2019年最終戦　貯金2の2位

先発の今永は、3回まで1安打に抑えていたが、4回1アウトからコントロールを乱し、福留と大山を歩かせた。糸原のラッキーな内野安打で満塁となり、中谷に2点タイムリーを打たれると、木浪のスクイズと梅野のタイムリーでこの回4点。今永は7回途中までで7失点とCSに不安を残した。打線は8安打を放つもチャンスで一打が出ず完封リレーを許した。

ポジ

そこそこヒットは出たが、ポジと言えるものはなかったね。

ヤジ

ベイスターズにとっては、順位も決まっているので、勝敗は関係のない試合。ただ、だからと言ってこんな試合をしていては、1週間後のCSで急にちゃんと戦えるとは思えない。

序盤からチャンスがありながら、3併殺の拙攻。阪神と同じ8安打なのに、0-7。何度も見た光景だが、ホントに酷いね。消化試合だから、と言ってもこの試合はほぼベストメンバーを最後まで使った試合だからね、これで完封負けというのはちょっと。阪神戦は2試合連続の完封負け。

今永は、最初から三振狙いになるから、球数がかさむであろうことは予測された。だが、そもそも調子もそんなに良くなかったかな。

4回、福留に際どいコースをボールと判定され、これがちょっと尾を引いた形。今永クラスなので、これで崩れてしまっては困る。連続四球というのがね。糸原の当たりは不運な当たりだったし、中谷のタイムリーでは大和がホームへ悪送球して、戸柱がボールを逸らした。スクイズも無警戒といった感じで決められた。CSでは違うと言っても、こんな感じで失点しているようでは、不安だけが募る。

結局、8回途中まで129球を投げたが、三振は7つにとどまった。ナイターで山口も7三振を奪ったため、タイトルはならず。

キジ

この試合で阪神が勝ったことで、CSマジックが2となった。甲子園の中日戦で阪神が連勝すれば、CSの対戦相手は阪神となる。そうなると対戦成績8勝16敗1分、ハマスタでも4勝8敗という阪神戦でCSファーストステージというのは分が悪い。しかも、この試合を見せられて、2試合連続で完封負けだからね。

ただ、広島となったところで、簡単に勝てるわけでもないから、1週間後の2試合にきっちりDeNAとしてベストの試合をすることだけにフォーカスすれば良い。

それだけに、この日の負け方は不安が大きくなるものだった。過去2回のCSもラミレス監督が、短期決戦モードの采配をして、勝ち抜いているのだが、ホームで試合をするという点だけが異なる。本来、それは地の利ともなるのだが、重圧にもなりえる要素。初戦をいつも通り戦えれば、うまく行くとは思うが。

その初戦だが、普通に考えれば今永を先発に立てるはず。だが、この試合で129球まで投げさせた。最多奪三振のタイトルがかかっていた為だとは思うが、チームとして重要な試合が1週間後にあるのに、ここまで投げさせるべきなのか。

今日の起用を見て、初戦は今永ではないのかなという印象を持った。過去のCSでも好投をしており、ハマスタでの成績が良い井納を初戦に先発させ、2戦目もハマスタの数字が良い上茶谷を使う可能性すらあるのかと。ホントにラミレス監督は読めない。あと1週間、いろいろな情報も出てきたりするだろう。

Aクラスに入ったチームの特権としての、楽しみなビッグゲーム。その前の1週間もあれやこれやと想像して楽しんでいきたい。

ひとまずは、レギュラーシーズン143試合を戦いきったということで、全ての関係者にお疲れ様と言いたい。まだシーズンが終わったわけではないので、振り返りは別の機会にじっくりすることとして、優勝はできなかったわけなので、不本意なシーズンではあるが、序盤の大きな躓きから挽回し、球団初のCS開催を勝ち取ったことは評価し、喜びたい。

まだまだシーズンを長く楽しめることを期待したい。