NPBは、8月4日にセ・リーグにおいて2027年シーズンからDH制を採用することを発表した。また、リプレーセンター(仮)を設置し、NPB全試合のリプレー検証を1箇所で判定することを検討中と報道された。後者は正式決定ではないが、この2点について読者からのアンケートを交えて考えてみたい。
1. セ・リーグのDH制採用の賛否

こちらは8割が賛成となった。長年パ・リーグだけが採用しているルールだったが、MLBにおいてもナショナルリーグでの採用により両リーグが統一された。セ・リーグでも採用を望む声が高まっていたが、ここに来て東京六大学野球、さらには高校野球のセンバツでも採用する動きになり、より一層高まった。管理人もこれは賛成。
2. DH制の開始時期

2025年8月に導入は決定したが、セ・リーグ各チームにおいてDH制を前提とした戦力を構成するための準備期間を考慮し、2027年シーズンからの採用で正式決定した。時期については2026年から開始すべきという意見が過半数を超えた。
今年はそうでもなかったが、ベイスターズは昨年DH制を採用した試合で無類の強さを見せた。現状で、オースティン、フォード、ビシエドとファースト専任の選手がダブついていること、宮崎や筒香など守備に就いてフル出場するには厳しくなっているベテランがいることから、一日も早くDH制が欲しいという気持ちが表れているのかも知れない。管理人も同意見で、僅か9試合ではあるがDH制を使う試合が既にあり、1年空けたところで具体的に何か戦力構成が変わるのかは疑問。
3. リプレーセンター(仮)の設置の賛否

こちらは賛成が97.5%と圧倒した。現状のリプレー検証は、グラウンドにいる審判が中継映像を見て判定するもので、ありものを使って出来る範囲という条件で始めたものだが、その精度については問題視されることが度々あった。MLBのチャレンジの質が高いだけに比べた時に大きく見劣りするものになっている。
リプレーセンター(仮)は、各球場で審判が一度ネット裏に引き揚げて映像を確認して戻る分、負荷が高く時間もかかっていることから集約するというものであり、現状のリプレー検証が大きく変わるものではない。ただ、MLBのような検証に向けた第一歩にはなると思うので、将来性は期待している。
4. 今後のリプレー検証で最重視すべき点

前述の通り、リプレーセンター(仮)ができてもリプレー検証そのものの質がすぐに上がるわけではないと思う。今後の検証において最重視すべき点は、カメラの増設がダントツだった。東京ドームやPayPayドームはカメラが充実しているが、ハマスタ、マツダは少ない、分かりづらいなど球場による格差が明らかにあったので、水準を合わせて行く必要がある。
現状は中継映像を使っているので、テレビ中継としてもそこまで大量に増やすことは製作費の関係から難しいだろう。リプレー検証のためのカメラをNPBが導入する必要があり、費用負担も含めてどうするのか今後検討が必要になるだろう。
2位はAIで判定する。人間が見た場合の正確性には限界があり、特にストライクゾーンなどはブレが大きい。AIが判定した方が正確かつ統一した判定になるだろう。その他でわざわざ「全てAIで」と書いていただいた方もいるが、公平性、正確性を求めたいという気持ちだろう。AIが判定するには、まずカメラの増設も必要で、AI判定が試合のテンポに影響を与えないことも重要。
3番目の審判ではなく専門職というのは、MLBに近づく形になる。現状検討しているのは、リプレーセンター(仮)で集約して審判が判定するというもののようだが、その先にカメラ増設や最新技術を使って専門職が判定するようになれば。そして、技術的に可能ならAIも。
そして、今回は他の選択肢に比べると少なくなったが、ハーフスイングなどリクエスト対象でないプレーでも誤審は起きているので、こちらの改善にも繋げて欲しい。
5. DH制についての意見
投手の打席は野球の面白さの一つ、終盤に投手に打順が回った時の駆け引きを楽しむことができなくなる、野球は9人でやるものという意見がありながら、時代の流れとして賛成に回っている人も多く見受けられた。
一方で、ここ数年の投高打低により投手が打席に入らなくなることで得点が入りやすくなることを期待する声が大きい。そして、守備に難があるが打てるという選手を多く見られるのは楽しみという意見があった。
既にさまざまなところで言われている通り、投手が打撃、走塁をしなくなることでケガのリスクを抑えられ、投球に集中することでよりパフォーマンスが上がることが期待される。そして、好投していても中盤~終盤にチャンスで打席が回ると代打で交代してしまうことがあるが、DH制ならそういった影響を受けずに続投できる。一方で、逆に代え時が難しくなるという意見もあった。
国際試合でもDH制が採用されているので、標準化という意味でも必要なこと。大谷ルールも採用されるので、二刀流を目指す選手は投手として投げつつDHで打席に立てる。投手もやって外野などの守備に就くのは体力的にもなかなか厳しいと思うので、ここはメリットだろう。ただ、パ・リーグでもそういう選手は出て来ていないので、大谷が異次元であり現実は難しい。
すぐにでも採用すべきという意見が多いが、2026年は投手も打席に立つ9人野球のラストシーズンということで楽しめればと思う。
6. リプレー検証についての意見
こちらはさまざまな意見が出たので、Chat GPTにまとめてもらった。大きく4つのグループに分かれる。
①審判の誤審対策としてAI・テクノロジーの導入を推進すべき
AIによるストライク・ボールやアウト・セーフの判定導入を望む声。判定時間の短縮、試合テンポ改善、進歩感による新規ファン獲得効果にも期待。MLBでも導入例があり、NPBも実施可能との意見。ストライクゾーンの三次元計測やハーフスイング判定の精度向上を求める声が多い。
② カメラ台数・映像設備の強化が最優先
特に横浜スタジアム(ハマスタ)やマツダスタジアム(ズムスタ)はカメラが少なく、リプレー検証の精度が低いとの指摘。球場間でカメラ設置数に差があるのは不公平で、まずは設備面を平等化すべきという意見。資金力の差を埋めるため、AI判定とカメラ増設を組み合わせる案もある。
③ 検証対象や制度の拡大
ハーフスイングやバントのスイング判定もリクエスト対象に含めるべき。ホームラン判定など現行ルール外のケースでも明らかな誤審があり、対象拡大は必須との意見。公正な判定のために第三者機関や専門家がリプレーセンターで判断する方式を望む声も。
④ 現状肯定・慎重派の意見
審判の質は改善されており、現状でも十分との見方。リプレーやAI判定の拡大はテンポ悪化や野球らしさの損失につながる懸念。人間の審判をベースにし、AIは補助的に使うべきという立場。
7. その他メッセージ
今回も暖かい励ましの声を多数いただき感謝します。全て読ませていただきました。体調をお気遣いいただく声が多かったですが、自分のペースで長く続けて行きたいと思います。
「出来れば一度、飲み屋で語り合いたいです。(笑)」、ホントにそうですね。
今回も多くの方にご協力をいただき、ありがとうございました。


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