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今永、打撃好調も投球は苦しく 連日のサヨナラ負け

09/06 広島東洋4x-3横浜DeNA(マツダ)

初回に佐野のソロで先制すると、2回には今永のタイムリー二塁打で追加点。5回は今永の三塁打から桑原の犠牲フライと着実にリードを広げた。しかし、6回2アウト1、2塁から代打の會澤の二塁打で2者が生還。ここでエスコバーに交代するが、小園のタイムリーで同点。その後は両者が追加点を奪えず2試合連続で延長戦に突入。11回裏、中川がデビッドソンに19号を浴び、2日連続のサヨナラ負け。

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ポジ [Good]

二刀流の今永が、バッティングで魅せた。最初の打席は、1アウト3塁から山本が凡退してランナーが還れず、京田が申告敬遠となった2アウト1、3塁で迎えた。2球で追い込まれたが、インサイドのカットボールを強く振り抜き、ファーストの横を抜いてライト線へ転がるタイムリー二塁打。野手が取ってくれなかった追加点を自らもたらした。

5回には、高めのスライダーを捉え、打球は右中間へ。今永を迎えて前に守っていたライトが打球に追い付くのが遅れ、三塁打となった。桑原の飛距離十分というセンターフライで3点目のホームを踏んだ。打者として2本の長打で2点に絡んだ。投手としては苦しい投球が続いたが、この日は打者としてチームに大きく貢献した。

この日、戸柱と林が体調不良のため、特例2023で登録抹消となった。前回も今永は山本とバッテリーを組んでいるので、元々スタメンは山本だったのかも知れないが、これで9月は5試合全てスタメンとなった。

タフなゲームが続いているし、これだけ続けて1軍の試合に出続けるのはこれまでなかったので、特に精神的な疲れもあるかも知れない。だが、好調なバッティングはこの日も続いた。1アウト3塁だった最初の打席はショートゴロに倒れたが、その後は右、左、中と全方向へ打ち分けての3安打。ついに打率が3割に乗った。

打数が少ないとは言え、111打席で.131だった2021年、.103の昨年を考えれば急成長と言える。昨年まで通算で21本だったヒットが、今年はこれで38本。OPSが.800というのも素晴らしい。首脳陣も今後のことを考えて、山本をメインで使い始めたのだろう。残り試合で多くのことを経験し、さらに成長してもらいたい。

延長戦に入り、残っている投手は山崎、中川、宮城、森原。森原は勝ち越すか12回に温存しておく必要があり、10回と11回を誰に任せるかの選択。三浦監督は、山崎ではなく宮城と中川の若手を使った。思い切ってというよりも、そうするしかなかったという雰囲気ではあるが。

10回は宮城。150キロのストレートを思い切ってゾーンに投げ込んだ。末包はフォークで三振、曽根はバントヒットを狙ったが、しっかりと捌いて2アウト。矢野に初球のストレートをライト前に弾き返され、続く田中の打席で、牽制で悪送球。自ら一打サヨナラの場面を作ってしまった。

田中は歩かせ、4安打の小園と勝負。カーブとフォークを低めに集め、当たり損ねのサードゴロ。一塁は際どいタイミングだったがアウトで、リクエストでも覆らなかった。1軍でサヨナラのプレッシャーを感じながらの登板が経験できたことは大きいと思う。少しずつ大事な場面でも使える投手になって欲しい。

11回は中川。野間を2球で追い込むも、粘りのある打者。4球ファウルが続いたが、最後はフォークが絶妙な高さに決まって空振り三振。堂林はストレートで押し込んでライトフライ。ここでデビッドソンを迎えたが、ここだけは力で押し切れないから注意と思った矢先、初球が真ん中高めに入ったところ、力でライトスタンドまで運ばれた。

伊藤のミットはアウトサイド低め。高めに行ってしまったボールなので力が今一つない。昨日も書いたが、ストレートで空振りを取れないので、苦しい。ファームなら空振りになるか、力で押し込んで何とかできてしまうが、1軍の外国人選手は力勝負で負けてしまう。

