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京山が過去最高の投球!7回無四球2安打で無失点、2勝目

08/27 東京ヤクルト0-4横浜DeNA(東京ドーム)

インパクトで言えば、7回の三者連続本塁打なのだろう。だが、それ以上に京山の投球が嬉しかった。先週、今季初勝利を挙げた京山は、奥川と投手戦を繰り広げた。初回に塩見、山田から三振を奪って順調な立ち上がりを見せると5回まで1安打。6回に先頭の元山に二塁打を打たれたが、後続を断った。7回に宮崎、ソト、牧の三者連続本塁打で3点をもらうと、その裏を三者凡退で片付けた。7回を2安打、無四球で7奪三振という好投で2勝目を挙げた。

ポジ

母校の活躍を力に、待ち望んでいた投球

開幕2戦目の先発に抜擢されながら苦杯をなめた東京ドームで先週、5回1失点で今季初勝利。8月も後半に入り、やっとリベンジしてチームの勝利に貢献できた。中6日を空けて、同じ東京ドームで今度はヤクルト戦。1つ勝てたことで、投球にどのような変化をもたらすか、楽しみにしていた。

母校の近江高校は、前日に甲子園で勝利を挙げ、28日の準決勝へ駒を進めていた。前回の登板も、ノーゲームから再試合となった初戦の突破が決まった夜に、京山が勝利を挙げていた。母校の活躍が力になっていた部分はあるだろう。

初回、塩見をスライダーで空振りさせ追い込んでから、ストレートで空振り三振。山田は2球で追い込んでから3球ボールが続いたが、最後はアウトサイド低めのコーナーにキレのあるストレートが決まり、手が出なかった。素晴らしい立ち上がりにいつも以上の期待感があった。

2回は三者凡退で片付けたが、3回1アウトから元山に初めてのヒットを許した。奥川が送り、塩見を迎えたが、またも追い込んでからのストレートで空振り三振。6回は、先頭の元山にまたも打たれ、右中間への二塁打。奥川が再びバントを決め、1アウト3塁と初めて大きなピンチを迎えた。

ここで塩見と3度目の対戦。2球で追い込むと、最後はストライクからボールに大きく落ちるスプリットで空振り三振。前の2打席でのストレート勝負が効いていた。DeNA戦は12打点をマークし、9勝3敗1分とヤクルトが大きく勝ち越す要因ともなっている塩見を、3打席連続三振と完璧に封じた。

青木は低めのストレートで詰まらせて内野フライ。無失点で切り抜け、奥川との投手戦はともに6回を2安打に抑えて無失点と互角の戦いだった。先制点を与えれば主導権を握られるところ、ノーアウト2塁を無失点で抑えたことは非常に大きかった。

7回に三者連続本塁打で3点をもらうと、その裏は力み過ぎることなく投げられた。これまでの京山であれば、力が入って歩かせたり、ボール先行から甘く入って痛打されたりと、援護をもらった後をしっかり抑えられないという場面もあった。だが、3番の山田から始まるところ、三者凡退で抑えたピッチングは見事だった。

92球だったが、8回先頭の打席で代打が送られて交代。前回は5回までしか投げられなかったことを考えれば、HQSをマークする内容で、十分合格点を与えられる。7回まで無四球というところが、京山にとっても大きいのではないか。

昨年末に当ブログで2021年に期待する投手は京山の名前を挙げている。大卒ルーキーと同じ歳で、先発投手不足から京山が1軍の戦力にならないと厳しいと思っていた。オープン戦までは結果が出ていて、ローテーションの柱として期待したが、最初の登板で早い回にKOされ、2度目の先発でも結果が出なかった。

それだけに、やっと待ち望んでいた姿を見せてくれたという思い。三者連続本塁打も嬉しいし、それがあったからこそ京山に勝利が付いたのだが、この試合に関して言えば、京山の投球が何よりもポジ要素と思っている。

刺激をもらっているという母校にドリンクを大量に差し入れ。自身も最高の結果で感謝、勇気を届けることができた。心地よい疲れを感じながら、テレビの前から準決勝を戦う母校を応援できるだろう。

同じ2016年のドラフト4位で高卒入団した山本由伸は、首位オリックスのエースとしてオリンピック日本代表でも活躍し、金メダルを手にした。現状の立ち位置は違い過ぎるが、遜色のない投手と思っている。ここからその背中を追いかけて行って欲しいし、残りのシーズン、この日の投球で掴んだものを離さずに走り切ってもらいたい。

