スポンサーリンク

入江が復帰登板で153キロ 森が左足を負傷交代

02/27 読売1-1横浜DeNA(沖縄セルラー那覇)

両チームの投手陣が好投を見せ、犠牲フライの1点ずつを取り合っての引き分けとなった。先発の大貫は3回無失点。新球のカットボールを試した。入江が手術明け初の実戦で、153キロをマークした。6回の走塁で森が左足を負傷し、そのまま交代となった。

スポンサーリンク

ポジ

昨年の悔しさをバネに頼れる投手へ

投手陣の好投が光った試合だったが、中でも入江の好投は収穫だったと言えるだろう。昨年はドラフト1位として期待を集め、開幕ローテーション入りを果たしたものの、0勝4敗と勝てずに2軍落ち。その後、8月に右肘のクリーニング手術を受けた。同期入団の牧が華々しい活躍を見せ、悔しい思いもあるだろう。

今年の春季キャンプは、当初は嘉手納のファームのメンバーとして発表されていたが、京山の新型コロナウィルス感染で1軍に変更となった。術後ということで、阪口や平田もそうだがファームでじっくりと調整という意図はあったと思うが、この機会を逃さずに精力的に練習に励んだ。ブルペンでは小谷アドバイザーに何度も質問をする姿があったし、シャドウピッチングでフォームの確認を繰り返した。

ここまでの練習試合では登板はなく、このオープン戦が初登板となった。めちゃめちゃ緊張したという右腕は、先頭の岸田に対し、初球はアウトサイドの低めに150キロのストレートが決まった。しかし、3球目のスライダーが完全にすっぽ抜けて、岸田の左肩に当たってしまった。すぐさま帽子を取った入江。

ここで何とか気持ちを切り替えることができた。続く岡田に対して帽子を飛ばしながら150キロのボールを投げ込んだ後、144キロのツーシーム系で詰まらせ、ピッチャーゴロ併殺打。フィールディングも冷静にこなした。これで落ち着いたか、中山にはカーブでストライクを取り、最後は低めへ153キロのストレート。角度はあるとは言え低いかなとも思うが、素晴らしいボールだった。

起用法はまだ未定だろうが、先発ローテーションがしっかりと埋まるようであれば、リリーバーとして期待したいところ。伊勢との明大(仲良し)コンビとしてブルペンを支えてくれると心強い。先発を期待している投手が振るわなければ、その座も狙える。ここまでずっと活躍して来た、大卒ドラ1投手にしっかりと加わって、本人が言う通り、もっともっと頼りがいがある投手になって欲しい。

オープン戦2試合は1失点だけの好結果

先発の大貫は、ブルペンで三浦監督に質問していたカットボールも含め、変化球を一通り試した。ヒットは松原にストレートを打ち返された1本に抑え、4三振を奪ったが、その分3回54球と彼にしては少し多い球数となった。まずはオープン戦初登板として上々だろう。細かい課題があるとコメントしていたので、残り3回の登板で精度を上げて来てくれれば、開幕投手の有力候補にもなって来るだろう。

ロメロは、実戦初登板。最初のイニングは動く速球系を多投していた。真ん中付近に集まったところ、いきなり3連打でノーアウト満塁のピンチ。中田に対し、フルカウントからど真ん中に入ってしまい、これはグランドスラムかという当たりだったが、センターのフェンス手前で失速し、犠牲フライ。

大城には、昨年三浦監督から習得をアドバイスされたカットボールを続けて三振、岡田もスライダーでセカンドゴロと1点で切り抜けると、2イニング目はチェンジアップも含めて全球種を織り交ぜ、彼らしいゴロを打たせる投球だった。

ロメロは来日後の自己隔離もあり、キャンプの第2クールまではプルペンにも入らず、スロー調整だった。実戦はこの日が初めてで、MLBではまだまだ調整段階という時期。他の投手と進み具合も違うので、最初の登板でこれだけ投げられれば十分ではないか。2週間後のマウンドできっちりと見せてくれれば。

エスコバーは中田に二塁打を打たれたが、嶺井の牽制で刺した。伊勢、田中健も含めて、リリーフ陣は練習試合からの流れで順調な調整ぶりを見せてくれた。沖縄でのオープン戦2試合は、ロメロが犠牲フライで1点を失っただけと、素晴らしい結果を残した。主力が状態を上げて来るオープン戦後半でも同じような結果が残せるか。開幕に向けて仕上げて行って欲しい。

スポンサーリンク

ヤジ

第3クールのテーマが「失敗OK」だったが、オープン戦も特に前半はまだいろいろ試すことができる時期ではある。例年この時期はどんどんと盗塁を仕掛けて行くが、昨年は成功率がかなり低かった。この試合では大和が一つ盗塁を決めたが、初回は桑原が牽制で誘い出されて盗塁死、神里も大城に刺された。楠本は微妙な判定ではあったが牽制死になっている。

