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岡林に4安打許す 森本解説員は抜群の冴え

09/30 横浜DeNA1-6中日(ハマスタ)

先発の大貫は4回にビシエドのタイムリーで同点とされたが、その後の1アウト2、3塁を切り抜け、5回1失点。65球でCSに備えて交代した。2番手で東が登板したが、高橋周のタイムリーで勝ち越しを許した。エスコバー、三浦はともに2失点。打線は、2桁勝利を狙う小笠原に7回まで5安打1点に抑え込まれ、終盤に点差が開いてそのまま逃げ切られた。

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ポジ

佐野が2安打で157安打とした。しかし、投手陣が岡林に4安打を許した為、2本差の2位となった。中日は残り1試合、DeNAは残り3試合。1試合に1本ずつで追い付けるが、CS進出に望みを繋ぎたい読売が、最多勝も狙う戸郷、菅野で来ると予想されるので、簡単ではない。

牧がキャリアハイとなる36本目の二塁打を放ち、リーグトップに立った。中距離ヒッターとして二塁打の多さは牧の特徴。残り3試合でさらに更新も期待できそうだ。一方、打率は.291にとどまり、ルーキーイヤーから2年連続の3割はかなり厳しくなった。それでも打率以外はほぼ数字を上げており、2年目のジンクスにも負けず、4番で活躍したと思う。

大貫は、開幕後最初の2試合は伊藤光とバッテリーを組んでいたが、3試合目以降は全て嶺井とのバッテリーだった。この日は、スタメンマスクは伊藤光で、4月2日以来のバッテリーとなった。これもポストシーズンを見据えての準備だろうか。投球内容としては、良くも悪くもなくといった感じか。嶺井の配球だと布石が多く、同じ球種を続けてファウルを打たせる傾向があるので、伊藤光だと5回65球と良いペースだった。CSでは長いイニングというより点を与えないことが重要なので、嶺井と組むことになりそうだ。

東がリリーフとしてテスト登板。最初のイニングで先頭の大島に巧く打たれ、2アウトを取ったが高橋周にカーブに合わされ、センター前へ運ばれた。際どいタイミングだったが、大島が還り、これが決勝点となって6敗目を喫した。2イニング目は下位打線を3人で抑え、悪くはなかったが、リリーフでの登板ならもう少しストレートの球威が欲しかった。

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ヤジ

エスコバーが2失点。9月20日の阪神戦で3点を奪われて逆転されて以降、22日は1アウトも取れずに満塁のピンチを作り、25日はヤクルトの優勝が決まるサヨナラ負け。その後、27、28日はベンチ入りメンバーから外れてリフレッシュを図ったが、この日も失点が続いた。

岡林に速球を合わされてレフト前ヒット。大島を歩かせ、阿部が送って1アウト2、3塁。ビシエドに対して戸柱が高めを要求し、154キロを投げたが、しっかりと捉えられて右中間フェン直の二塁打。ややアウトサイドに入った分、高めでもビシエドが捉えることができたが、高めのボールで空振りを取れないのは苦しい。基本的にはパワーピッチャーで、ストレートで押し込むことで抑えて行くだけに、この球威だと苦しいか。

オープン戦は防御率17.47だったが、開幕までに調整してしっかりと1年投げてくれている。ただ、今回はレギュラーシーズンの最終盤に調子を崩し、気温も下がって行くばかり。CSファーストステージはデーゲームではあるが、現在の予報では気温もそれほど上がらない。

2019年のハマスタでのCSも、初戦に6点リードからバリオスがピンチを招き、エスコバーに交代したが、イニング跨ぎで5失点して逆転された。第3戦も死球からピンチを招き、犠牲フライで決勝点を与えた。2敗がいずれもエスコバーに付いている。それだけに不安は尽きないが、信じるしかない。エスコバーなしにここまで来れなかったし、この先もない。

三浦は、2アウトランナーなし、代打の堂上を2ストライクと追い込んでから、3球目のストレートがやや浮いてライト前ヒット。投げ急いだわけではないかも知れないが、これはあまりにも勿体ない1球だった。ここで繋がれたことにより、岡林にも4本目のヒットを許し、チームメイトのタイトル争いにも影響を与えてしまった。

これで登録抹消となり、CSでの出場はほぼ難しい状況になった。フェニックスリーグへの参加となると思うが、こういった1球の怖さ、重要さを体感し、さらに成長した姿を来季に見せて欲しい。

それにしても、佐野と最多安打を争う岡林に4安打を許してしまった。一方で佐野も2安打しており、あからさまな四球合戦よりも、お互いにきっちりと勝負した結果ではあるが、投手陣にはもう少し頑張って欲しかった。しかし、4本打った岡林も見事だった。

