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オースティンは23番!ローズの再来なるか

オースティンとピープルズの入団会見が行われた。未発表だった背番号は、オースティンが23、ピープルズが45と発表された。

23番の白人系助っ人と言えば、ボビー・ローズ。球団史上最高の外国人選手が付けた番号は、期待の表れでもあると思う。ローズとはタイプが少し違うと思うけどね。もちろんロペスにもまだ健在な姿を見せてもらいたいが、ソト、オースティンのラインナップを現実的に考えているのかな。

これからキャンプ、練習試合、オープン戦でどんなバッティングを見せるかだけど、ロマック、シリアコの件もあるので、開幕してみないと分からないね。ほとんど期待ゼロだったソトが5月に上がってきてから、これだけ打つし。アメリカでの実績、年俸や背番号などの評価からすると開幕1軍に入ってもらわなければならないレベルだが、他のメンバーが良いなら、ファームで日本に慣れるというのも最悪アリか。

ヤンキースのメガプロスペクトだったというオースティン。打球の強さ、飛距離は凄いものを持っている。問題は、日本の投手はコントロールが良く、変化球が多いので、バットに当たるかというところになってくるだろう。いずれにせよ、どこかで我慢して使わなければ、そう簡単にはいかないだろう。そうなって来ると、守備がどれだけできるか。守備が及第点であれば、まだ我慢して使えるが、守備が悪いと我慢できる時間が減って来る。キャンプではそこを見たい。

ロペスが今季、どのくらいベンチ入りを果たせるかによるが、145日登録されればFA権を取得する。そうなると、来季も現役続行の場合は外国人枠から外れる。そうした時に来季、新しく外国人を獲得するより、今年から期待できる選手を獲得して、日本に慣れてもらうのがベター。オースティンは1年契約ということだが、実は球団がオプション持っていないかな、と。過去にも実は複数年だったということはあった。1年目に年俸をかなり抑えていると単年だろうが、推定1憶とそこそこ出しているからね。

オースティンがロペス、あるいはアクシデントがあればソトと併用されながら、ある程度結果を出して来季も残留というのが良い形なのかな。

一方、ピープルズはバリオスに代わる先発のバックアップを期待。もちろん、打線の状況やエスコバー、パットンの調子によってはローテ入りがないわけではない。特に、昨年も全く揃わなかった先発ローテなだけに活躍の場は間違いなく出てくるだろう。

開幕ローテには、他の選手次第なところがあるが、2軍スタートだったとしても、きっちり準備していてくれれば心強い。ベイスターズのローテで1年間回れそうなのが今永くらいなので、状況によってはパットンかエスコバーを抹消してピープルズを上げるという10日サイクルもありうるんじゃないかな。

今年はシーズンも長いし、バックアップ要員はしっかりと準備しておいた方がいい。そういうリスクマネジメントも含め、外国人選手6人の体制を取っているのだろう。何度か書いた通り、この6人で4枠をハイレベルで争ってくれれば、昨年よりは戦力アップとなるだろう。

ケガももちろん想定されるが、そうでなくても、チーム状況でどこが弱いかによって4枠の使い方を変えることができる。筒香が抜け、代わりとして期待している佐野を始め、細川、伊藤裕も含めて不発に終わった場合、昨年に比べて打線の弱さが出ることもあるだろう。

国吉、石田あたりが頑張って昨年は何とか乗り切ったが、三上や砂田の復活もなく、彼らが不振になると、リリーフが不足することになるだろうし、一番現実的なのは先発の崩壊だろう。今永以外誰もいなくなったとか、逆にその今永にアクシデントが、とか。

打線が弱い  →ソト、ロペス、オースティン、エスコバー
リリーフが不足→ソト、ロペス(オースティン)、エスコバー、パットン
先発が崩壊  →ソト、ロペス(オースティン)、エスコバー、ピープルズ

一例だが、4枠を効率的に使って、6人で最大限の力を発揮してもらいたい。昨年はパットンが骨折で抜けてもバリオスがすぐに上がれる状態ではなく、4枠を使い切っていない期間もあった。新外国人は未知で、戦力として過度な期待はできないが、活躍した時の爆発力も大きい。

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