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全ベイが泣いた!度会を引き当てる!2023ドラフト

プロ野球のドラフト会議 Supported by リポビタンDが10月26日に開催され、横浜DeNAベイスターズは支配下6名、育成5名の合計11名を指名し、交渉権を獲得した。注目のドラフト1位は、前日に中日が公表していたENEOSの度会を指名し、ロッテも含めた3球団の競合となった。三浦監督が見事に当たりクジを引き当て、交渉権を獲得した。

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ベイスターズの指名一覧

選手名所属投打生年月日出身
1度会 隆輝ENEOS右左2002/10/04千葉
2松本 凌人名城大右右2001/12/05大阪
3武田 陸玖山形中央高左左2005/06/08山形
4石上 泰輝東洋大右左2001/09/20徳島
5石田 裕太郎中央大右右2002/01/22神奈川
6井上 絢登四国IL・徳島右左2000/02/23福岡
育1高見澤 郁魅敦賀気比高右左2006/01/18埼玉
育2清水 麻成樹徳高右右2005/10/06千葉
育3小笠原 蒼京都翔英高右左2005/10/20愛知
育4庄司 陽斗青森大左左2001/05/31宮城
育5近藤 大雅専大北上高右右2005/09/18兵庫
現時点で武田は外野手、井上は内野手として評価しているため、それに応じて記載

1巡の入札に関しては、昨日の投稿で武内を予想していた。スポーツ紙も武内や細野が多かったようだが、外野手の度会を抽選を覚悟で指名した。見事に引き当て、スピードのある左の外野手を補強した。

2位では即戦力を期待する右腕を指名し、3位は二刀流も視野に入る高校生。現時点では外野手として評価しているようだ。4位で、林や森のライバルとなる、ショートを守れる大学生を指名し、5位は再び右腕。6位で長打力が魅力の左打者を指名。こちらはサードとして評価しているようだ。

支配下は昨年より1名多い6名の指名で、投手2名、内野手2名、外野手2名。独立L・社会人2名、大学生3名、高校生1名とバランスの取れた指名になった。

育成では打力のある高校生の内野手を2名、右腕と左腕の投手を1名ずつ、最後に捕手を指名し5名。昨年、松尾と上甲を指名した捕手は、上甲が既に支配下登録されており、新たに育成の捕手を増やした形。

若手の野手が不足しているところ、左の強打者タイプを2人指名。二刀流もありうるという面白い素材も指名できた。昨日書いた今年の敗因を補う指名だったと思う。ただ、先発投手が抜ける可能性がある中、先発タイプの指名はやや不安もある。ドラフト後、それらの去就が判明した時、このドラフトの評価はまた変わって来るだろう。

最後に余談。選手の誕生日の記事を見たことがある人は記憶しているかも知れないが、10月生まれが少ないベイスターズに、一気に3名が入団することになった。アンバギーの残留が微妙だが、5人に増えそうだ。

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指名の経緯・感想

1巡目の入札は中日から。公表していた通り度会を指名。日本ハムは中央大の西舘勇。ヤクルトは武内を指名、西武と読売は公表通り武内、西舘勇を指名し、重複となる。楽天は常廣を指名。

そして、DeNAは度会を指名。投手で行くと思っていたので驚いたのと同時に、是が非でも交渉権を獲得したいと思った。この時点で抽選が確定し、頼む番長という感じ。

ソフトバンク、広島も公表の通り、武内、常廣を指名し、重複が増えた。ロッテは予想もあった通り、度会を指名し、3球団の重複となる。阪神は直前に報道があった下村を指名し、最後にオリックスが横山を指名して会場をザワつかせた。ウェーバー順で最後になる優勝チームは、公表されていた選手に突っ込むのではなく、一本釣りで確保した。

最初は度会の抽選。立浪監督、三浦監督、ロッテは球団フロントの順でクジを引く。緊張の一瞬、最後にクジを開いた三浦監督が手を挙げ、交渉権確定の印が押されたクジを高々と上げた。ホントによくぞ引いてくれた。小園健太に続いての当たり。3球団以上が競合した場合のクジはほぼ全滅だっただけに、期待はしていなかったが祈っていた。

最悪外れても、細野、古謝、前田と残っているから望みはあると思っていたが、見事に引き当ててくれた。監督としてはアレだけど、ドラフトでの抽選は、過去にないくらいの運を持っている。小園の時もそうだが、当たった瞬間はかなり大きな声を出してしまった。窓が開いていたので、近所には聞こえたかも知れない。

再入札では、前田と草加が再び重複。ソフトバンクと中日が引き当て、3球団が再々入札。ここでようやく細野が指名され、日本ハムとロッテで重複。日本ハムは新庄監督は出て来ず、フロントが引き当てた。最後にロッテが明大の上田を指名し、1巡目が終わった。

2巡は中日からで、横浜高出身の津田を指名。西武は大商大の上田。武内とともに評価の高い大学生投手を左右で揃えた。西武は投手ではなく野手に課題があると思っていたが、これで良かったのか。

DeNAは2位で名城大の松本凌を指名。サイドハンドでリリーフタイプだと思うが、先発なら同じ名城大の岩井の名前が挙がっていた。リリーフも当然必要だが、先発の補強をそこまで優先しておらず、去就が微妙な先発投手が残留するのか?と思った。その岩井は直後にソフトバンクが指名。

広島は大商大の高を指名。2位は大商大と名城大が2名ずつとなった。そして、ロッテが独立リーグの富山から大谷、阪神が徳島から椎葉を指名。独立リーグからの2位指名は最高位タイで、2名の指名は初めて。各地で増えて来ている独立リーグだが、良い選手が育ち、NPBへ人材を供給する形がさらに進んで来た。