2アウトまで取っただけに、特に初球は注意して入りたかった。だが、宮城と同様、このような場面でマウンドに上がれたことを成長の糧として欲しい。

二人とも高卒の育成選手だったことを考えると、ここまでよく育てたなとは思うが、あと一歩。最近は育成出身の活躍も目立っている。半面、支配下で指名した高卒はどうなってるのか。阪口は諦めて手放してしまい、京山は伸び悩みというか悪くなってしまっている。櫻井あたりはケガもあるが出て来ないね。

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ヤジ [Bad]

今永は、ストレートの球威はあったが、コントロールが今一つ。変化球も精度が低かった。追い込んでもファウルで逃げられてしまうことと、どうしても慎重にならざるを得ないので、歩かせて勝負する打者を選びながらという投球になった。

5回まで7安打を打たれながらも、何とか粘っていた。6回も2本のヒットを打たれたが、2アウトまで漕ぎ着けて、あと1人抑えればというところで、チェンジアップが低めに投げ切れなかった。それでもそんなに悪いボールじゃない。會澤が球威がまだ残るストレートにケアしつつも、泳ぎながら上手くバットに当て、ベイスターズにとっては一番飛んで欲しくないコースに行ってしまった。

三塁線を転々とする打球の映像に、なかなか佐野が入って来ない。テレビなので守備位置は確認できていないが、今永の球威を考慮して左中間寄りに守っていたか。2アウトとは言え、三塁線の打球でマクブルームに一塁から還られるようでは困る。何とか最少失点で耐えられればよかったが、これで2点。

球数が122球だったが、ここで限界と判断したのか、左の小園のところで今永を交代し、エスコバーを送った。エスコバーも両サイドの低めにボールを集めていたが、最後のボールは若干中へ入ったか。通常の守備ならレフトフライだが、ランナー二塁で外野は前進していた。それを考えると甘くなってはいけないボールだった。

6回裏で外野を前に出す必要があったのかについては、結果論かなと思う。今永の勝利を守るためにワンヒットでは還さないという考えも間違ってはいない。

三者凡退に抑えたのは7回に投げた伊勢だけで、15安打4四死球と塁上をかなり賑わせた。13残塁と6回以外はピンチで粘っていたが、最後は一発に泣いた。7回以降は防戦一方だったので、サヨナラ負けという結果は仕方ないのかなと思う。

3点リードしたとは言え、打線が打ったとは言い難い。佐野がホームランを打ち、宮崎も二塁打を打ったが、2点目のタイムリーも、3点目の犠牲フライに繋がる三塁打も、今永が自分で打ったもの。山本が3安打したが、それ以外が2安打ではなかなか得点は入らない。よく3点取ったなというくらいだ。

9回は久しぶりに先頭が出塁した。ここでどう攻めて行くのかが見えづらかった。京田にバントをさせたが、打ち上げてしまい失敗。続くウェンデルケンの代打で柴田を送った。何としても二塁に送りたくて、失敗したら連続バントのために用意しておくなら、最初から京田に代打しておけばよい。バントを成功する確率は大きく違うだろう。

結局、2アウト2塁で蝦名に代打の藤田を起用し、チャンスを逃した。何としても二塁に送るなら京田のところに柴田、京田を代えないなら失敗しても1アウト1塁で、関根でエンドランを仕掛けるとか、そういう動きでないと知野を代走に使った意味も薄い。

そもそも代走だけで終わりというのもどうだろう。広島は右投手しかいないので、右打者は使うところがないとでも思っているのか。右投手には一度しか対戦がなく三振だが、一度で何が分かるのか。左右と実績に偏重した起用でこれまでどれだけ上手く行ったか?アナリストがそういうデータしか持って来ないということ?結果論と言われるかも知れないが、出てきた瞬間に疑問になる采配だった。

