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柴田の打席が流れを変えてしまった、と思った

09/19 横浜DeNA7-1読売@ハマスタ

本当に野球は分からない。1点を返された直後の6回裏、1アウト満塁をあっさり逃し、7回表は回跨ぎの国吉が1アウト満塁の大ピンチで降板。柴田の打席で流れが変わってしまったなと思ったが、エスコバーがパーラを併殺打に取り、終わってみれば7-1の快勝。互いに満塁の好機をつぶし合い、結果そのままDeNAが勝ったという試合だった。

ポジ

初回慎重に入り好投した濵口

前回の中日戦は、初回から飛ばしてストレートが145キロ前後だった濵口だが、この試合では初回はストレートを目一杯投げるというよりも慎重にコースを突く意識だったように見えた。しかし、松原は慎重になり過ぎて歩かせてしまった。坂本には低めのストレートをきっちりセンターへ運ばれてピンチに。岡本はインサイドのストレートで詰まらせたが、意外と打球は伸びてフェンスギリギリだった。丸は2つボールが先行したが、スライダー3球で空振り三振に取った。

この日はスライダーがいいのかなという感じだった。2回はスライダーを巧く使いながら、チェンジアップで2つ三振を取った。初回を乗り越え、1点貰ったことで腕を振り切ることができるようになり、ストレートも147キロまで上がって来た。だからこそ変化球が効く。

3回にも2点の追加を貰った濵口は、20イニング以上無得点の読売に対して、2回から5回までパーフェクトピッチング。STAR SIDEの内野寄りのウィング席からだったので、コースは分からないが低めに集まっているのが見えた。コントロールもまとまっていたし、安心できる投球だった。

この日の勝利は濵口の好投がもたらしたものだが、やはり惜しいのは6回の投球。今季、鬼門となっている6回をまたも突破できず。この日の調子であれば、6回は投げ切って欲しかった。本人にも意識があるのか、代打のパーラを三振に取り、吉川尚も2球で追い込んだが、勝負球が決まらずに歩かせてしまった。松原に深めのライトフライを打たれた後、坂本に右中間を破られ、読売にとっては27イニングぶりの得点だった。

ここでラミレス監督がベンチを出て降板となった。岡本に対しては2打席ともレフトフライに抑えてはいたが、フェンス間際まで飛ばされており、同点2ランもよぎる。ここでの交代はやむを得ないだろう。5回2/3、92球での降板となったが、本人も手応えのある登板だっただろう。

オトコハダマッテ、ナゲルダケ

この試合のターニングポイントは、当然、エスコバーがパーラを併殺打に取ったシーンだ。その前の6回に1アウト満塁から柴田、戸柱がいずれも初球を打ち上げて無得点。流れが読売に行っている中で、回跨ぎとなった国吉が1アウト満塁のピンチを作って降板。パーラに対してエスコバーを投入した。

2球で追い込んだが、パーラがファウルで粘り、6球目のスライダーを何とか当てたという打球はエスコバーが膝を付いて捕球。そのままの体勢でホームへ送球し、戸柱から一塁へ転送されて併殺が完成した。これにはさすがに「危ない投げ方」と声が出てしまった。

ここで併殺が取れたことは大きいなんてもんじゃない。1点は当然、同点で止まってくれればなと思っていたところが無失点で脱出できた。ただ、この場面は絶対にホームでひとつ取らなければならない場面。ホームへの送球にミスがあったら、致命的なプレーになる。結果、併殺が取れたのは最高だが、あんな危ない投げ方をする場面じゃない。実際、送球は山なりで少し高かった。結果オーライで雑なプレーを放置していたら、いつか痛い目に遭う。もっとも、ああいう膝を付いた状態からの送球を練習しているなら文句はないが。

それにしても、エスコバーの活躍は大きかった。この試合はヒーローインタビューの候補はたくさんいたが、濵口、ソト、佐野ではなくエスコバーというのは、納得の人選だった。「オトコハダマッテ、ナゲルダケ」が2度も飛び出した。昨年の8月に初めて言った時も現地で観ていたが、これは笑ってしまう。既に42試合目で、本当によく投げてくれている。今季はまだ勝利は付いていないが、たまにはヒーローとして脚光を浴びてもいいはずだ。

観客を、風を味方に一発攻勢

初回に梶谷がエラーで出塁し、盗塁。しかし、ソト、オースティンと連続三振だったが、4番佐野がきっちりタイムリーで先制。チームとして流れを掴んだ。

3回は、梶谷がライトスタンドへ前日と同じようなホームラン。このホームランの方が飛距離が出ていたが、高く上がった分、だいぶ風に押された気がする。この日から13,000人強が入ったファンの後押しか。そして、ソトが2者連続ホームラン。低めのストレートを振り抜いた打球は、弾丸ライナーの物凄い速さでレフトスタンドに突き刺さった。来日100号のメモリアルなホームランだった。スタンドはオースティンに3者連続ホームランを期待したが、あえなく三振。ストレートは見極められるが、低めの落ちる球が全く見られない。

エスコバーがピンチを切り抜けた後の7回裏、梶谷の2ランで貴重な追加点。2本目は打った瞬間という完璧な当たりだった。そして、オースティンは桜井の真ん中に入った変化球を二塁打。読売としては、彼は寝たままにしたかっただろうから、この一打は痛い。そして、佐野がインコースを巧く捌いてライトスタンドへ2ラン。2ラン2発で試合を決めた。

