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涌井に6回まで2安打 大貫は1球に泣く

09/12 横浜DeNA1-3中日(ハマスタ)

涌井と大貫の投げ合いで進んだ試合は、6回に石川昂の2ランで先制を許す。打線は涌井の前に6回2安打。フェリス、松山からも得点を奪えず、9回には上茶谷がビシエドのソロで追加点を奪われる。9回、マルティネスから佐野のタイムリーで1点を返すも、後続が断たれた。

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ポジ [Good]

8月5日以来、約1か月ぶりの先発となった大貫が、6回2失点とまずまずの投球を見せた。多彩な変化球を駆使し、ストライクゾーンを広く使い、的を絞らせなかった。

立ち上がりの1、2回はいずれも得点圏に走者を背負ったが、後続を断った。3回を三者凡退に抑え、4回は2アウトからヒットを許したが、5回を再び三者凡退。涌井と投げ合いとなり、我慢比べになってきた。

6回、1アウトからブライトにヒットを打たれた。カリステにはスプリットが浮いていたが、ファウルになった。最後は8球目の低めのスライダーに合わせるだけとなり、センターフライ。続く石川昂に対して、山本はその前のスライダーのイメージでサインを出したのかも知れないが、中へ入って捉えられた。

低めには来ていたが、一発のある打者の初球、もっと注意が必要だった。大貫にとってはこの1球が命取りになってしまった。とは言え、6回2失点は及第点。6回裏の打順が大貫からで、2点を取られたところで代打するしかなかった。東、今永クラスならそのまま打席もあり得た。そういった信頼をもらえるように、今後も安定感のある投球を続けて行くしかない。

44イニングを投げて自責点は僅かに1、防御率0.20という見たことがない数字を誇るマルティネスに対して、先頭の関根がセンターの右へ打ち返し、二塁打。代打の桑原は、ストレートへの強さを期待されての打席だったが、当然相手も変化球で攻めてくる。バントのようなピッチャーゴロが進塁打となり、1アウト3塁から佐野がレフト前タイムリーで1点を返した。

それまでの自責点は、広島の西川のホームランによるもので、タイムリーヒットを打たれたのは、9月にしてこれが初めてだった。真ん中だったが156キロのストレートを弾き返した佐野は見事だった。2点でも厳しいと思っていたが、ビシエドのソロで3点差になっていた。それでも、こういうこともあるので、あきらめの悪いベイスターズは、1点でも少なく抑えて行くしかない。

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ヤジ [Bad]

涌井は試合前の時点で4勝12敗。打線の援護に恵まれない登板も多いが、シーズンの防御率も4点台半ばで、打ち込まれることも目に付く。セ・リーグのビジター球場では、東京Dで9.00、甲子園は8.59、マツダは7.20とかなり炎上している数字が並ぶ。神宮での登板はなく、ヤクルト主催の松山で1.80がある。

高校時代に活躍を見せたハマスタでは、0勝2敗ではあったが、防御率は3点台とまずまず。やはり投げやすいのだろうか。この日は、低めにしっかりとコントロールし、キレのあるストレートで詰まらせた。

ベイスターズの打者も捉えたと思った打球が伸びないというシーンがいくつかあった。とは言え、5回1アウトまでパーフェクトピッチングというのはさすがにどうだろうか。

5回、宮崎と大和の連打でようやくチャンスを作るも、伊藤が三振。知野はインサイド高めのストレートを捉えたかに見えたが、ブライトが追い付きレフトフライ。少し芯を外しており、詰まった分打球にラインドライブがかからなかった。かかり過ぎるとファウルになるが、ある程度かかっていればブライトも追いつけずレフト線へ落ちただろう。惜しい打球だった。

涌井にはこのワンチャンスしか作れず、2点を先制された後の6回もきっちり三者凡退に抑えられた。7回はフェリスにクリーンアップがねじ伏せられた。防御率が0点台に突入した松山から、藤田が執念の内野安打を放ったが、ここも後続はなかった。

相手の先発投手を捉えられず、1球のミスで一発を浴びての敗戦。現状の中日は連打が続くような雰囲気はないので、残り試合も一発には気を付けたい。

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キジ [Other]

14勝5敗と大きく勝ち越している中日戦。引き分けを挟んで連敗中ということもあり、一気に3つ取って2位へ前進したいところだったが、4勝12敗の涌井がベテランの味を出し、打線が封じ込まれた。

久しぶりの先発となった大貫もまずまずの投球だったが、1球に泣く形になった。中日は、クローザーは言うまでもなく歴史的安定感で、その前を投げる松山、フェリスと揃って来ている。先発投手から得点を取らないと終盤は厳しい戦いになる。そうした中で6回まで2安打に抑えられては負けパターンになってしまう。

13日は今永が先発する。8月以降は5点台の防御率で勝てていない。前回は5回までは踏ん張っていたが、6回に途中交代で3失点。変化球が良くないので、慎重になって球数が嵩んでいる。今永らしい攻めの投球が見たいところ。

中日はトミージョン手術から復帰した梅津が2度目の先発となる。前回は敗戦投手にはなっているが5回1失点(自責0)と好投を見せた。2度目の登板はどうだろうか。前回対戦もかなり前で、術後のボールは変わっているだろう。前回投球のデータはあるだろうが、初対戦という形で各打者が感じて、攻略するしかない。

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