夏の風物詩?三者連続ホームラン

新潟で攻略できなかった奥川は、この日はさらに良い出来だった。ストレートは自身のMAXである155キロをマークし、腕の振りが良いフォークはなかなか見極められなかった。6回まで僅か2安打。1番から4番まで、打率ベスト3の3人も含めてノーヒットに封じられた。

6回を終えたところで77球。スタミナ的にもまだまだ問題はなく、当然7回のマウンドにも上がった。佐野、オースティンが打ち取られて2アウト。前の打席でヒットを放っており、新潟ではホームランを放っている宮崎が打席に入った。

2球インサイドがボールとなり、2-1とボールが先行した。4球目、カットボールが高めに浮いてきた。それを見逃さずに捉えた打球は左中間スタンドに飛び込む先制ソロ。なかなか甘い球が来ないところ、1球で仕留める集中力を見せた。

この一打に少しショックもあっただろう。余韻が冷めやらぬ中、ソトに投げた初球は、フォークが甘く入り打った瞬間という特大のソロ。レフトポール際の三階席に飛び込んで行った。先週、今永がそうだったように、ホームランを打たれた後のボールを何となく投げてしまった。

続く牧はストレート2球で1-1。3球目のスライダーがやや甘くなったところを牧が捉え、左中間へのホームラン。おとといサイクルヒットで球史に名を残したルーキーが、ベイスターズの夏の風物詩、三者連続ホームランに名を連ねた。

最近では、8月のハマスタ広島戦で2017、2018年に続けてマークしている。いずれも宮崎が含まれており、2018年は最後をソトが決めていた。東京ドームのヤクルト戦というレアなカードで、再び見られるとは。特に6回までの奥川に対しては、1点取れるかどうかという感じだったので、2アウトからいきなりこのような形になるとは想像できなかった。

佐野、オースティンの出塁率が非常に高く、5番6番の得点圏での打撃が重要になってくると考えられるので、得点圏打率が.250前後のソトよりも、.280を超えている牧を6番にするべきではないかと思っていたが、一発攻勢であればどんな並びでも同じか。

ただ、毎回このように派手に勝てるわけでもない。この日は上位打線が不発だったが、佐野、オースティンが数字通り働いてくれれば塁上を賑わしてくれるはず。そうなると5番6番の還すバッティングが重要になって来る。長打で勝った翌日、大振りになるのは避けたい。その意味でも四球で出塁し、バントと内野ゴロ間というノーヒットで奪った8回の1点も負けないくらいの価値があった。

派手な勝ち方に、チームの雰囲気は悪いはずがない。2017、2018年がそうだったようにこの勝利がチームに勢いをもたらすか。次の試合が大事だ。

ヤジ

奥川も前回の新潟以上の素晴らしい投球だったので、6回まで2安打に封じられたことは仕方ない。1~4番はノーヒットだったが、得意の一発攻勢で京山の好投に応えられた。苦労はしたがナイスゲームだった。

キジ

パラリンピックが開催されている関係で、資材置場等での利用の為、神宮球場は9月9日まで使用できない。そのためヤクルト主催で、東京ドームでの試合となった。この2週間で9試合を東京ドームで戦うことになるが、主催がDeNA、読売、ヤクルトと毎回異なるという異例の日程。そうしたイレギュラーも、この3連戦が最後となる。

初戦は奥川と京山の若い投手が、白熱した投手戦を繰り広げた。この球場、このカードではなかなか見られないような締まったゲームで、守備でも好プレーが続出していた。

今季は大きく負け越しているヤクルト戦で、初戦を取れたことは大きい。派手な勝ち方の勢いを残りの2試合にも繋げて行きたい。DeNAはロメロが先発するので、来日初勝利の期待がかかる。直近2試合は勝利投手になってもおかしくない投球を見せたが、援護に恵まれずに勝利を掴めなかった。

ヤクルトはサイスニードで、DeNAとは初対戦になる。2勝を挙げているが、だいたい5回前後で100球に近づいてマウンドを降りている。球数は浪費してしまうタイプのようだが、試合を大きく壊すことはなさそうだ。DeNA打線が早打ちで助けてしまわないよう、初対戦の相手のボールをよく見て欲しい。

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