02/24 ファーム練習試合 中日5-6横浜DeNA(オキハム読谷)
初回に嶺井のホームランで先制したが、平田が石垣に同点ソロを浴び、5回までは1-1のロースコア。先発の阪口は3回で4安打されたが無失点で切り抜けた。7回に村川のタイムリーに続き、満塁から東妻が走者一掃の二塁打を放って逆転。8回には小深田がライトへ特大のソロ。9回に石川が2点を失ったが逃げ切った。
スコア
デ 100 000 410 | 6 中 000 012 002 | 5 勝：池谷 敗：勝野 Ｓ：石川 本：嶺井(1回)、石垣(5回)、郡司(6回)、小深田(8回) 盗塁：大橋(5回)、加藤(6回)、村川(9回) 盗塁死：伊藤(3回) 失策：小深田(4回)、土田(7回) 暴投：ディアス(6回)
| デ | 横浜DeNA | 打 | 安 | 点 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| [9] | 蝦名 | 4 | 2 | 0 | 右飛 | 中安 | 見三振 | 遊安 | – | ||||
| H9 | 勝又 | 1 | 0 | 0 | – | – | – | – | – | – | – | – | 中飛 |
| [2]D | 嶺井 | 3 | 1 | 1 | 左本(1) | 中飛 | 右飛 | – | – | – | |||
| HD | 東妻 | 2 | 1 | 3 | – | – | – | – | – | – | 中2(3) | 中飛 | |
| [3] | 山下 | 2 | 0 | 0 | 捕ゴロ | 中飛 | – | – | – | – | |||
| H4 | 田中俊 | 3 | 0 | 0 | – | – | – | – | – | 二ゴロ | 見三振 | 一ゴロ | |
| [4]3 | 伊藤裕 | 4 | 0 | 0 | 捕邪飛 | 遊ゴロ | 空三振 | 中飛 | |||||
| [5] | 小深田 | 3 | 2 | 1 | 四球 | 一直 | 右安 | 右本(1) | |||||
| [6] | 田部 | 2 | 0 | 0 | 遊ゴ併 | 遊ゴロ | – | – | – | ||||
| 6 | 粟飯原 | 2 | 0 | 0 | – | – | – | – | – | – | 遊失 | 中飛 | |
| [D]2 | 高城 | 3 | 0 | 0 | 三ゴロ | 三ゴロ | 投ゴロ | – | – | ||||
| H2 | 東出 | 1 | 1 | 0 | – | – | – | – | – | – | – | 中安 | |
| [8] | 関根 | 4 | 0 | 0 | 二ゴロ | 右飛 | 左飛 | 右飛 | |||||
| [7] | 大橋 | 1 | 1 | 0 | 中安 | 四球 | – | – | – | ||||
| H7 | 村川 | 2 | 2 | 1 | – | – | – | – | – | – | 中安(1) | 遊安 | |
| 37 | 10 | 6 |
| 中 | 中日 | 打 | 安 | 点 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| [9] | 根尾 | 5 | 0 | 0 | 左邪飛 | 一ゴロ | 見三振 | 一ゴ併 | 空三振 | ||||
| [7] | 伊藤 | 3 | 2 | 0 | 左安 | 中安 | 投ゴロ | – | – | – | – | ||
| 8 | ブライト | 2 | 1 | 2 | – | – | – | – | – | 空三振 | 中安(2) | ||
| [8] | 渡辺 | 2 | 0 | 0 | 投ゴ併 | 二ゴロ | – | – | – | – | – | ||
| 87 | 三好 | 3 | 0 | 0 | – | – | – | – | 空三振 | 一ゴロ | 一ゴロ | ||
| [D] | 平田 | 2 | 0 | 0 | 二ゴロ | 三失 | – | – | – | – | |||