実は、この2発は濱星楼のモニターで見ていた。試合前、濱星楼があまりにも混んでいたので、試合中に買いに行こうと思っていた。展開的になかなか行けず、エスコバーがピンチを断ったところで、終盤の緊迫したリリーフ対決に備えて腹ごしらえをしようと思って、濱星楼へ行っていた。まさか8番からの打順で4点入るとは思わなかった。でも、ありがたい2発だった。

ヤジ

6回裏に柴田が初球、キャッチャーファウルフライを上げた時は終わったかと思った。ネクストに戸柱がいるのが見えていたから。読売が大江に代えて来るのは分かっていたはずだと思うが、戸柱だともう代打の代打を出すことができない。仮に山下を出していたとして、大江に対しての右打者は蝦名と伊藤裕。このところ打っている蝦名とは言え、うーんというところ。左対左と分かっていてもチャンスに強い(とラミレス監督は思っている)戸柱を選択したか。

左投手はそんなに打っていない中井をスタメンに使ってしまったのが良くなかった。どうせ、中井は読売戦で打つ(という決めつけ)と、せいぜいハマスタでの打率が非常に良いという点だけだろう。大和がいないことが響いたか。

惜しい点、危ない点はあったが、終わってみれば快勝で素晴らしいゲームを見ることができた。

キジ

大きなチャンスをいずれも初球ポップフライという最悪な形で逃し、直後に大ピンチを迎えながら、よく凌いだと思う。普通あの流れだったら逆転されている。9月は10勝1敗という一気のスパートでマジックを点灯させた読売も、前の2試合は完封負けと少し揺り戻しが来ているのかも知れない。先週までの勢いだったら、ひっくり返されていただろう。

今季初めて外野席、ウィング席に観客が入り、13,106人の観衆が後押ししたことも勝利に繋がったのかもしれない。もともと5,000人のつもりで売り出し、追加販売されたのは2日前。さらに、当初発売した座席の間に新たな観客は入れないというアナウンスだったので、緩和された上限である16,000人に到達しないことは分かっていた。そこまで行くのは10月の試合になるだろう。

ただ、この試合も当日にチケットは残っていたし、20日の試合もSTAR SIDEを中心にかなり残っている。急に決まったことだし、天気の予報も良くないので、19日同様に完売しないと予想される。

20日は大貫とメルセデスが予告先発として発表されたが、メルセデスが肘の違和感を訴えたということで、畠が代わって先発する。ルール上、メルセデスはベンチ入りしなければならない為、20日に登録抹消はできない。投げられない投手を1人ベンチに入れた上で、誰かの登録を外さなければならない。まだまだゲーム差は離れており、マジックも点灯しているので余裕はあるが、戸郷が打ち込まれ、アクシデントが発生。3試合で1得点24失点での3連敗。ほんの少しだけ、おや?というものが生まれつつある。嫌な感じを抱かせるには3つ目も取ることが必須。天気が微妙だが、開催できるようだったら、全力で勝ちに行ってもらいたい。

オマケ

いつものことだが、試合はサラっと書こうとしたのだが、既に長文となっている。ポジの見出しが3つになった時点でヤバいと思ったのだが。

ここからは、ついにオープンしたレフト側のウィング席、THE WING STAR SIDEの初観戦レポート。写真を中心にお届け。

9月29日にオープンする新しい&9
ついに外野がオープン!
半年の時を経てやっと配布されたペーパークラフト
3月7日に受け取るはずだったがやっと入手
ウィング席へ上がる階段にはスローガン
床にはTHE WING STAR SIDE

BAYSIDE同様、長い階段を上がるとウィング席のコンコースにでる。ここに新たにオープンした濱星楼がある。中華街監修の料理があるということで、地域に密着した施設になっている。

ここは前日にオープンしていたが大盛況。ちょっと密が気になる
コンコースから三塁方向を撮影。スロープを上がったところのゲート
ウィングの車椅子席からバックスクリーン方向
一番外野寄りからグラウンドを見下ろす。ライト側同様に高い
ウィングフロントはこんな視点。これはBAYSIDEと同じ
NPB通算100号を放ったソト(遠い)
怪しい雲が見えるが雨は全く降らず、涼しい風も。
7回裏の攻撃を全て犠牲にした濱星楼のエビチリとえびせんべい
直立不動の99と44
この日は風がSTAR SIDE方向だったので煙が来てしまった
最後にもう一度高さ確認

新生ハマスタの最後を飾るTHE WING STAR SIDEのオープン。BAY SIDEで慣れている分、高さや座席幅などは新鮮という感じはないが、こちら側の上空から見るハマスタもまた良し。そして、デーゲームだったこの日、日が当たらずに暑くないし眩しくもないということで、なかなか良かった。

その代わり、BAY SIDEに比べるとかなりビジターチームのファンも多い印象。最初、拍手が起きているからストライクかと思ったらボールだった。内野寄りに座っていたのだが、もっと外野寄りだと通常応援になった場合は、ビジター感が出るかも知れない。

5,000人の観客が初めて入った7月の読売戦もハマスタに行ったが、リモート応援もなくて本当に静かで味気なかったが、たくさんの人が入り、手拍子も大きくてやっと観戦に来た感が出て来た。安心して球場に行ける状況ではないが、球団も苦しい中でルールに則って最大限の努力をしている。チアチームはウィング席でのダンスからグラウンドに変わったが、依然として外野を中心としていて、ヤクルトのチアがベンチ前でパフォーマンスをしていたのよりも、厳しい制限でやっている。分散退場はまだ改善の余地がありそうだが、やれる範囲でやっていくしかないと思う。

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