が順調な仕上がり。石田もローテ入りしてくれば、残りの枠は1人。来週から始まる練習試合で熾烈な争いとなる。

3月の練習試合で読売を相手に好投を見せ、4月に開幕していればローテ入りの可能性があったルーキーの坂本。この試合では紅組の先発に抜擢された。

初回、倉本に押し出し四球で先制点を奪われると、なおも2アウト満塁から乙坂に走者一掃の左中間二塁打を浴び計4失点。2回には桑原に右中間適時打を許し、2イニングで5安打5失点の結果だった。

ラミレス監督も「ローテ争いは少し後退してしまった」という厳しい評価をしていた。開幕が6月にずれ込むという史上初の事態。何年もプロでやっている選手だって調整が難しいところ。ルーキーとして勉強することもあるだろうし、ひとつひとつステップを登ればいい。もちろん、まだ開幕ローテのチャンスはあるので、諦めずに狙ってもらいたい。

一方、櫻井は2回を無失点に抑えた。オープン戦ではなかなか結果が出ず、登板する度に失点していたような印象もあるので、まずは結果が出たということはプラスに捉えたい。櫻井にとっては、この2ヶ月が良い方に作用するといいかなと思う。

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ベテランに危機感、好結果

紅組は、1番神里、3番オースティン、4番佐野。白組は1番梶谷、3番ソト、4番ロペス、5番宮崎という並びで、主力もスタメン出場した紅白戦。

ベテランながらスタメンを勝ち取らなければならない立場の梶谷、ロペスがともに2安打と結果を出し、ラミレス監督にアピールした。

乙坂は、満塁で走者一掃の二塁打と勝負強さを見せ、レギュラー奪回を目指す桑原はタイムリーを放ち、こちらもスタメンへ強くアピールした。

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実戦モードに突入

各チームで紅白戦が始まり、来週からの練習試合に向けて実戦モードに突入している。オリックスやソフトバンク、読売などでは紅白戦の中継もあったようだが、残念ながらベイスターズはなし。

取材も自粛を要請しているので、ラミレス監督や上茶谷のオンライン取材の内容が中心。紅白戦の詳細までは分からなかった。30日にも紅白戦が予定されており、こっちは何とかならないかなという感じ。ファンにとっても久々の「リアルタイムの試合」は、来週の練習試合までお預けかな?楽しみにしたい。

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