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若手が活躍も、監督が退任するチームの試合

11/03 中日7-5横浜DeNA@ナゴド

1点を先行したが、中盤に大貫が打ち込まれて逆転を許す展開。DeNAも終盤に伊藤裕、森ら若手の活躍もあり1点差に迫るも、8回にパットンが2失点して試合が決まった。9回の追い上げは届かずナゴヤドーム9連敗。

ポジ

この日、昇格した伊藤裕が、ふくらはぎに硬さのある宮崎に代わってスタメン出場。3安打猛打賞を記録して、存在を強くアピールした。

ドラフトで、2歳下だがライバルとなっていきそうな牧が指名された影響があるのか分からないが、訪れたチャンスをしっかりモノにした。こういうところは魅力的だし、レギュラーを取るには大事なところ。ファームでは開幕後に非常に苦しみ、途中良くなって1軍にも上がったがノーヒット。結局、ファームの成績は.248、7本、28打点と平凡。ただ、セカンドの守備が非常に良くなった印象。

この日は、宮崎に代わってサードに入ったが、守備機会はあまりなし。ひとつ福谷の当たり損ねを内野安打にしてしまった。難しい打球だったが、送球動作に少し無駄があった。

バットの方では4回に先制した後のチャンスで右方向へヒット。さらに7回は先頭で反撃の狼煙となるレフト前ヒット。8回には中井に続いてタイムリーなる三塁打。低めのスライダーをバットの先に見えたが、レフトオーバーの打球にした。クッションボールを誤っていたが、サードまで走った積極性は買いたい。少し体勢を崩してアウトになりかけたが。

2軍でどれだけ成績を残しても、1軍の投手が打てないのでは意味がない。逆に言えば、2軍で打てなくても、こうしたチャンスを掴めば定着できる。来季以降に繰り広げられる、伊藤裕に森、田部、知野、そして牧も含めた二遊間とポスト宮崎に向けた戦いが楽しみだ。Aクラス争いはあるだろうが、宮崎の状態も良くないなら、しばらく伊藤裕で良いと思う。そういえば、昨年衝撃の2発デビューを飾ったのも中日戦だった。

今年、中日と相性がいいのはオースティン。この日はホームランはなかったが、6回にライトフェン直の二塁打を含む猛打賞。9回は一発同点の場面を演出する2本目のダブルも放った。脳震盪、ムチ打ちから復帰後、大きく打率を下げたが、.291まで戻してきた。バッティングも一時のホームランか三振かというよりな振り過ぎから、コンパクトに逆方向にも打てる感じに戻っている。タイプは若干異なるが、ブラッグスの初年度のように、通年で活躍する姿に大きな期待を抱かせる。来年も横浜で観ることはできるのか。

梶谷が2安打で佐野に肉薄。大島にも2安打打たれたので、最多安打の2差は変わっていないが、首位打者は残り試合を考えると、佐野か梶谷に絞られつつある。もちろん、5の5クラスの打ち方をすればまだ分からないのだが、この3連戦を終えるとだいたい見えて来るだろう。

この日はいつもに増して元気で毒舌だった解説の権藤さんが、非常に褒めていたのが森。石井琢朗を思い起こさせるまで言うとは驚きだ。しかし、その言葉の前で何球もファウルで粘り、鋭いスイングを見せていたので、それがオーバーではないことが分かる。そもそも権藤さんは本当に思ったことしか言わないが。

代打で登場した7回は、鋭い打球がサードベースに当たるヒット。8回は1点差となって1アウト3塁という絶好の同点機だった。しかし、調子が落ちているとは言え、今年リーグを代表するリリーフ左腕の福のボールに食らいついて粘ることができていたのは、評価に値する。最終的にはカットし切れず、ファウルフライ。ハマスタだったらネットには当たっていたかも知れない。ファウルグラウンドが広すぎた。この場面、右打者を代打に出して同点を狙いに行っても良かったが、そのまま森を打たせたところに彼への期待、評価の高さをうかがうことができた。守備はまだまだだが、あと数試合だが楽しみだ。

