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ベイスターズが優勝候補という風潮

新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、延期が続いていたプロ野球が、19日に開幕する。3ヶ月遅れでの待ちに待った開幕に向け、評論家がメディアで続々と順位予想を繰り広げている。その中で、ベイスターズについては、評価が割れている。優勝予想する評論家が複数いる一方、5位に挙げる評論家もいる。優勝候補と言ってもいい前評判になっているが、果たして。

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予想は例年以上に困難

そもそも、プロ野球の順位予想でズバリと当たるなんてことは稀。どの選手に不調やケガが発生するか、そして急激に伸びてくる選手がいるのか、といったことを予想するのは極めて難しい。

キャンプやオープン戦で取材した内容を鑑み、単純に戦力プラス期待値で順位を予想していくのが例年なのだが、そもそも今年はオープン戦から3ヶ月空白があり、その間取材もできていない。12試合の練習試合では各チームの戦力を把握することは困難。

加えて、特例2020によるルール変更の影響、いつどのチームで感染が発生するか分からない。予想をすることにどれだけの意味があるか分からないが、プロ野球ファンとしては、やはり当たらないと分かっていても、シーズンのことをあれこれ妄想してみたくなるもの。

0勝0敗の今が一番ワクワクすると昔は思っていたものだ。始まってしまえば1試合ごとに一喜一憂、たいていの場合、いつの間にか借金が2桁に膨らんでいるのだから。

本当は開幕前日の記事で書こうと思っていたのだが、17日に開幕日の出場選手登録が公示されなかったので、入れ替えている。PCR検査の実施も踏まえ、公示は前日に変更されているのかもしれない。

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セ・リーグの所感

読売

まずは昨年優勝の読売。論点になるのは、最多勝を獲得した山口が抜けたこと。15勝というよりも貯金11というのがデカいと思う。菅野が今年は復調するだろうという期待はあるのだろうが、昨年でも11勝6敗と貯金5はもたらしている。さすがに一人で貯金16は難しい。それに山口が投げない分は他の投手が投げることになるのだから、同等の投手がいない限り、成績は下がる。

サンチェスが穴を埋める存在として獲得されたが、現時点までの投球だと同等の投手という期待は難しそうだ。ただ、打高投低のKBOで防御率2.62は侮れない。大きく貯金を作れるかは分からないが、昨年の菅野くらいの数字はありうる。

ベイスターズが勢いづけてしまった戸郷も、さらに成長しているように思う。ただ、少し短いシーズンになるとは言え、通年ローテーションで回れるかは疑問。昨年、8勝を挙げてブレイクした桜井は、今年も良さそうな印象だ。

田口、大竹の使い方がどうなるかだが、昨年はホントに勝負どころでこの2人に苦しめられたので、ローテーションに入っても活躍できるようだと投手層が厚くなる。リリーフはやや不安があるが、デラロサが昨年レベルで投げられれば、クローザーは固まるだろう。

打線は基本的に昨年と変わらない。パーラは、派手さはないが、チームの勝利に確実に貢献するプレーをしてくれそうな雰囲気。吉川尚は多村ばりにいつもケガしちゃう選手になるのか、レギュラーを張れるのか勝負の年になるが、ブレイクできればポジションに穴がなくなるかな。

代打で阿部がいなくなっているが、陽と中島のベテランが元気なので、バックアップの役割も含めて野手の層も厚みを感じる。

阪神

関西のマスコミ、阪神OBはさておき、意外と上位に挙げている人が多い阪神。ジョンソン、ドリスが抜け、新たな外国人が加わって8人体制になっている。DeNAと並び、外国人登録が5人に拡大する恩恵を受けるとして、評価が高まっている側面もある。

そして、6連戦が続くこともあり、リリーフ陣の質の高さが一番の評価ポイント。ここはセ・リーグで一番阪神に負けているDeNAファンは身に染みて分かっているところ。

岩崎、島本、藤川と強力なメンバーは残っている。ただ、やはりジョンソンとドリスは強力だったと思う。エドワードとスアレスが同等の働きを見せれば、12球団でも有数のリリーフは維持されると思うが、今のところ疑問符は付く。でも、桑原、守屋、望月といったところが出てきても、DeNAは打てないんだけどね。

先発は、西勇、青柳を中心に展開するのかな。ガルシア、ガンケルがうまく使えれば厚みは出るが、高橋が離脱したのが痛い。先発が我慢できないと強力なリリーフが生かせなくなるので、一気に崩れる。昨年の阪神はリリーフの勝利数がかなり多い。

打線は、マルテが残り、ボーア、サンズが加わった。いきなりサンズは出遅れているようだが、最近の阪神が獲得している外国人野手のレベルだと、貧打の解消までは至らないかなという印象。大山が鈴木誠也くらいの成績で、どっしりと4番に座れば、周りも違ってくるかもしれないが、ちょっとね。

ハマスタでは今年も大活躍すると思われる福留、糸井は、高齢化してきており、もちろんまだまだ技術は高いし、勝負強さがあるが、DeNA戦以外でも活躍できるかは疑問符が付く。

広島

昨年は最後の最後でBクラスに沈んだとは言え、3連覇していたチームで、そこからメンバーが大きく変わったわけではない。昨オフも戦力流出が少なかったチームだ。

プラス要素としては、ドラフト1位の森下の加入。新人王候補の筆頭に名前が挙がるほど評価も高い。練習試合では結果が出ていないようだが、ローテーションには入ってくるか。

