03/05 WBC 2009 第1ラウンドA組 日本4-0中国(東京ドーム)
日本は先発のダルビッシュが4回までノーヒットの投球。1四球だけに抑える好投でチームに流れを呼んだ。3回、村田が2ランなどで3点を先制すると、6回にも連続四球から1点を追加した。2番手は涌井が2イニングを1安打に抑え、山口、田中、馬原、藤川と繋ぎ完封リレーで初戦を飾った。
村田に幸先の良い一発が飛び出す
よくやってくれました。
初回も2アウト2、3塁のチャンスで、2球目の変化球がド真ん中に入ってきたところを強振。「いったぁ!」という当たりだったが、真芯に当たり過ぎて、打球が切れてしまった。ちょっと詰まった方が良かった。
結局、ライトへこすった当たりのフライに倒れ、チャンスを潰してしまった。
中国相手に2回まで0-0。何となく初戦の重い雰囲気に押し潰されそうな感じがしたところで、中島の足と青木のヒットに、相手のエラーが絡んで先制。その後に飛び出した村田の2ランは価値があった。
ホームランバッターとして、何よりも欲しい1号という結果。これで村田も楽に入って行けるのではないか。怖いのは、コレで味をしめて大振りになること。
4打席目は、少なくとも四球を選んで欲しかった。あそこで三振では、満点はあげられない。ただ、今日は守備でもいいプレーがあった。絶好のスタートが切れたのではないか。
試合としては、先発のダルビッシュが、強化試合の不安を一掃する投球。まだ日本の公式戦のレベルまではいかないが、本来の投球に近づいている。アメリカラウンドで更に調子を上げて欲しい。
ダルビッシュが先制点を許していると、中国戦とは言え、危ない雰囲気なるところだった。そういう意味で、味方が点を取るまでノーヒットに抑えた投球は大きかった。
今日は球数も4回46球と理想的。余力を残しての交代。ルール上、次の試合でも投げられるが、アメリカラウンドの初戦に備えて欲しいかな。でも、4試合やることになれば、使わざるを得ないのではないか。
涌井は、若干コントロールを乱していたが、シュートで詰まらせることができた。まずまずだろう。山口、田中も含め、初出場組がまずは一歩踏み出せたのは良かった。藤川がちょっと不安かな。大事な1点差の最終回に出すと怖いかも。やっぱり国際大会はイマイチだな。今日は投手陣がスキのない投球をしてくれたので、完勝だった。
しかし、打線は不安になる。中国も前回大会よりはレベルが上がっているし、ここで10点20点取ったから優勝まで行けるものではないが、もう少し得点できても良かった試合。
中国の投手も、ストレートのスピードは130キロ前後だが、変則的な投げ方であったり、良い変化球を持っていたりと、それなりに武器がある投手だった。打ちにくい面はあったと思う。メジャーにいる選手よりも情報が少なそうだし。
でも、今後も初対戦の投手から打っていかなきゃいけないんだし、それなりの順応性を見せて欲しかった。そのあたり、青木はさすが。
イチローは5タコか。まぁ、昨日も書いた通り、第1ラウンドはそれほど打てなくても、他の選手が何とかしてくれるかな。それが、今日は村田であり、青木だった。
しかし、7番から1番のメジャー4人組で12打数ノーヒットだった。4打席全て四球だった福留はボールが見えていそうだが、ちょっとこれではマズい。
国際大会に強いイメージの川崎を使いたい。世界からも注目されるイチローは、別格としても、岩村は固定で使うほどとは思わない。去年レイズをワールドシリーズに導いたとは言え、ちょっと買いかぶり過ぎでは。
韓国戦(まだ決まっていないけど)では左投手が先発するようなので、片岡を使うかも知れないね。
9 イチロー 6 中島 7 青木 D 稲葉 5 村田 3 小笠原 8 福留 2 城島 4 片岡
7番に内川という選択肢があるかどうか。
初戦ということで、硬さはあったと思うが、ちょっと攻撃面でこれで大丈夫か?と思ってしまう試合だった。ただ、コールドの大味な試合になるよりも、緊張感を持続して次へ臨めるし、投手も試運転できたので良かったと考えたい。得失点差で決まることはないんだし。
3/7(土)、最高の試合をして、まずはアメリカ行きを決めたい。
今日の○×
◎ | ダルビッシュ 村田 青木 |
○ | 涌井 中島 |
△ | 藤川 |
× | イチロー 城島 岩村 |
藤川は、そんなに悪いわけではないが、JAPANの守護神として、中国相手ならもっと圧倒的に締めて欲しかった。期待が高過ぎた?
コメント
Unknown
藤川にはがんばってもらいたいですね