| HD | 加藤翔 | 1 | 1 | 0 | – | – | – | – | – | 中安 | 四球 | ||
| [5] | 堂上 | 2 | 1 | 0 | 空三振 | 左安 | – | – | – | – | – | ||
| 4 | ワカマツ | 2 | 0 | 0 | – | – | – | – | 空三振 | 空三振 | |||
| [2] | 大野奨 | 2 | 1 | 0 | 右安 | 見三振 | – | – | – | – | |||
| 2 | 郡司 | 1 | 1 | 2 | – | – | – | – | – | 左本(2) | – | ||
| H | 味谷 | 1 | 0 | 0 | – | – | – | – | – | – | – | – | 空三振 |
| [3] | 石岡 | 3 | 1 | 0 | 右安 | 空三振 | 空三振 | – | |||||
| H | 福元 | 1 | 1 | 0 | – | – | – | – | – | – | – | – | 左安 |
| [4]5 | 石垣 | 3 | 1 | 1 | 捕邪飛 | 左本(1) | 遊ゴロ | – | |||||
| H | 三ツ俣 | 0 | 0 | 0 | – | – | – | – | – | – | – | – | 四球 |
| [6] | 土田 | 3 | 1 | 0 | 右飛 | 一ゴロ | 中安 | – | – | ||||
| 6 | 星野 | 1 | 1 | 0 | – | – | – | – | – | – | – | 左安 | |
| 37 | 12 | 5 |
| デ | 横浜DeNA | 回 | 打 | 安 | 振 | 球 | 失 |
| 阪口 | 3 | 11 | 4 | 1 | 0 | 0 | |
| 中川 | 1 | 5 | 1 | 2 | 0 | 0 | |
| 平田 | 1 | 4 | 1 | 1 | 0 | 1 | |
| ディアス | 0.2 | 3 | 1 | 2 | 0 | 1 | |
| ○ | 池谷 | 1.1 | 5 | 2 | 1 | 0 | 1 |
| 加藤 | 1 | 4 | 0 | 2 | 1 | 0 | |
| S | 石川 | 1 | 7 | 3 | 2 | 1 | 2 |
| 中 | 中日 | 回 | 打 | 安 | 振 | 球 | 失 |
| 松葉 | 4 | 15 | 3 | 0 | 0 | 1 | |
| 橋本 | 1 | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | |
| ● | 勝野 | 4 | 20 | 7 | 2 | 0 | 5 |
成長を感じさせた小深田
小深田は2回の最初の打席、左腕の松葉を相手に2球で追い込まれたが、その後しっかりとボールを見極めて、四球を選んだ。ボールが見えているなと感じた。4回の打席では一塁線へ強烈なライナーを打ち返したが、ファーストの石岡が何とか捕った。
投手は右の勝野に代わり、7回の打席ではショートの頭を越えるヒット。しっかりと自分のポイントで捉えることができていた。そして、8回にも4打席目が回って来た。ストレート2球で1-1となった後、真ん中付近のストレートを豪快に振り抜き、打球は右中間の防球ネットに当たる特大ホームラン。
背番号44を佐野から受け継ぎ、将来は首位打者を獲ることを目標に掲げる高卒2年目だが、体つきも非常に逞しいし、スイングの強さも増している。佐野のようにフルスイングで大きな打球を打ちながらも、バットコントロール巧みにヒットも量産できる、そんな打者への階段を少しずつ上がっているように感じた。
4回には、守備でミスがあった。平田のサードゴロを弾いてエラー。続く堂上の打球も強い当たりがサードの正面に行ったが、打球がレフトへ抜けて行った。公式記録はないし、中継ではH/E/Fcのランプも見えないので、これは管理人の独断だが強い当たりで少しバウンドが変わったように見えたので、エラーとは付けなかった。だが、ホットコーナーを守るのであれば止めて欲しいところでもある。
