10/31 横浜DeNA5-13阪神@ハマスタ
井納が初回から陽川にグランドスラムを浴びるなど、一方的な展開。その中で、ロペスが11号ソロでNPBでの1000安打を達成。MLBとNPBの両方で1000安打を記録した外国人選手はロペスが初めてとなる。ワンサイドゲームではあったが、最後にオースティンの20号2ラン、藤川VS大和では、4号2ランが出るなど終盤に少しながら見せ場を作り、ロペスの感動のセレモニーに繋がった。
ポジ
外国人選手として初めてのMLBとNPBでの1000安打。MLBで1000安打を打つほどの実績がありながら来日し、日本でも長年に渡って活躍した証だ。
7点リードされた場面だったが、秋山のシュートが真ん中に入って来たところを完璧に捉えた。打った瞬間の当たりで、ベンチに向かって手を上げながら走り出した。ひとつの区切りとして意識してきたところだと思うので、喜びも大きいだろう。
試合後のセレモニーでは、親戚も含めた家族もビデオレターでメッセージを寄せ、涙が溢れる場面もあった。元チームメイトの長野、阿部に加え、海外からベントレやビスケルもコメントを寄せた。あと、現役メジャーリーガーのYoshiからも英語だかスペイン語みたいなのでメッセージが届いていたな。
ホントはもう少し早く達成できると思っていたが、夏場にファームで調整となり、シーズン最終盤となったが、偉業には変わりない。天野通訳を中心に作られたVTRも良かった。セミが鳴いている夏に準備していたのが分かる。
引退セレモニーのような感じになってしまったが、今年で引退しないよね?ベイスターズも手放したりしないよね?若いチームにまだまだロペスの存在は必要。雄洋がいなくなってしまうなら、尚更だ。
残り数試合だが、少し肩の荷が下りたチャモさんの活躍を見たい。ここに来てホームランのペースも上がっているし、まだまだできるというのを見せて欲しい。
オースティンが出場61試合目で20号に到達。120試合制でも40発に届いたくらいのペース。143試合ならソトを上回る45発も可能なペースだ。ただ、彼のプレースタイルからしても、ケガとは切り離せないが、ここ1ヶ月強は連続出場を続けており、10月はほぼフル出場だった。10月の成績は91-33で.363、11本、27打点と素晴らしい数字だった。.350の大島や10本、21打点の丸を抑えて月間MVPも狙えそうだ。
この試合は途中からワンサイドになってしまったが、若手の選手はその分、チャンスを得られた。
ルーキーの森はプロ初スタメン。バットでは4打数ノーヒットと結果が出なかった。また、守備でも肩を見たかったが、ショートゴロがないという珍しい試合になった。捕れないコースを打球が何本も抜けて行った。またスタメンのチャンスはあると思うので、次こそは攻守に光るものを見せて欲しい。
細川は5回に代打で三振に倒れたが、その後守備に就いた。6回はチャンスで見逃し三振。そこまで厳しいコースでもなく、フルカウントでストレートに合わせておかないのは理解できない。情けない打席だったが、9回に能見の初球ストレートを左中間に運んだ。前の打席の反省を生かせていたと思う。残り試合も少しでも来季の飛躍に繋がるものを得て欲しい。
昇格したものの全く出番を貰えていなかった宮本が、オースティンに代わってライトに入り、今季初打席でレフトへ巧く流してヒット。数少ない機会でアピールに成功した。佐野がいない分、神里も結果を出しているし、細川もいるのでなかなか機会は限られるが、確実にものにしていきたい。
ヤジ
立ち上がりから思ったところに投げられていない様子だった井納。勝負球もキレがないのか、打ち取れずファウルで逃げられてしまう。大山はフォークで三振を奪ったものの、サンズは早々に追い込みながら、勝負球が決まらずにフォークをレフト前へ持って行かれた。
満塁で陽川を迎え、3球目のスライダーがど真ん中に入り、完璧に捉えられた。打った瞬間というグランドスラム。いきなり4点は重すぎた。翌日も阪口の先発でリリーフが必要ということもあり、そのまま続投したが、3回にも陽川に2本目のソロを浴び5失点。最近は良い投球が続いていたのだが、差が大き過ぎる。悪いなりに何とかという投球が欲しかった。
2番手の武藤も苦しい投球になった。ブルペンデーの一番手の時は、上手くシュートを使いながら打ち取っていたのだが、井納が火を付けた打線を抑えるのは容易ではなかった。4回にサンズのタイムリーなどで2点を失い、5回は先頭の秋山に詰まりながらライト前に持って行かれ、苦しい投球になった。
近本から三振を奪いながら、小幡にストライクが入らず歩かせたことが傷を大きくしてしまった。マルテに粘られた末に歩かせ満塁。大山、サンズにタイムリーを浴びた後、再び満塁から木浪にも三塁線を破られて大量失点となった。ハマスタでの試合なだけに、もう少し何とか踏ん張って欲しかった。
キジ
3-13で迎えた9回は、今年限りで退団となる能見、引退を発表している藤川が、ハマスタ最後の登板となった。能見からは細川が二塁打を放ったが、藤川に対しては、森のところで代打に大和を起用する演出を見せたラミレス監督。
藤川と大和という元チームメイトの対決は、試合の勝敗とは別に直球勝負となった。2-1からの147キロストレートは真ん中に入り、強振した打球はレフトスタンドへの2ランとなった。今年は既にキャリアハイの3本を打っていた大和だが、ホームランはほとんどない打者。しかし、藤川ラストのハマスタで打つとは。これには藤川も真剣勝負に対して笑顔で感謝。点差的にも余裕があるため、阪神ファンからも拍手が起こっていた。
技術実証の2日目は土曜のデーゲームということで、24,537人が入場した。思ったよりも入ったという印象だ。最終日の日曜は、阪神が関東で今年最後の試合ということもあり、阪神ファンが多く来場するのではないかと思う。ベイスターズもホームは残り2試合ということで、見納めに来場するファンもいるのではないか。
先発はDeNAが阪口、阪神が高橋と始まる前から分が悪い感じはあるが、若手選手が少しでも活躍してくれたらと思う。明日の投稿は技術実証のレポートも兼ねてお送りできればと思う。
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