打線は、立ち上がり不安定だった小笠原を捉えられず、中盤からは完全に抑え込まれた。重要な試合で、このように立ち上がりで捕まえられないと、致命傷になる。3回以降の小笠原は素晴らしい投球だったことは事実。ベイスターズファンとしては気になり続ける神奈川県出身の小笠原くん、2桁勝利おめでとう。

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キジ

翌日16時台の投稿と言うことで、お察しかも知れないが、30日(金)は久々に飲み会だったため、試合はリアルタイムでは見ていない。

1-6のゲームだし書かないでもいいかなと思ったが、tvkの録画を見たところ、森本稀哲氏の解説があまりも面白かったので後追いながら投稿を書いた。tvkを視聴できないエリアの方には分からないかも知れないが、tvkの熱烈LIVEで解説が森本氏、実況が根岸アナというコンビは、数々のエピソードがあり、リクエストのリプレー解説が一つの名物になっている。この日は、3回もリクエストがあり、森本氏の解説が冴えた。

3回に岡林がレフトの関根の前で弾むヒットを放ち、関根が少し弾く間に二塁を狙った。すぐに関根が送球し、際どいタイミングになったが判定はセーフ。ここで三浦監督が出てリクエスト。根岸アナが「来ましたね」と振ると、リプレー検証に対して滑らかな解説。タッチのタイミングに注目が集まる中、タッチした後に判定を見た瞬間に、牧が目を大きく見開いて驚いている表情に着目。「#牧の目」とコメントし、Twitterのスポーツのジャンルでトレンド入りしていた。

翌日になって、ベイスターズ公式Twitterも「#牧の目」でツイート。それに熱烈LIVEも反応していた。

5回にまたも岡林が二塁へ盗塁を試みてアウトになると、中日側がリクエスト。「立浪監督は10インチくらいの小振りなモニターですね」と話し、タッチをしたのは大和だが、バックアップに入った「判定を見る牧の目ですよ」とまたも牧の目を押していた。

6回に高橋周のヒットで大島がホームへ突入したシーンも、判定はセーフも際どいタイミングで、三浦監督がリクエスト。これには「いいタイミングですね。足が浮いていない、大島選手のナイススライディング」と、通常のプレー以上に冴えた解説を披露した。

tvkでは、ハマスタでのCSファーストステージの第1、3戦を中継することが決まっているが、解説は阿波野氏と齊藤明雄氏。稀哲・根岸コンビは、今シーズンは見納めとなった。今年はノーゲームでの野球漫談などもあったが、また来年も楽しみにしたい。

中日戦はこれで全日程を終了。18勝6敗1分と思いもよらぬ数字になった。DeNAにとっては、ヤクルトと広島に大きく負けた分を中日と阪神から取り返した形だが、中日にとっては、DeNAを除く他のセ・リーグ4チームにはトータルで勝ち越しており、交流戦で4つマイナスがあること以上に、DeNA戦で大きく負け越したことが響いた。

中日戦では、相性の悪さからなのか、大野雄と柳が一度ずつしか先発しなかった。その分、小笠原は3勝を献上したし、プロ初勝利を献上した高橋宏にはかなり苦しめられた。祖父江からロドリゲス、R.マルティネスに繋ぐリレーは強力だった。

何故こんなに勝てたのかと考えると、中日打線を徹底的に抑え込めたということだろう。大島は、DeNA戦は.250だったが、他の4チームには.350前後と1割に違っていたし、ビシエド、阿部もDeNA戦が最も数字が悪かった。岡林も最後の試合で数字を上げたが、.250を切る打率が続いていた。

1-0という試合も3度あったように、DeNAの投手陣が中日打線を抑え込み、僅かなチャンスで打線が強力な中日投手陣から得点を奪って勝つという形だった。来年も同じように行くとは思えないし、他球団との戦いを見る限り、若手が成長して来ると中日も手ごわい相手になるという感じがあった。

この日、広島がヤクルトに敗れ、5位が決まった。3位争いは阪神と読売に絞られた。10月1日、この後すぐのDeNA戦で読売が敗れると阪神のCS進出が決まる。読売が勝った場合、10月2日に持ち越されるが、阪神はヤクルト戦に勝てばCS進出。読売はDeNA戦に勝って、阪神が負けた場合にCS進出となる。

読売は初戦に戸郷を立て、最多勝に並ぶ13勝目を狙いつつ、CSへ望みを繋ぐ。DeNAは今永が中5日で先発するが、大貫同様にCSも見越しての球数となりそうだ。来週のファーストステージで対戦する可能性もあるので、しっかりとした戦いをして行きたいところだ。

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