6月2日から開始する練習試合の日程が発表された。既に報道されていた通り、西4球団、東8球団に分かれて試合が組まれている。移動を考慮し、札幌ドームと楽天生命パークでの試合は組まれていないが、DeNAが遠征してナゴヤドームの試合は組まれている。また、一部の試合はナイターとなっており、DeNAも2試合がナイターで行われる。
ベイスターズの試合日程
最初の週は、いずれもハマスタで楽天、日本ハムと3連戦。全て13時開始のデーゲームとなる。2週目の最初は、読売とハマスタ1試合、東京ドーム2試合の変則カード。ハマスタの試合は18時からのナイターで行う。そして、12日からはナゴヤドームで3連戦。初戦はナイター、土日はデーゲームとなる。
ずっと遠征となる日本ハム、楽天に比べれば、DeNAはハマスタで7試合と東京ドーム2試合から始まるので、移動などの負担は軽い方だ。ただ、中日も東日本に加わって集中開催と報じられていたので、ナゴヤドームの試合が入ったのは予想外。
6月19日の開幕に先立ち、練習試合は各本拠地で感染対策を行いながら試合を催行するリハーサルにもなっており、ナゴヤドームでもそれを行っておく必要があるだろう。そういった配慮から3連戦が組まれたものと思う。どのような経緯でDeNAが行くことになったのか分からないが、僅かではあるが、陸路で一番名古屋に近いのは横浜であることは間違いない。
公共交通機関への配慮から「基本的に」バスでの移動と方針になっている。阪神がPayPayドームに行くときもおそらくバスなのだろう。そう考えると、DeNAもバスで名古屋を往復することになる。公式戦ではないので、出場メンバーを調整すれば、移動には幅を持たせることはできるだろう。
ハマスタでのナイター1試合以外は、全て東京ドームという読売との差は大きいように感じる。ただ、梅雨が近づいてきた6月の試合なので、調整のための貴重な実戦が雨で流れるリスクを考えれば、ドーム球場を優先するのは理解できる。読売以外のチームが東京ドームで主催すれば、そのチームが感染対策などを行う必要もあり、それもリスクがあるし無駄なので、現在の状況を考えれば差が生じるのはやむを得ない。
ナイターも慣らしておきたいということで9日はナイターにしたのかもしれないが、この週は、ナイター→ナイター明けデーゲーム→デーゲーム→試合後or当日名古屋移動→ナイター→ナイター明けデーゲーム→デーゲーム→横浜移動と若干ハードスケジュールになる。これまでは当然だった移動日なしの移動も、この状況下だからね。いろいろと神経を使うし、不自由もある。
ただ、DeNAとしても開幕の前週に、天候関係なくドームで5試合が消化できそうなのは、調整の面ではプラスになる(メットライフもあるが)。試合ごとに使う選手、調整プランを明確にして、試合以外のところで疲れやリスクを生まないように、うまくマネジメントしたい。
5月28日からは、追浜の青星寮に入っている1軍選手もハマスタの練習に合流。28日と30日は紅白戦を行う予定で、練習試合に向けて実戦モードに入っていく。
TBSチャンネル、Paravi、ニコ生で中継決定
ベイスターズから練習試合の放送予定も発表され、ハマスタの全7試合がTBSチャンネル2、Paravi、ニコニコ生放送で生中継される。また、10、11日の東京ドームでの読売戦はG+やDAZNが、12日からのナゴヤドームでの3連戦もJ SPORTSが中継することを発表しており、CSでは全試合が見られることになる。
オープン戦と同じく、平日でもデーゲームで行われるため、仕事が再開しつつある中でリアルタイムに観られるのは限定的になるかもしれないが、3月25日で練習試合が打ち切りになって以来、対外試合が戻ってくるのは楽しみにしたい。
北九州で第2波かというような状況も発生しているし、予断を許さないが、できる準備を着々と進めていくしかない。
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