オールスターは史上初の中止、日程も練り直し

NPBは、2020年のオールスターは史上初となる中止を決定した。また、最速6月19日を開幕日として準備を進めて行くことを明らかにした。開幕前には2週間ほどの実戦を組む予定。開幕後の日程についても、当初の日程をそのまま無観客試合とするのではなく、移動が極力少なくなるよう検討していく方針。

オールスター

1951年に始まったオールスターゲームは、今年が第70回のアニバーサリーでもあった。7月19日にPayPayドーム、20日にナゴヤドームで開催され、21日から8月13日までのオリンピックによるプロ野球中断に突入する予定だった。

開幕が6月末あるいは7月頭という状況においては、選手の選抜などを考えると例年の時期に開催することは不可能。時期をずらして開催することも考えられるが、レギュラーシーズンの公式戦がどれだけできるのかという状況下、一部の選手だけが出場する試合の為に貴重な日程に中断を挟むわけにもいかない。

また、移動という面でも、各チームの本拠地から福岡、名古屋に選手や関係者が集結することになる。無観客試合で開催しても、感染リスクは他の試合より高まる。

フレッシュオールスターも同様に中止が決定。今年に限っては、残念だがレギュラーシーズンをどれだけ見られるかという状況なだけに仕方ないだろう。

開幕までの日程

14日に39県で緊急事態宣言が解除されたが、残り8都道府県にほとんどのプロ野球本拠地がある。18日の週から全体練習を再開する見込みのようだが、現実的なのだろうか。8都道府県の解除判断は21日とされている。

まだ何ら正式決定したものではなく、構想レベルだろうが、19日あたりから各球団で全体練習を開始し、26日ごろから紅白戦などによって実戦を行うことで、6月から練習試合を組んで開幕に備えるというものだ。

開幕日は6月19日が最速だが、26日、7月3日も想定しているようなので、地域による格差が出ないよう、全体練習や紅白戦などを行う日程が見通せた段階で、開幕日を決めて行くのだろう。全体練習さえも5月中にできなければ、7月3日開幕もあるということだろう。

早ければ22日に開幕日が決定する。当初の3月20日を延期し、4月24日を目標としていたが、緊急事態宣言により目標日すら設定できない状況が続いていたが、新たなターゲットを置くことができるか。21日に行われる8都道府県の判断状況にもよるだろう。大阪は独自の出口戦略を打ち出しているので、ネックとなるのは東京都を中心とした首都圏になるのではないか。21日までの状況を見ながら、政府の判断を踏まえた上で22日にも開幕日が発表されることになるだろう。

開幕日が決定すれば、その前2週間ほどで対外試合が組まれることになる。ここでも移動を最小限にするため、近隣のチームとの試合を中心に組むなどが考えられる。イースタン、ウエスタンというのが基本的な考え方にもなるが、7球団と5球団になっており、週6試合組むためには、より多くの移動が発生する。このあたりをどうするか。

開幕後の日程

当初の日程で地方球場で組まれていた試合を、本拠地での開催に変更する発表をしていたが、どうやら当初の日程をそのままというわけにはいかないかも知れない。

セ・リーグは東京近郊、パ・リーグは大阪近郊に集合し、移動を極力なくした開催という案もあるようだが、都道府県で見れば、人口が多いこともあるが、感染者が1位、2位の場所に集合するのも良いとは思えない。

1カードを6連戦にしたり、3連戦でも移動が少しでも効率的になるような日程を考えているようだ。関東のチームであれば、マツダの3連戦の後はホームではなく、甲子園かナゴヤドームの3連戦とする。関東以外のチームであれば、神宮の後は東京ドームかハマスタにするといった感じだ。

クライマックスシリーズ(CS)については、現時点でまだ中止が決定されていない。6月19日に開幕したとしても、11月末までに日本シリーズを終えるには120試合程度しか開催できないと見られており、その試合数を削ってまでCSを実施することには疑問がある。

個人的には、CSは消化試合の減少やCSの試合自体の緊張感を考慮すると、賛成派なので、可能な限りはCSを開催して欲しいと思っているが、レギュラーシーズンが120試合以下となるのであれば、優先度は下がると考えている。ファーストステージ1試合、ファイナルステージ3試合という縮小開催にするなら、中止で良いと思う。

日程を組んで開幕できたとしても、開幕後の選手の感染、特にクラスターのように複数名が感染した場合にどうするのか、緊急事態宣言が再び発令された場合にどうするのか、など細かい部分も詰めておく必要がある。

DeNAの南場オーナーが議長を務めたオーナー会議でも、球団経営に「かつてない危機と言える状況」という話が出ている。日常を取り戻す象徴としてプロ野球の試合を国民に届けるという思いもあるが、野球なんかやっている場合ではない、野球によって感染が広がったという世論の風潮を避けたい思いもあるようで、これから1ヶ月、さらなる綿密な準備を進めるとともに、国内の感染状況、世論なども見つつ開幕までのカウントダウンが進んでいくことになりそうだ。

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