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東が痛恨の逆転3ランを被弾 6回の同点機も逸す

04/13 読売4-3横浜DeNA(沖縄セルラー那覇)

初回に蝦名のヒットと盗塁からソトのタイムリーで先制したが、東が3回丸に逆転3ランを浴びる。2点差の6回にノーアウト2、3塁のチャンスを作るも1点止まり。読売のリリーフ陣を攻めきれず、1点が遠かった。

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ポジ

ソトが3安打で猛打賞。前日から1軍に合流したが、右方向にも打球が飛び、良い感じで振れている。ファームでの初出場でもライトスタンドへ強い当たりのホームランを放っていたが、かつてホームランキングを獲得した右方向へのバッティングが戻っているようだ。コンディションを維持できれば、今年は復調が期待できるかも知れない。

嶺井が地元の沖縄で2本のタイムリー。ソトがチャンスメーカーという巡りとなり、得点圏で強い大和が還せずに残ったところ、しっかりとヒットを放って還した。読売ファンの方が多いが、球場からは大きな拍手と指笛が送られていた。前日の代打含めて3安打と、嶺井一族も喜ぶ結果になった。

田中健が好リリーフ。残念ながら同点に結び付かなかったが、1点ビハインドで相手に流れを渡さない好投だった。ポランコには3球ファウルの後、得意のカーブで見逃し三振。若林を牽制で刺し、2016年東京ドームでのCSを彷彿とさせる活躍だった。連投にも関わらず、イニングを跨いでの好投。頼れる投手が少なくなっている中、非常に貴重な活躍を見せてくれた。

同点機に凡退しているのでポジに書くのはおかしいが、ファンの心理的に藤田が10年ぶりにベイスターズのユニフォームで打席に立ったというのは感慨深いものがある。ベテランらしい最低限の仕事でランナーを還してくれることを期待したと思うが、結果は当たり損ねのピッチャーゴロだった。

代打の順番が大田と逆という声もあるが、結果論で言えば大田も畠の変化球が全く見えていない感じだったので、どちらでも同じだっただろう。大和もランナーを還せていないし、彼のところで1点入ってなお1アウト3塁となれば同点のチャンスはあった。こういう時だからこそ、ベテランがうまくチームを導いて欲しい。

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ヤジ

勝負球が甘かった東

東は開幕戦以来の登板となった。本来であればローテーション1回飛ばしで4月10日に先発予定だったが、コロナの影響による試合中止でさらに間隔が伸びた。オープン戦も1回飛ばしがあったし、少しゲーム勘がなかったのか、追い込んでいながら甘く入って痛打されりと、勝負球の精度がなかった。

丸の3ランは、逆にストレートが2つ外れた後、チェンジアップで行ったが、ど真ん中に入った。2ボールにしてしまったのが良くなかったが、チェンジアップでどうストライクを取るつもりだったのか。ストレート狙いで来るところを空振り、あるいは見逃しだろうか。ストレートが2球外れた時点で、もう1球は待たないのでは。3ボールにしたくないので、投手はゾーンに投げてしまう。ファウルを取るような配球が欲しかったが、結果論か。

そして4回にはウォーカーに2ストライクからの3球目をヒットされ、大城もカットボールが浮いてセンター前。このあたりの勝負球が甘く、もったいなかった。メルセデスはバント失敗、吉川をコーナーいっぱいのストレートで見逃し三振に取り、無失点が見えて来たが、若林にまたも2ストライクからの3球目を詰まりながらショートの後方に落とされ、4点目を奪われた。

東も詰まらせたのにと落胆したようなリアクションをしていたが、少しカットボールが高く来ているので、詰まらせ切れていない。東本来のコントロール、勝負強さがなかったが、5回は自分のボールが行っていたと思う。悔しい結果になったが、次回までに調整し、開幕投手らしい投球を見せてもらいたい。

記録に残らないミスで併殺を取れず

前日はエラー2つで得点を許し、守備でリズムを乱してしまったが、この日は記録に残らないミスがあった。4回ノーアウト1、2塁からのメルセデスのバントは、強い当たりで投手の前へ。東が捕ってサードへ送球し、余裕でアウト。ファーストにも転送してダブルプレイと思ったら、ファーストに誰もいない。

結局、宮崎は投げられずにアウトがひとつだけ。信じられない光景で、思わずマジか?と声が出た。確かに、ランナーが1塁のケースよりも1、2塁の方がセカンドの動きとしては難しい。1塁ならば、セカンドにはショートが入るので、セカンドはファーストのカバーに回れば良い。

しかし、1、2塁ではサードがバントを捕った場合、ショートがサードベースに入る。その場合は、ファーストがベースに戻っていればセカンドベースのカバーに入る必要がある。

