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10安打3点も同点止まり 投手陣踏ん張り切れず

07/29 東京ヤクルト5-3横浜DeNA(神宮)

初回、大貫が塩見に先制ソロを浴びたが、2回に大田のタイムリー二塁打で同点とする。4回に村上のソロで勝ち越しを許したが、6回に牧のソロで再び同点に追いつく。大貫は6回裏2アウト3塁でエスコバーと交代したが、濱田の内野安打で勝ち越しを許した。終盤は入江、ウェンデルケンも失点。楠本の犠牲フライで反撃したが届かず、接戦を落とした。

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ポジ [Good]

大田が2回に左中間を破る二塁打を放ち、牧を還して同点とした。初球の甘く入ったカットボールを積極的に打ちに行った。良い角度で上がったのであるいはと思ったが、少しバットの先の方だったかも知れない。

6回にはアウトサイドのストレートに食らい付いた打球が、ライト線にポトリと落ちるヒット。全力疾走で二塁を陥れ、二塁打とした。この日は4月27日以来のタイムリー、マルチヒットとなった。代打で起用されるも結果が出ない日が続き、オールスター前には登録を外れてファームで調整した。

もともと代打向きではないと言われる大田だが、そんなことは言っていられないし、彼もどんな形であってもチームに貢献したいと思っているはず。だが、スタメンでの躍動を見ると使って行きたい選手ではある。勝利には繋がらなかったが、結果が出たことで昨年のような姿が見られるようになれば。

牧が6回に同点ソロを放った。インサイドに食い込んで来るボールを振り抜き、打球が少し詰まった分、切れずに風の後押しでスタンドまで届いた。最初の打席で詰まりながらセカンドの後方へ落ちるヒットを放ち、最初のホームを踏んだ。8回にも清水からレフト前へ運び3安打。

7月は.268と牧の実力からすれば物足りない数字で、チームは得点力不足に陥り4番としても苦しい状況が続いている。神宮ではこれで.407となったが、もともと得意とするハマスタでもっと爆発して欲しい。

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ヤジ [Bad]

大貫は6回途中まで3安打に抑えながら、ソロが2本とバントヒットの並木が、エスコバーに代わった後に濱田の内野安打で生還したため3失点。悪くはなかったのだが、非常に勿体ない登板だった。

初回は2アウトランナーなしから塩見にホームランを打たれた。2ボールから2球インサイドのツーシームでカウントを整えた後、もう1球インサイドに行き、上手く捌かれた。これは打った塩見を褒めるしかないバッティングではあるが、3球続けたのは疑問だった。

4回も2アウトから長打を避けたい場面で村上を迎えた。2ボールからスプリットがファウルとなり、4球目のアウトサイド低めを狙ったボールが浮いてしまい、レフトスタンドへ打った瞬間の当たり。この場面、一発だけを回避したいところなのに、肝心なところで失投してしまった。ここでは高さを間違えないという集中力がもう少し欲しかった。

6回は先頭の並木がバントヒットを決め、元山が送った。塩見はファーストゴロで2アウト3塁。ここで三浦監督が出て交代となった。前の打席にホームランを打たれているとは言え、ここでの降板はどうかなと思った。そういう意味で言えば塩見にも打たれているのだから、そこで代えればいい。単純に左対左で、村上まで回ったらエスコバーを投入と決めていたということだろうが、村上は左腕の方が打てている。

結果論になってしまうが、結局はエスコバーも勝負し切れずに歩かせ、宮本への代打濱田との勝負になっている。大貫にまだ余力はあったと思うので、村上と対戦しつつ次の打者も含めて1つアウトを取ることはできたと思う。ただ、前述の通り1球の甘さが交代を決断させたか。

三本柱は別として、石田や大貫には信頼が低く、こういった場面では交代が早い。大貫は、今年はケガもあって勝てていないが、3年連続勝ち頭なのだからもう少し信頼しても良いと思う。続投したらしたで、先発投手に甘いと批判されるのだろうから、難しいところではある。

ここから優勝するのであれば、三本柱に加えて強力な4本目が立つ必要があると思っているので、大貫には昨年のような姿に戻ってもらわなければそこに到達しない。大貫にも、チームにもそのメッセージを送って欲しかった。

打線は2桁安打をマークしたが、2度の同点までで追い越すことができなかった。特に2回は、3連打で追い付いてなおもノーアウト2、3塁。7番以降の下位打線に入って行くとは言え、1点も勝ち越せなかった。

伊藤はバッティングの状態が悪過ぎる。打撃型の捕手のはずが、今やバウアーの捕手として守備メインになっている。2回は3球三振で、守備でも捕逸があった。今月は精彩を欠く場面が多くなっている。途中出場を含めて40試合出場であり、フィジカル的にはそこまで疲労でパフォーマンスが落ちるほど出場していない。とは言え、3人の捕手で補い合いながら急な出番にも備え、バウアーの捕手としての労力も大きいだろう。ベテラン捕手として、ここから先の勝負どころで力を発揮して欲しい。

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キジ [Other]

前日のシーソーゲームに続いて接戦となったが、この日は2度追いつくも同点止まりで、リードを奪えず終始ヤクルトのペースで試合が展開した。前日に続いてリーグナンバーワンのセットアッパーである清水から得点して追い上げたが、今月は2点台前半をマークしている救援投手が失点を重ねてしまい、今一歩届かなかった。

本来であれば、現状大きく離れている5位、6位との6連戦は大きく勝ち越して、上位に食い込んで行きたいところだが、ビジターかつチーム状況を考えると何とか勝ち越しというところ。ヤクルトは小澤が先発する3戦目、最近は良い内容が続いている石田に期待したい。

ヒットすら出ない貧打は底を打ちつつあるので、石田がいつも通り5回まで最少失点で乗り切って行ければ勝利への道は開ける。来週はゲーム差なしで並ぶ2位広島、首位阪神との6連戦が待っているので、勝ち越して進んで行きたい。

コメント

  1. ハマGUCCI より:

    WBCを見て、こんなに野球が面白いとは!と思ったど素人です。
    ことしのは、阪神、広島、横浜の3チームになりそうと思うのですが時期尚早でしょうか?
    三位争いが白熱して面白くなってきました。
    義理の母が横浜ファンですので、勝った時の上機嫌が家族を和ましてくれます

    • Rocky より:

      読売も入れて4チームでの争いでしょうが、優勝は阪神、広島が有利とは思います。
      ただ、最後まで何が起こるのか分からないですから、優勝を目指して勝負の8月、9月を戦って欲しいです。
      毎日のように上機嫌になっていただければ、我々の悲願も近づきますね。野球の楽しさが伝わる戦いを期待します。

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