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楽天との練習試合は中止 第5クール終了

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプ第5クール最終日は、宜野湾で楽天との練習試合が予定されていたが、雨天のため中止となった。ルーキー2人が登板、梶原が4番というオーダーが予定されていたが、残念ながら流れてしまった。1軍の練習試合はこれで終了となり、26日からオープン戦が開幕する。

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雨男は三浦ではなく徳山

天皇誕生日の23日は、朝から強い雨が降り、早々に練習試合の中止が決定した。祝日で観戦を予定していたファンもいただろうから、残念な天気になってしまった。

ルーキーにとっては、より残念な中止だった。20日の読売戦で猛打賞の活躍を見せた梶原が4番に入り、投手では徳山と三浦が実戦デビューする予定だった。中止となったため、徳山と三浦はブルペンでの投球を行った。三浦は「徳山が雨男なので」と、大学時代にも投げ合う予定が中止になったことを引き合いに、雨男を押し付けていた。横浜の三浦と言えば、雨男で知られているのだが、銀二はどうだろうか。

実戦初登板を予定していた東は、切り替えて調整すると語っていた。オープン戦での登板になるだろう。ブルペンでは順調な様子だったので、どんな投球をするか楽しみだ。

10時からの練習では、東もブルペン入りしたほか、練習メニューの予定には書いていなかったがロメロもブルペンで投球を行っていた。大貫はブルペンでの投球の途中で、三浦監督に質問。カットボールの投げ方を聞いていたようだ。

大貫はスライダー、スプリット、ツーシームを使うことが多いが、左打者への対策としてカットボールを模索しているのだろうか。コントロールと多彩な変化球で勝負する大貫だけに、少し打者の芯を外すように使えると良いのかも知れない。

その後はブルペンで石田がシャドウピッチングで念入りにフォームを確認していた。野手は、何組かに分かれ室内でバッティング練習などを行っていた。練習試合が中止になった楽天が宜野湾のブルペンや室内を使って練習するため、全体練習は早めに切り上げとなった。

1軍の第5クールは終了し、24日は休養日となる。25日に練習日があり、最後の土日はオープン戦2試合を行い、日曜の試合後に横浜へ戻る。来週の水曜、3月2日はもう横浜でオープン戦がある。28日しかない2月はあっと言う間。最終クールも良い形で締め括って欲しい。

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1軍練習試合の成績

1軍の練習試合は、16日広島戦(コザ)、19日中日戦(北谷)、20日読売戦(那覇)、22日広島戦(宜野湾)の4試合。試合数は少ないが、投打の成績を集計した。

選手打率
.250162410500002
細川.250120300710000
知野.500121630200000
神里.364115450410010
楠本.100101120600000
倉本.300101310000000
柴田.11191100200100
桑原.62582510000020
大田.25080210100001
梶原.42972330200000
伊藤光.16761100010100
益子.40050200000000
山本.25041100010010
戸柱.33331100100000
田部.00030000000000
小深田.50020100100011
ソト.00020000100000
1.00021231000000
大和.00020000000000
山下.00021000100000
蝦名.00021010000000
伊藤裕.00010000000000
選手防御率
濵口3.8627124338073043
坂本2.251464143021011
石田0.001339103011000
大貫6.001339124110022
上茶谷0.001347134000010
ディアス4.501236102131021
ピープルズ0.00122581030100
三上0.00222561030000
砂田0.00221360010000
石川0.00122471010000
中川0.00111230020000
池谷0.0011410010000
山崎0.00111130000000
田中健0.00111131010000
伊勢0.00111630020000

打者は打数が多い順に並べたが、何と言っても6打席連続安打の知野が.500をマークし、大きくアピールした。5打点と.364をマークした神里も、外野の定位置奪回へアピールできた。佐野が離脱している中、大田と外野を争う。

ルーキーの梶原も、最初の試合は足の張りの影響で欠場したが、3試合目で猛打賞をマークし、3打点。23日は4番に入る予定が流れてしまったが、外野手の争いに食い込む。そうした中、桑原は.625をマークし、もはや3割打者の貫禄さえ漂う。守備も含めるとケガがなければ桑原のセンターは決まりだろうか。楠本は最後に1本タイムリーが出たので、ここから反撃したいところ。

キャッチャーは4人がほぼ均等にマスクを被ったため、4試合では打数も少なく、バッティングに関しては何とも言えない。益子は2安打を放ち、バッティングでも成長を見せている。

ファームからスポットで呼ばれた選手は、残念ながら結果を出すことができなかった。その中、小深田がポテンヒットではあったが結果を残した。当面はファームで主軸として経験していくことになるかも知れないが、オープン戦のどこかで少し呼んでもらえるようにしたい。

投手も4試合なのでほとんどが一度だけの登板。リリーフで投げた投手で失点したのがファームから参加のディアスだけで、順調な調整ぶりが感じられた。開幕までにどう仕上げて行くかだが、期待が持てそうだ。

登板が流れてしまった東とルーキーの徳山、三浦はオープン戦や教育リーグで調整、テストということになりそう。小園もどこかで登板があるのか、楽しみだ。

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最後の実戦はファーム練習試合

26日にオープン戦が開幕し、いよいよ開幕に向けた実戦が進んで行く。オープン戦前の実戦は、24日のファーム練習試合が最後となる。中日のファームがキャンプを張る読谷へ移動してのビジターゲーム。雨は上がるようだが、オキハム読谷のグラウンドの状況次第か。

先発は以下の通り発表されている。

9 蝦名
2 嶺井
3 山下
4 伊藤裕
5 小深田
6 田部
D 高城
8 関根
7 大橋

[投手]
阪口
平田
池谷
中川
石川
加藤
ディアス
スターリン
(登板順未定)

先発は阪口と予想されるが、ゲーム帯同の投手が多いので、短いイニングで多くの投手が投げるかも知れない。特別ルールで9回裏まで実施されるので、7人ほどのリレーになることも考えられる。

リリーフ投手はブルペンでの調整の仕方を学ぶという意味と、アクシデントなどに備えて控えという形で帯同するので、登板しない投手もいるかと思う。

野手では育成ルーキーの大橋がレフトでスタメン。先日の沖縄電力との練習試合では途中出場で2安打をマークした。続けてアピールし、支配下登録に向けてステップアップしたい。村川も途中出場すると思われるので、この争いにも注目したい。

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