リリーフに負けが付いての3連敗。先日の4月を振り返った特集記事で、4月は投手陣、特にリリーフが素晴らしかったと書いたが、そのレベルに到達することは困難。その分、打って欲しいのだが、読売の投手陣があまり良くなかっただけという感じもあるし、上位チームの野球に比べるとあまりにも稚拙で、これは上回れないなと納得してしまう差があった。

今すぐには無理でも、CSまで、そして来年までになぜこれだけ広島に負けるのか、よく研究すべきだ。打者は単純に足があるというだけでなく、全体に粘り強くしつこい。リリーフもボールに力があるだけではなく、精神的にもタフで集中力があり、いい意味で開き直って投げられる。ネームバリューや年棒はDeNAが上かも知れないが、チームとして戦って勝てる要素は広島の方が多いと感じる。

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キジ [Other]

連勝でスタートした9月も、3連敗。いずれもリードしながら逆転負け。この日は、今永が何とか無失点で踏ん張り、自援護もあって3点リードを取ったので、何とか逃げ切りたかったが、一気に追いつかれてしまった。

現状、この展開でリリーフ勝負になると苦しい。前日サヨナラ打を打たれた山崎は使えず、延長に入って若い宮城、中川を登板させた。惜しかったがよく投げたと思う。7回以降は僅か1安打で、相手のミスもミスで返してしまうようでは勝機はない。

まだ20試合ほど残っているが、正直なところ1位、2位は確定したかなという雰囲気。あとは読売との3位争いでCSに進めるか。これは最後まで争うことになりそう。

CSが開始してから、広島は3連覇と3位が2度あるだけで2位がない。もし広島が2位になれば、ファーストステージについては初めてマツダで行われることになる。ホームの声援を受けて、という話もあるが、DeNAも2度のハマスタでのファーストステージはいずれも敗退。

アドバンテージもないファーストステージは、ホームゲームがむしろプレッシャーになっている。近年はほとんど3位のチームがファイナルステージに進んでいるので、何とか3位に滑り込み、ファイナルステージでリベンジして行きたい。

3位を狙うにも3連敗は厳しい。広島としても週末の甲子園での阪神戦を前に、弾みを付けて行きたいはずなので、勝ちに来るだろう。2試合連続延長戦でお互いにリリーフが厳しい。東は中5日になるが、何とか7回まで投げてくれると助かる。リードして8回を迎えた場合、ウェンデルケンは3連投となるが、どうするか。

遠藤は8月13日にバンテリンで中日を7回無失点に抑えて以来の登板。相手と球場を差し引きして考える必要があるが、過去にも苦戦したことのある投手で、打線が早くも湿り気味なので、状態の良い選手をしっかり見極めて使って欲しい。左右に拘り過ぎだと思うし、それで采配した気になっている。先週末の3連戦は確かに打線が活発だったが、それは相手の投手にもよるもの。打順にしてもメンバーにしても、3連敗中のチームは流れを変えて行かなければならないはずだ。

最後に、ファームから朗報。ファームで達成しても意味ないと言えばそれまでだが、松尾汐恩がイースタンリーグ12人目のサイクルヒットを達成した。

最初の打席でタイムリー二塁打、2打席目はレフトフライに倒れたが、3打席目でタイムリーヒット、4だせきめは三塁打。ホームランが出ればサイクルヒットという状況で、8回の5打席目を迎えた。

ヤクルトの近藤の初球、カットボールがアウトサイド高めに浮いたところを捉え、打球は横須賀スタジアムのレフトスタンドへ消えた。打った瞬間というような当たりだった。三塁打が一番難しいのだが、最後のホームランが残ってしっかりと打てたことは素晴らしい。バッティングはやはり非凡なものがある。

前の11人目が楠本。過去には高森と桑原も達成しており、球団4人目となった。他球団ではロッテのアジャこと井上晴哉や現読売のオコエも達成している。誰だ?微妙だと思ったのは。

ファームのハイライトは球団公式You Tubeチャンネルにアップされているので、松尾のバッティングをご覧いただければ。

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