まだまだ課題はあるが、今年の成長が楽しみだし、1軍でのデビューも近いという感じがあった。一気に1軍キャンプに呼ぶことまではしていないが、週末のオープン戦に呼んでみてもいいのではと思わせる活躍だった。スタンドで視察した三浦監督にはどう映ったか。
まるでピノの村川、大橋も活躍続く
21日の沖縄電力との練習試合に続き、育成ルーキーの外野手2人が活躍を見せてくれた。
スタメン出場した大橋は、最初の打席でセンター前ヒット。これで3打席連続のヒットとなった。5回には四球を選んで出塁し、盗塁も決めた。足の速さもあるが、バッティングも小柄ながらスイングが鋭く力負けしていない。独立リーグ出身だが、大卒ルーキーよりも2歳若く、森と同年代。今後の成長を含めて楽しみな存在だ。
そして、ファミスタのピノのような光景を見せてくれたのが村川。50mを5秒5という快足の持ち主だが、本当に速いと実感した。小深田のヒットとエラーでノーアウト1、2塁としたが、高城がバントを失敗し、関根も凡退でチャンスが潰えかけていた7回。代打で登場した村川は、勝野に力負けせず、センターへ打ち返した。昨年、1軍も苦戦した勝野からタイムリーヒットというのは価値がある。
9回は、詰まらされたショートの前へのゴロだったが、快足を飛ばしてファーストをセーフにした。ショートは高卒ルーキーの星野が入っていたが、村川に備えて少し前に守っていたし、前進しての送球にそれほど無駄があったように見えなかったが、尋常ではない速さで村川が駆け抜けた。普通のゴロが内野安打になってしまう、ピノのような現象だった。
さらに、盗塁もきっちりと決めてチャンスを演出。三盗までしたら面白かったが、十分に足の速さを印象付けることができたと思う。
育成の二人がこれだけの活躍を見せると、既存の外野手も刺激されるだろう。関根はスタメンで4打席立ったが、良い当たりはあったもののノーヒット。勝又は代打で右中間への大きなフライを打ったが、ブライトのスーパーキャッチに阻まれた。蝦名も2安打しているが、1軍の壁に跳ね返されている。この日は出番のなかった宮本も、尻に火が付いた状態だろう。
1軍では梶原が良い活躍を見せているし、勝又の転向とドラフトで3人が加わった外野が、これまで以上に熱い戦いになりそうだ。
嶺井は1軍合流、ディアスは故障か
この日は、1軍が休養日ということもあり、読谷まで1軍の三浦監督、コーチ陣が視察に訪れた。嶺井については最後に1軍へ呼ぶ予定だったそうだが、最初の打席で豪快なアーチを見せ、バッティングの状態の良さも評価された。ファウルになったが、その後の打席でも良い感触で振れていた。キャッチャー5人はどうなのかと思うが、競争が激しくなりそうだ。
ディアスが6回に登板したが、途中降板となった。最初の三好は三振に取り、加藤翔にヒットを打たれたが、ワカマツから三振を奪った。そのあたりは普通に投げられていたように見えたが、郡司の初球が完全に抜けたボールとなり、高城が飛び付いても捕れない投球になった。暴投でランナーが進塁。続く2球目もボールになったところで、高城がベンチに合図を送り、トレーナーと小杉コーチがマウンドへ向かった。
左の腰や脇腹のあたりを押さえていたように思う。指先をそこまで気にした様子もなかったので、爪が割れたり豆が潰れたということではなさそうな感じだった。紅白戦では良い投球をしていて、支配下登録に向けて良いスタートが切れていたが、ケガとなると残念だ。ファームは最終日となる25日は、リハビリ組に109番が入っていた。詳しい状況は分からないが、大事に至らないことを願いたい。
25日は、1軍、ファームともに最後の練習日となる。ファームは26日にオープン戦に帯同しない選手は横浜へ戻ることになる。1軍は土日のオープン戦を戦い、日曜の試合後に横浜へ戻る。最後の練習日、宜野湾では室内でのサインプレーの確認もあり、13時には手締めの予定で、個別練習はあるだろうが全体練習は早めに終了することになりそうだ。
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