3巡は、東松、山田、木村と前評判が高かった高校生が続いた。DeNAも高校日本代表で活躍した武田を指名。さらに西武は、横浜高の杉山を指名。3人続けて投手とは。

4巡では、DeNAが東洋大の石上を指名。5巡目は投手の石田裕を指名。日本ハムなど5球団が5順で選択終了となった。

6巡目でDeNAは徳島から井上を指名。徳島からは支配下で3人目の指名となった。DeNAは6巡で選択終了。TBSの特集で取り上げられていた皇学館大の村田も指名された。

7巡はオリックスなど4球団が指名。最後に8巡で楽天が氷見高の青野を指名し、支配下の選択が全て終了した。

育成選手の選択には、楽天以外の11球団が参加。DeNAは1巡目で、高見澤を指名。度会に続くプロ野球選手のジュニアを指名した。2巡目は高校生の投手、そして3巡目で個人的に注目していた小笠原を指名。4巡目で青森大の投手を指名し、5巡で高校生の捕手を指名して選択終了となった。

例年、育成先週を多数指名する読売は7巡、ソフトバンクは8巡で選択終了。少し短めだったかも知れない。

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選手たちへの期待

今年の候補を見ると大学生投手に行くだろうと思っていたので、度会の指名は驚いたが嬉しかった。

昨年、この動画を見て爆笑し、これはベイスターズに合うに違いないと思った。だが、1位でないと獲れない選手になっていたので、縁がないかなと思いつつ、10月10日の練習試合でも見ていた。

性格的にも選手としてのタイプとしても、ベイスターズにピッタリだと思う。横浜高、ENEOSでプレーしていたので、ベイスターズも意中だったと信じている。ベイスターズに決まった直後の涙には、もらい泣きしてしまった。中日をディスるつもりはないが、タイプ的にも中日には合わなそうだと思っていたので、何とか抽選で獲得できて良かったと思う。

贔屓目はあるが、彼のキャラクターを最大限に発揮できるのは、ベイスターズが一番だと思う。活躍して、ハマスタでもあのヒーローインタビューを見せて欲しい。牧や入江、佐野らとの絡みを見るのが今から楽しみだ。

もちろん、選手として1番もしくは3番でレギュラーになり、チームを優勝に導いて欲しい。大学3年生と同じ歳なので、まだまだ伸びるはず。横浜高出身でスター性もあり、人気が出るのは間違いない。現在空いている背番号4は、父の博文さんも付けていたし、横浜高の先輩である荒波氏の番号でもあり、これほど相応しい選手はいないのではないか。ENEOSで付けている25番は、さすがに重いか。

2位の松本凌はサイドスローの右腕。サイドで150キロを超えて来て、気持ちの強さを評価しているようだ。これだけ聞くと伊勢と重なるのかなと思う。名城大の監督もショートイニングの方が力を発揮できると言っているし、クローザーも視野に入れているか。スカウトは先発も救援もできると評価しているようだが、どのような形で貢献してくれるか。近年、ドラフト2位の投手が即戦力になってくれないので、期待したい。

3位の武田は173センチと身長はないが、左腕の投手として149キロ、左打者として高校通算31発。U18代表の馬淵監督が評価したというポテンシャルは計り知れない。本人も二刀流を希望しており、楽しみな存在だ。球団は今のところ外野手として評価しているようだが、ぜひ二刀流に挑戦してもらいたい。

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4位は強肩、俊足の内野手、石上を指名。日本ハムの1位指名を受けた細野との記念撮影中に指名されたようだ。林の一つ下で、森と同じ歳になる。3人でショートを中心とした内野を競わせるつもりだろう。高いレベルで争い、チーム力を押し上げて欲しい。

5位の石田裕は、横浜市出身の選手。高校は静岡の静清高校だが、屏風浦小から野球を始め、家族とベイスターズの試合を観て育ったという。ここにも相思相愛の選手がいた。中央大では西舘が目立っていたが、石田裕はコントロールの良い右腕。回転数も高い数値をマークしており、ベイスターズでさらなる成長が期待される。念願の優勝へ、自らの力で導いて欲しい。

6位は徳島インディゴソックスでホームラン王に輝いた井上。思い切りの良いスイングで長打力が魅力。それでいて一塁到達タイムが速く、足もある。福岡大自体は、福大のギータと呼ばれていたそうで、同学年の梶原と競うことになりそうだ。梶原を応援している身としては、ハイレベルで争って高め合って欲しい。

育成では、元オリックスの高見澤考史氏を父に持つ高見澤郁魅を1位指名。甲子園でも活躍し、バッティングセンスを評価されている。2位の清水は186センチの長身。育成の高卒投手は宮城が台頭し、中川も成長している。草野、今野とともに1軍戦力まで育てて行きたい。

そして、個人的に注目していた小笠原も育成3位で指名された。冒頭の表を作成して知ったが、偶然にも誕生日が同じだった。ファンとして応援していたチームに入ることになり、喜びも大きいと思うが、育成での指名。やることは山積みだろうが、ベイスターズの戦力となるべく、日々を大事に成長して欲しい。飛ばす力があるので、楽しみだ。

育成4位は、蝦名と同じく青森大の左腕、庄司。こちらも石川のように育成して行きたい。最近になって状態を上げているようなので期待したい。捕手は最後に育成での指名。山本が台頭し、松尾も控えている。昨年育成で指名した上甲も支配下登録された。近藤も強肩を生かし、松尾らとの争いに加わって行きたい。

度会を指名し、抽選の末に交渉権を得た。度会がベイスターズで躍動する日が楽しみだ。一方で、特に先発投手は来季に向けて大丈夫なのか不安が大きくなった。今後、来季に向けた陣容をどのように作り上げていくか注視して行きたい。

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