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おかえり今永、7回1失点で今季初勝利 交流戦3位で終了

06/13 北海道日本ハム1-4横浜DeNA(札幌ドーム)

復帰4戦目で今永が今季初勝利。初回に佐野のタイムリーで1点をもらったが、2回に万波のプロ初ホームランを浴びて同点。打線がすぐに伊藤光、ソトのタイムリーで2点を勝ち越すと、4回のピンチで万波を三振に仕留め、流れに乗った。7回108球で1失点の好投。エスコバー、三嶋と繋いで逃げ切った。交流戦は3位で終了し、同率ながら勝利数で上回ってリーグ5位に浮上。

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ポジ

ナイスゲームと心の底から言える、素晴らしい内容の試合だった。

打線が初回から先制点を奪い、同点とされてもすぐさま勝ち越し。先発投手が7回1失点のHQSをマークし、中盤に追加点も取れた。言うことのない展開だった。

何よりも今永に勝利が付き、真の意味での復帰となったことに価値がある。先週はもう少しというところで同点に追い付かれた。サヨナラ勝ちにはなったが、ナイスゲームと言い切るところまでは行かなかった。この日は4点目が取れたことが非常に大きかった。

今永が帰って来たことを実感する内容

復帰戦となった5月23日のヤクルト戦から、徐々にステップアップし、ようやく今季初勝利に辿り着いた。最初の登板があまりにも酷い内容だったので、ファンはもちろん本人も少し不安があったとは思うが、2戦目からは投げる度に良くなって行った。前回、勝ち投手は消えてしまったが、初めてチームが勝ち、精神的にも良い状態で迎えられたと思う。それでも先発投手としては、自分に勝利が付くことが一番だろう。

1点をもらって初回のマウンドに上がり、2番の高濱からストレートで空振り三振を取った。この日のストレートにある程度の手応えを感じられたはずだ。近藤には巧く左中間へ持って行かれたが、王柏融は押し込むことができた。2回の万波は、2アウトから一発だけは避けたい場面で、初球やや甘いカットボールだったかも知れないが、思い切り良く振り抜けた万波の勝ち。見事なプロ初ホームランだった。

2点のリードをもらった3回は三者凡退できっちり片付けたが、4回は2アウトから渡邉を歩かせ、野村がランエンドヒットを決めて1、3塁。ここで前の打席ホームランの万波に対して、ストレートで押した。高めのストレートで3球三振に取り、吠えた。今永が帰って来たなという瞬間だった。

3点のリードをもらい、今季初めて7回のマウンドに立った。6回で92球だったのでどうするかと思っていたが、前回に続いて100球を超える球数を投げた。無理に開幕に合わせず、じっくりと調整したことで、手術した左肩にも不安がないのだろう。7回は、再び万波に長打を浴びた。アウトサイドのボール気味のストレートを、レフトフェンスの一番上、あと1mでホームランという打球だった。

このあたり、100球を超えてストレートの威力は落ちていたか。投げるスタミナは夏場に向けて回復させて行く必要がありそうだ。それでも大田からはストレートで空振り三振を奪い、7回108球で1失点。先発の役割を十分に果たして、勝ちパターンに繋げた。

エスコバーがNPB左腕最高の163キロをマークし、8回を高濱のヒット1本で抑えた。札幌ドームはスピードガンが少し速い時があるように思うが、この163キロも疑惑ではある。三嶋もヒット1本で9回を抑えて快勝となった。

バーヘイゲンを足で攪乱、機動力生きる

初回、桑原が初球をヒットし出塁。すぐさま盗塁を決めた。2球でノーアウト2塁のチャンスを作る、速攻だった。これまでのバーヘイゲンの投球を確認し、クイックのスピードとキャッチャーの石川亮の送球も確認した上での作戦だろう。伊藤光が粘って進塁打を打ち、前進守備になったところで佐野が一二塁間を抜いて先制。鮮やかな攻撃だった。

同点とされた後の3回も、先頭の関根が粘ってレフト前ヒットで出塁。こちらも初球で盗塁を決めた。DeNAとしては珍しく積極的な走塁。事前の研究、準備が結実した。足で攪乱されたバーヘイゲンは、セットポジションでは球威も落ちるし、ランナーも気にしながらという投球で苦しんでいた。

桑原もライト前ヒットで続き1、3塁。ここでは桑原はセカンドへスタートを切らず偽走を繰り返し、バーヘイゲンの集中力を削いだ。伊藤光がカーブに泳ぎながらもレフト前へ運び、勝ち越し。佐野が2ボールから中途半端に高めのボールへ手を出して併殺に倒れたが、ソトが詰まりながらもレフト前へ運び2点リードとなった。

桑原は5回にも先頭でこの日3本目のヒットを放って出塁。伊藤光が繋いでノーアウト1、2塁。佐野の当たりはセカンドへの強い当たりのゴロだったが、これを渡邉が後逸。打球が転がる間に桑原が一気にホームを陥れた。伊藤光も積極的に三塁を狙うが、これはタッチアウト。さらに隙を突いて佐野も盗塁を仕掛けたが、間一髪アウトだった。

オースティンがこの試合は欠場し、打力が落ちる分、バーヘイゲンのモーションの大きさを突いて、足で攪乱して得点を奪った。やりたくてもなかなか出来ていなかった攻撃ができた。精度は上げる必要はあるが、積極的な走塁もできていたので、チームとして意識づけができれば、今後の攻撃力にも期待できるだろう。どの投手、捕手相手でもてきるようなことではないが、相手によってはこういった攻撃もバリエーションとして持っておきたい。

先制、中押し、ダメ押しと一発に頼らず、確実に加点でき、終始試合を流れを掴むことができた。守備もしっかりとできていたし、点差以上に完勝だった。

9回に牧と関根の間に飛んだフライは危なかった。どちらも落下点に入れず声がかけられなかったかも知れないが、交錯すると大怪我になる。これについてはコーチも交えて対策を考えて欲しい。それにしても、牧はジャックルしたが、よく落とさなかった。

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ヤジ

細かい点はあるだろうが、ナイスゲームだった。

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キジ

DeNAはこれで交流戦18試合を終了し、9勝6敗3分。中止となったマツダの試合が3つ残っているが、DeNAの順位には影響しない為3位が確定した。2007年に並ぶ球団史上最高順位タイで、DeNAになってからは最高となる。勝率も2007年に次ぐ.600をマークした。

そして、セ・リーグの順位でも5位に浮上。勝率が.375で完全に並んだが、順位決定では次の優先が「勝利数」の為、試合消化が多いDeNAが21勝で5位となり、18勝の広島が「マイナス1ゲーム差」で最下位。まだシーズン半ばで順位の話は早いし、借金としてはDeNAの方が多い状況ではあるが、開幕4戦目からずっと単独最下位に沈んでいたことを考えれば、一時でも最下位を脱出したことは、今後へのモチベーションにもなるだろう。

広島はマツダに戻って3試合、交流戦の消化試合を行う必要がある。ここで勝ち越せば再び5位に戻ることになる。18日からはDeNAの主催で、東京ドームでの広島戦。DeNAとしてはここで勢いを付けて、上位を狙って行きたいところだ。

予定通り日程を消化できたので、4日間の休みとなる。ケガのオースティン、登板過多のリリーフにとっては良い休息になるだろう。18日に、史上初の東京ドームでの主催試合からどのような姿を見せてくれるか。巻き返しに期待したい。

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