ヤジ

勝ち頭で現状のエースである大貫があまり良くなかった。悪いなりに4回を1点で切り抜けたが、5回に崩れた。6回も続投して木下拓に特大のソロを浴びたが、今年彼が得た信頼の証だから、これは仕方ない。

ただ、全般的に雑な野球は変わらず。ラミレス監督のチームを象徴するような試合だった。5点は奪っているものの、14安打も放ちながら効率が良いとは言えない。これも相変わらずだ。

1点ビハインドということで、パットンを登板させて万全を期したが、追加点を奪われてしまった。ただ、2アウト2塁という場面で木下拓の強い当たりのレフト前ヒットで、ホームに還してしまうのはどうなのか。中日はクローザーのR.マルティネスが不在とは言え、祖父江がいる。1点追加されれば、流れ的にもかなり厳しくなるので、長打力がある木下拓だとしても、ホームに還れない位置に守るべきではなかったか。申告敬遠を多用して、1点取られるなら2、3点取られても同じというような采配を見せる割には、こういうところでは1点への拘りが薄い。退任することになる監督の野球、そういうチームだなと痛感してしまった。

結果的には6回以降にリクエストが必要なプレーがなかったので良かったが、2つのリクエストを5回で使い切ってしまった。最初のリクエストも別にそこはというような場面。ソトがそんなに強くアピールしたようにも見えなかったが。そして、大島がホームに突入し、戸柱がタッチした場面。これはアピールした戸柱も悪い。完全に足へ追いタッチになっているのは、本人が分かるはず。それが分からないようだから凡ミスを繰り返すのかも知れないが。もう少しどういう場面でリクエストするか考えておいた方がいい。流れも悪くなる。

パットンも、あのオープナー起用の後、無失点をずっと続けて来たが、ここ最近はまたコントロールが荒れて、球威も少し感じられなくなっている。権藤さんにもスライダーばかりという指摘をされていたが、自信を持ってストレートを投げ込める感じではないのかも知れない。リーグトップの57試合登板。エスコバーがいないので負担が偏ってしまうが、残り試合は無理に使わなくても良いかも知れない。

キジ

J SPORTSの解説は権藤さんだったのだが、この日はいつもに増して元気だった。立ち上がりから持ち味の毒舌が全開で、アナウンサーに聞かれてもないのにどんどん喋っていた。途中、試合がもつれてきてお疲れだったのか、口数は減ったが、森など少しだけ褒めるところはあったが、大半のものをぶった切って終了した。これ、神・権藤さんを知っている人はネタ的に笑えるが、知らん人が見たら口が悪すぎて不快になるのではないかと心配になった。

この日は4番ファーストに入っていたアリエル・マルティネスには、アナウンサーの「本職はキャッチャーですからね」に「そんなの、ただ捕るだけでしょ」で始まり、「こんなバッティングをしている打者を4番にしてはいけない」と中日の選手もむしろ容赦なく切り、三振に倒れた武田には「こんなバッティングではダメ」と手厳しかった。だいたいその通りなんだけど。

スライダーで逃げてばかりのバッテリーにもずっと注文を付けていた。確かにスライダーを中心に変化球ばかりだった。球審の酷さは権藤さんも呆れていた。誰かと思ったら山本貴。審判を続けているのが分からないレベルなので、これは諦めるしかない。

6連敗中のチームに、ナゴヤドーム8連敗中のチーム。どちらの負が勝るかと思っていたが、DeNAが9連敗に伸ばした。それに相応しい低レベルな試合。権藤さんの毒舌が冴えるのも無理はない。これでDeNAのAクラスは厳しくなり、中日は再び2位が窺える状況になった。

個人的には細川、森、伊藤裕を全部見たいので、早く順位が確定してくれた方が良いのだが。もう退任することが決定している監督なので、極端な来年へのシフトはなく、やはり自身の未来に向けてAクラスへの滑り込み、5割確保の方がウェイトが高くなるのは仕方ない部分ではある。この3連戦でもう一つ負けるとほぼ確定的になる。ナゴヤドームの鬼、大野雄大が待っているので絶望的ではあるが、どうだろうか。

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