現在までの観客動員(新潟1試合を含む)と今後の想定は下表の通り。今のペースで行けば、1978年に開場した横浜スタジアムで初めての観客動員200万人を突破する。実数発表になった2005年以降に限らず、1998年の185万人も凌ぐ数字になる。
1試合平均は28,164人
試合数 | 観衆合計 | 1試合平均 | |
9/6時点 | 63 | 1,774,318 | 28,164 |
残り | 9 | 253,474 | 28,164 |
合計 | 72 | 2,027,792 | 28,164 |
残りの9試合もベイチケで見る限りはほとんど残席がなく、ここからよほど雨で中止となり、試合日程が延び延びならない限り、届く数字ではないか。来年からバックネット後方の高層階とライト側ウイングが増席予定だが、それよりも前に達成することになる。
パーティースカイデッキ、リビングボックスシートなどへの置き換えによる座席減やスカイバーカウンター設置に伴う立ち見席の減少で、数年前からハマスタは座席が1000以上減っている中で、これだけの観客動員はホントに考えられない。
今季の最大人数が28,964人だから、平均が28,164人というのがどれだけ凄いことか。交流戦での2試合の中止があり、2万人程度しか入らなかったというのを除けば、ほとんど毎試合満員ということになる。稼働率が97.2%となっており、これ以上の動員ができないくらいだ。
中畑監督の就任、地域密着が結実も
横浜DeNAベイスターズとなり、中畑監督が就任。チームは試合以外のところでも話題を集め、人々から注目された。中畑監督の姿でファンになった人、野球をしばらく見ていなかった人も取り込み、年々動員は増えていった。
球団が進める「I ☆ YOKOHAMA」に象徴される地域密着の取り組みも効果が非常に高い。DeNAの初期は、市内の子供を招待したり、人を呼んで埋めていた感じがあったが、今やチケットがあっという間に完売して買えないほど。
ただ、ここまでの状況は、2016年に念願のクライマックスシリーズに初出場。昨年は2年連続出場に加えて、勝ち抜いて日本シリーズに進出するというチームとしての好成績も盛り上がる要因となっている。
今年、クライマックスシリーズ進出を逃し、再び低迷した時にこの観客動員が維持できるのかは未知数。球団も勝敗以外の楽しみを、ということでさまざまなイベントや演出を展開しているが、やはりスポーツ観戦に勝ち負けは重要なファクターであることは間違いない。
残り試合、どんな結果になり、どのように来年を迎えていくのか。2020年に向けて変わっていき、盛り上がるハマスタで、ベイスターズはどれだけ輝き、人々を集めるのか。重要な局面を迎えている。
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