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4月24日の開幕は白紙に 見通し立たず

Jリーグと合同の新型コロナウィルス対策連絡会議の後、プロ野球12球団代表者会議が開かれ、4月24日を目標に進めていた開幕を白紙に戻すことが発表された。ここ数日の日本での感染者の推移、特に東京の状況を見ていると当然で、今回は開幕できそうな時期の見通しも立てられない形となった。

4月下旬から5月頭くらいの時期に、日程について方向性が出せれば、といったところに留めている。3~4週間は、状況を見極めたうえでどうするかを決めて行くことになるだろう。

早くても5月末くらいのもともと交流戦だったあたりからの開幕となる。オリンピックが延期になったため、中断を予定していた期間は使えるが、開幕が当初考えていた以上に延期を余儀なくされており、全ての日程をこなすのは難しくなってきた。何らかの削減が必要になるのは間違いない。以前の記事で、取りうる策を考えてみた。

開幕する時期にもよるが、仮に6月頭に開幕できたとしたら、交流戦からスタートすることはまずないので、交流戦の中止が最も可能性として高い。そして、CSの短縮または中止もあるだろう。何とかリーグ戦を130試合くらいやりたいと思っているのだろうが、かなり厳しい状況になりつつある。

ただ、いずれにせよ通常通り観客を入れて開催できるのはいつになるか、全く見通しは立たない。極端な話、今年中は満員にすることができないかもしれない。この日の会見でも無観客試合での開催を示唆していたが、それも考える必要があるだろう。

ただ、無観客であっても、選手や関係者は試合中だけでなく、さまざまなシーンで濃厚接触することになる。選手にも感染者が出ており、今後も新たに感染するリスクは当面つきまとう。どこかのチームでクラスターが発生した場合、そのチームが関係する試合は中止にするのか、不戦敗にするのか。

選手、関係者を含めたらかなりの人数で、彼らが移動することで一般人にもリスクを生じさせることにもなる。 場合によっては移動を自粛するように要請され、移動できずに中止になることもあるだろう。

考えれば考えるほど困難な状況が立ちふさがるが、それでも、選手は早くプレーしたいだろうし、ファンも早く野球を見たい。これから数週間の感染拡大状況を見ながら、どういう方法、対策で野球の試合を開始させるか、Jリーグとの連携も含めて、考え抜いて欲しい。ファンも協力できるところはしていくし、我慢も必要だろう。

コメント

  1. みうゆ より:

    正直もう無理だと思います。
    今のこの状況であと数ヶ月でビークは過ぎても終息するとは思えません。
    プロ野球関係者の中にも感染者が出ましたし、無観客も少しでもリスクがあるならやめてほしい。
    選手も試合が出来ない不安やストレスもあると思いますし、ファンだって野球が見たいと思います。でも死ぬよりマシです。
    今はまだ中止を決断する時期ではありませんが、無理な開幕だけはしないでほしいですね。
    自分が感染源になって大切な人を死なせてしまうかもしれないと思うと本当に怖いです。

    • Rocky より:

      コメントありがとうございます。

      そうですね、リスクを考えると開催するのは相当難しいでしょうね。ただ、経済を考えると全ての不要不急を今年いっぱい止めるのも厳しい。賛否両論あるでしょうけど。
      そういった意味で、国民全員が感染源とならないことを意識することが必要でしょうが、いろいろな人がいてなかなか難しいですね。
      野球は再開したら元気を与える希望の光となるのであれば、無理な開幕はするべきではないでしょう。感染の温床であってはならない。

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