今回のケースは、打球が転がった瞬間に、ピッチャーが捕り十分にサードでアウトにできるくらいだった。加えてファーストのソトもかなりチャージしていたので、すぐにファーストベースへ入る必要があったが、セカンドに行きかけたのか、かなりカバーが遅かった。

結果論ではあるが、2アウト2塁になっていれば吉川で断って4点目は与えなかったかも知れない。最後まで響いたこの1点は、防げる得点だった。こういう1点の積み重ねが、シーズンをトータルするとAクラスとBクラスを分ける。判断力をもっと養って行く必要があるが、アマチュアからずっと野球をやって来ているので、このあたりは判断できないと困るのだが。

梶原は左腕に課題、上位打線の出塁が鍵

打線は1~3番が、初回の蝦名しか出塁できなかった。その初回はソトが還してうまく行ったが、それ以降はソトや宮崎がチャンスメーカーになってしまい、その後ろが少し弱いところで得点が取れなかった。得点圏で強い大和が期待に応えられなかった。

前日、4安打デビューの梶原は、左腕のメルセデスだったが、期待も込めてそのまま1番センターでスタメン起用されたが、左腕相手に脆さが出た。4安打から一転この日は4三振。これからハマのギータとしてレギュラーを目指して行くなら、左腕への対応が大きな課題。そこもあって開幕直前にファームで試合に出る方を優先する形になったが、まだまだこれから。1軍の左腕を体感できたことも良い経験になったと思う。

コロナで多数の選手が離脱して、こうした経験を積んでもらうという意味合いでの起用もあったので、少しやむを得ない部分もあるが、ソトが状態が良いので、上位の出塁が得点力に大きな影響を及ぼす。桑原、楠本の復帰も待ち遠しい。

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キジ

前日は序盤に大量失点してしまったが、この日は最後まで分からないゲームができた。ただ、終始読売のペースで進んだのも事実。今後隔離から戻ってくる選手たちも含め、反撃態勢を整えて行きたい。

沖縄での開催には心配する声もあったが、球場で楽しそうにしている子供たちの姿を見ると、やって良かったのかなと思う。それにしても沖縄の野球少年たちは元気だった。地域性だろうか。コロナ禍で大声を出せないはずなのだが、全く普段通り。ある意味、そういう静かな球場に慣れていない現地の野球好きはそれが普通だろう。大騒ぎしている子供を止めるのもな、という感じがした。早くこうした子供たちが心から楽しめる世の中に戻って欲しいと思う。

時間がない中で端折って書きたくなかったので、一日遅れの投稿となったが、観戦記でもあるので書いておくことにした。それでは写真を紹介。

この日はゆいレールの奥武山公園駅から。
空手発祥の地、沖縄。前日は金メダリストの喜友名諒氏が始球式を務めていたが、この日も試合前に演目があった
強い日差しが降り注ぎ、サングラスなしでは観戦が難しいくらい
18時のナイターでもデーゲームのような明るさ
イニング間にキャッチボールをする外野手
細川もマスクをして佐野とキャッチボール
太陽が屋根の部分で隠れ、夜が近づく
タイムリーを放った嶺井。大城はもちろんのこと、嶺井が打てば大きな拍手と指笛が飛ぶ。沖縄の皆様は分かっている。神里も来れれば良かったのだが。
1点差の1アウト1、3塁で藤田が登場。10年ぶりにベイスターズの選手としての打席。こんな形とは想像もしていなかった。ルーティーンは変わっていない。感慨にふけっていたが、結果は残念だった。
セカンド藤田、ショート大和の守備職人が揃い踏み。ランナーが出た際、二人で会話してベースにどちらが入るかなど確認していた。
この日は最後まで観られる展開だったが、最後は力負けという感じだった。
三塁側内野スタンドのすぐ下にバス3台が横付け
琢朗コーチが一番乗りで1号車に乗車
エスコバーは、通訳の天野さんの知り合いと思われる方に挨拶していた。その後、ソトも同じく。
ここでキャンプを張っている読売の主催試合だけにアウェー感はかなりあった。それでも、ベイスターズを応援する人もかなりの人数いた。
明治橋から壺川方面
番外編1:キャンプは来たことがなく、今後も行けるか分からないので、誰もいない宜野湾に行ってみた
番外編2:例のブルペン。確かにメイン球場から近く、思ったよりも開放的だった
番外編3:トロピカルビーチ。天気も良く、海もキレイで良かった
番外編4:首里城公園。上の毛公園からの城壁沿いのコースはなかなかのアップダウン
番外編5:西のアザナの展望台からの見晴らしは良かった

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