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一気にひっくり返さないと苦しい

09/01 読売3x-2横浜DeNA@東京D

菅野の10連勝は持ち越しとさせたが、それだけだった。ビジターチームにとっては同点止まりでは苦しい。引き分けに持ち込めれば勝ちにも等しいと思ったが、甘くない。エスコバーがアウトを取ることなくサヨナラ負け。3位に転落し、6.5ゲーム差と離れた。

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ポジ

上茶谷は、時折投げ損ないのボールはあるものの、ストレートに力があり、カットボール、スライダーもストライクからボールになる球が投げられていた。前回も悪くはなかったが、読売相手にこれだけ投げてくれれば十分。打線の援護に恵まれなかったが、負けは消してもらえたので良かった。来週こそ今季初勝利を手にして欲しい。

ただ、大城の2ランは勿体なかった。この日はチェンジアップが唯一、抜け球が多くてコントロールできていなかった。1打席目は大城をアウトサイドのチェンジアップで引っ掛けさせて内野ゴロに仕留めたが、2打席目に初球を外して1-0としてから、そのチェンジアップを選択した。2-0にはしたくないので、投手はどうしてもストライクを投げてしまう。高めに抜けたチェンジアップを打った瞬間のホームランだった。他に良い球があるのに、これを打たれるのは悔いが残る。バッテリーの配球ミスだが、投げるならボールにする覚悟が必要だった。丸を歩かせてからの2ランは大いに反省し、次回に生かしてもらいたい。

11試合目の先発で、初めて満塁のピンチを背負ったというのだから、その安定感は驚異的だ。5回にエラーをきっかけに作ったノーアウト満塁も、8番投手に回る打線の巡りで1点止まりに終わった。それでも、上茶谷が踏ん張り、8回は2アウトから中井が四球で歩く。2球目のど真ん中のスライダーを見逃し、3球目の完全なボールというスライダーを空振りし、これはないなという打席だったが、粘って四球を勝ち取ったことは評価できる。ソトもそれまで3三振だったが、追い込まれた後のボール球をしっかりと見極めた。こうした繋ぎの意識が菅野を引きずり下ろし、4番の仕事という佐野の同点タイムリーに繋がった。現状、日本でナンバーワンの投手を苦しめ、よく戦ったと思う。

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ヤジ

菅野を引きずり下ろし、同点としたところまでは良かったが、一気に行けなかった。菅野の10連勝を消すだけでなく、負けを付けて終わらせなければならなかった。そのくらいでないと逆転できない。ここで踏ん張れるリリーフを持っていることが首位独走の要因でもある。宮崎の欠場もあり、5番に抜擢された細川は期待に応えて欲しかった。最初の打席も良い当たりのサードライナーだったし、菅野を相手にしっかり勝負できていた。

それでも、中川と対戦した8回は一本が欲しかった。さすがに防御率0点台のリリーフ。佐野は初球高めに来たところを見逃さずに打ったが、そう簡単に打てる相手ではなかった。低めのボールもよく見極めていたが、細川の勝機は7球目に高く来た球を打つしかなかった。最後は低めの動く球でゴロを打たされてしまった。今年はファームで、こういう場面でライトへタイムリーを打ちことが多かった。その意識、強引に引っ張らないというバッティングはできたが、中川の投げたボールが上だった。

エスコバーは大した当たりを打たれていないのに、気付いたら1アウトも取れず、3本のヒットを許してのサヨナラ負けとなった。丸の当たりも不運だし、代走の増田大と駆け引きというところで、初球いきなり打ってくるとはという感じかも知れない。いいところに転がり、1、3塁の形を作られてしまったのは致命的だった。当然、満塁策でこの申告敬遠だけは間違いない。ホームフォースアウトを狙って、というところで低めにストレートを投げたが、前進守備の一二塁間を破られた。僅か9球のあっという間の出来事だった。打たれたのは全てストレートだったので、この日は球威が少し足りなかったかも知れないが、川上哲治氏の生誕100周年のイベントゲームということで、読売に流れがあったのかなと思わざるを得ない。

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キジ

日曜のヤクルト戦は休養ということでスタメンを外れ、代打で出場した宮崎。この日からスタメンのはずが、その名前はなかった。足の張りがあったということで、大事を取って今季初の欠場となった。しかし、試合前の練習、シートノックは通常通りこなし、ベンチ入りもしていたので深刻なものではない。ただ、13連戦は少し休ませながらの起用になるかも知れない。天気も悪そうなので、金曜以降はどこかで中止もありそうだが。

その影響か、百瀬の合流は少し違和感のあるものになった。月曜に阪口を登録抹消している。先発要員が一人空くことになるが、次の先発を登録するまで、中継ぎの投手を補充するか、野手を増やすかの選択肢になる。DeNAは先週まで中日と並んでリーグ最多タイの15名の投手を登録していた。長いイニングを投げられる先発が離脱していることもあり、リリーフを厚くしていた。

13連戦なので、三上らリリーフの昇格もありえたが、最終的に野手の百瀬を選択した。ただ、百瀬はこの日、ロッテ浦和で行われていたイースタンの試合に出場していた。通常、親子ゲームの場合、スタメンで出場し、5~6回をメドに交代して、1軍の球場へ向かう。しかし、この日は途中からサードの守備で入り、7回の打席に立っていた。最近はファーストを守ることが増えてきている中で、サードに入ったこともあり、宮崎の足の張りが明らかになった後で、百瀬を補充とした可能性が高い。

本来は別のことを考えていたかも知れないが、しばらくは百瀬が1軍のバックアップとしてベンチ入りすることになりそうだ。百瀬にはチャンスなので、出番があれば、生かしてもらいたい。この試合では伊勢がベンチを外れた。ルーキーであり、土日は連投となったためということかも知れないが、もしかすると13連戦で先発が不足する分は、再び伊勢がブルペンデーのショートスターターとして投げることがあるかも知れない。

菅野の10連勝達成は阻止したが、大事な初戦を落としてしまった。ある程度覚悟していたことだが、2-2まで行けたので勝利を掴みたかった。2戦目はサンチェスが復帰登板になる。筆者も現地で観戦したハマスタの試合では、あわや完封という素晴らしい投球だった。打高投低のKBOで2点台の防御率を残したことは伊達ではない。菅野と同じくらいの気持ちで向かって行かなければ、得点を奪うことはできない。梶谷、神里の足でかき回したいが、そういうオーダーを組んで来るかどうか。濵口は前回のテンポの良さを維持しつつ、6月末の東京ドームでの投球を再現できるか。もう負けられないDeNAは、必死に勝ちに行かなければならない。

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