失敗してもいい時期であっても、「失敗するだけ」では無駄なアウトでしかない。もちろん選手も首脳陣も分かっていると思うが、これをどう生かすか。昨年の失敗はあまり生かされたようには思えない。今年は石井コーチがいるので、すぐにではなくとも生かしてくれると期待したい。

守備の方でも森と知野にエラーが出た。牧も何度かセカンドゴロを弾くようなシーンがあった。土のグラウンドで難しいのは理解できるが、セ・リーグでも甲子園、マツダは土のグラウンドだし、言い訳にはならない。何より、この沖縄セルラースタジアム那覇は4月に、読売との最初の対戦で2試合行われる。ミスはゼロにはできないが、しっかりと練習で補って行きたいところだ。

この試合では読売の方が守備では良いプレーが目立っていた。昨年もエラーはリーグ最少の45で、73を数えたDeNAよりもかなり少なかった。こちらも今後の課題として取り組んでくれることを期待したい。

スポンサーリンク

キジ

森が走塁で左足を痛めて負傷交代

前日、左方向への3安打と活躍し、特別枠としてフル出場で英才教育されていた森が、6回の走塁で左足を痛め、負傷交代した。直江に対して2ボールからのストレートをしっかりと捉え、レフト前ヒット。前日と同じようなバッティングを見せて出塁すると、続く楠本がライトオーバーの二塁打。森の脚なら悠々還るかなと思って見ていたら、森が三塁を回ったところで転倒。その後、痛そうに左足を押さえた森は、肩を担がれてベンチに下がり、代走の倉本が送られた。

リプレーを見る限り、三塁の一歩手前で左足が滑ったのか、挫いてしまっている。左足首を痛めたことにより転倒してしまった。今年のキャンプ序盤では、キャッチボールよりも先にベースランニングのメニューをこなし、全ての塁を回るトレーニングをして来ただけに、ここでのアクシデントがあるとは。素人目には少しベースに対して真っすぐ入り過ぎていたのかなと感じた。

肩を担がれて下がっただけに心配していたが、試合後は歩いてバスに乗り込み、那覇空港では他の選手とともに歩いて搭乗していたようなので、骨折や靭帯損傷とか重傷ではないのかなという感じ。病院には横浜へ戻ってから行くそうなので、まだはっきりとは分からないが、軽傷であることを祈りたい。ハマのフェラーリの重要な足なので、軽傷であっても再発を防ぐためにも治療には専念して欲しい。

森のケガも心配だが、他のリハビリ組では佐野について、何とか開幕に間に合うかも知れないという報告が来ていると青山ヘッドコーチが明かしていた。無理はして欲しくないが、三浦監督もTBSのインタビューでは、佐野と今永には焦らずに治療に専念し、戻ってきたら最後まで1軍で出場できるようにと伝えているとのこと。その上でケガの状況や回復具合から間に合う見込みが出てきたということだろう。間に合うというからには最終週のオープン戦には出場できるくらいでないと無理があると思うが、どうなのだろうか。藤田や今永もどのような状況なのか、DOCKでの練習が再開すれば情報も入って来るだろう。

春季キャンプ終了、オープン戦での調整へ

27日のオープン戦を以って春季キャンプは終了。試合に帯同しなかった投手陣、オースティン、ソトも含めて試合後、空路で横浜へ戻った。早くも3月2日にはハマスタでオープン戦が行われる。28日は休養日となりそうだが、3月1日から練習が再開されるだろう。

この日、1軍キャンプのメンバーだった小園、ピープルズ、益子がファームに合流することが発表された。ピープルズは、キャンプ中に腰の張りを訴えていた。昨年の急性腰痛のこともあるので、じっくり調整になるだろう。キャンプの最後に嶺井が1軍に合流し、5人となっていた捕手は益子がファームで出場機会を増やすことになった。昨年同様、4人で開幕1軍枠の3つを争うことになるだろう。

そして、小園はキャンプの1軍抜擢は勉強の機会でもあったし、濃厚接触者となって出遅れたこともある。1軍でまだ投げる段階にないと思うので、ファームでの調整はやむを得ないだろう。DOCKでしっかりと作り上げ、実戦登板へステップを進めて欲しい。春季教育リーグの期間に投げられるか、イースタン開幕後になるか。三浦監督も山ほどやることがあると言っているので、じっくりと育成する方向になりそう。

残った選手も開幕1軍に向けて競争が続いて行く。特に投手陣は教育リーグの試合も含めて調整、競争が続いて行くはず。教育リーグは3月3日に初戦を迎えるので、どちらも注目したい。

↓ランキング参加中!1日1回投票お願いします
にほんブログ村 野球ブログ 横浜DeNAベイスターズへ
にほんブログ村
ブログ村プロフィール
PVアクセスランキング にほんブログ村
試合
スポンサーリンク
良ければぜひシェアを!
エニベイをフォロー

コメント

タイトルとURLをコピーしました