リリーフはどうするのかなと思っていたが、新外国人のスコットがクローザーになりそうな感じ。フランスアを中継ぎで使えるようだと、厚みが出てくる。彼がクローザーになってしまうようだと、その前で苦労するかなという印象。

打線は鈴木誠也という4番がしっかりしているので、落ち着きを感じる。そして、キャッチャーは會澤が攻守で柱になるので、計算ができる。外野に転向した西川が1番に定着すれば、打線のバランスは良くなる。ショートは、小園が出てくるのか、田中が復活するのか。

中日

ここ数年、野手はちょうど全盛期くらいの年齢層で固定できつつあるし、ずっとAクラス入りすると予想しているチーム。

ただ、キャッチャーとクローザーという要に大きな課題がある。ここが前評判も上がらないし、上位に上がって来ない理由なのだろう。練習試合では岡田をクローザーとして使ったが、DeNAに逆転され不安が残る。マルティネスはクローザーで出てくると、ちょっと怖い面がある。彼も8回とかで使えるとベストな投手。

先発は、実績はないが、DeNA戦でも好投した山本、梅津にルーキーの岡野もまずまず。柳、大野雄が昨年くらい投げられれば、ローテーションは素晴らしいと思う。

打線は、昨年チーム打率リーグ1位をマークしたように、ヒットは打てる。問題はナゴヤドームが故にホームランが少なく、得点効率が悪かった点。アルモンテが元気であれば、かなり強力な打線になると思うが、京田を上位に置いて足も使った方が、相手は嫌だと思うが。

ヤクルト

ちょっと気の毒なくらいここは予想順位が固定してしまっている。確かに簡単に考えるとバレンティンが抜けた部分がそのままマイナスとなり、昨年最下位から上がり目なしということだろう。

ただ、2015年はバレンティンが15試合しか出場していないのに、優勝していることを忘れてはならない。あの時も2年連続最下位から混戦を制しての優勝だった。

先発投手は、石川が開幕投手を務めざるを得ない陣容。小川もなかなか復活してこない。原、清水あたりのブレイクがあれば、かなり戦えるようになるのだが。奥川は大事に育てる方針なのだろうか。彼を先発で入れたくなるような戦いが続いてしまう懸念がある。

リリーフは石山が無事であれば、マクガフとともに後ろは安定するかな。近藤と梅野に頼ることにはなりそう。

打線はバレンティンが抜けた分、迫力は下がる。村上がどのくらい成長を見せ、期待の塩見、中山がレギュラーを取れれば、ある程度の得点力は維持できる。投手力もカバーしなければならないので、相当得点を取っていかないと苦しい。

DeNA

最後にDeNAだけど、外国人枠が5人になったのは、プラスなのは間違いない。先発ローテのレベルが結局下がってしまい、練習試合1試合の好投で当確してしまう状況。ピープルズをローテーションに入れざるを得ない。

パットン、エスコバーを交代で使い、ピープルズの状況を見ながら枠の使い方を考える感じになるのかな。ピープルズは、打てないウィーランドになってくれれば最高だが。

打線には外国人野手が3人。ラミレス、ブランコ、モーガンとか、ブランコ、バルディリス、グリエル以来になるのかな。1番梶谷から6番宮崎まで6人が20本塁打を打てますという打線は、ハマスタではより脅威になる。

ただ、ホームランばかり出て、得点力が上がるかというと、そうでもない。足を使える選手が強いて言えば梶谷というくらいなので、打者勝負に集中できるから、相手バッテリーはそれほど嫌ではないと思う。併殺で逃げられる可能性も上がるし、走者二塁からのシングルヒットで還れないことが多くなる。

一発のある打者が6人も並んでいる、という恐怖のイメージが先行して、歩かせてくれれば、走者が溜まって2ラン、3ランとなるので、得点力が上がる期待はできる。昨年も見ていると、現実的にはソロ3本で3点止まりで負けたとか、そういう展開が多くなるのでは。

ロペス、ソトはケガや体調不良がなければ計算できるが、オースティンはまだ未知数。ただ、オープン戦から練習試合までかなりの対外試合をしている中で、ある程度さまざまなボールに対応できているので、それくらいは打てるのかなと思い始めたくらい。

DeNAの穴は先発ローテ。今永はエースとして期待に応えてくれそうな気配はあるが、3枚目あたりから怪しい。そんな中で、石田もリリーフに回してしまっているので、先発がゲームを壊して追い付かない試合が増えるのかなと思う。

リリーフは波があると思うが、レベルとしては高まっていると思う。先発が揃っていない分、リリーフの登場は早くなる。3回から継投も考えられる。平田、武藤、国吉あたりは展開によってはロングで起用される感じになるのでは。ここがカギになりそう。

優勝候補に推す評論家が多くて期待も高まるが、どうかなという気持ちの方が強い。

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順位予想

冒頭に書いたように、予想なんて当たるものでもないが、プロ野球が始まる前の恒例のお楽しみということで、書いておく。

1 読売
2 中日
3 DeNA
4 広島
5 阪神
6 ヤクルト

パ・リーグはさらに根拠なしなので、キャンプやオープン戦、練習試合で対戦したイメージで。

1 楽天
2 ソフトバンク
3 ロッテ
4 西武
5 オリックス
6 日本ハム

過去見てもらえば分かるが、全く当たっていないので、この順位にはならないと思った方がいいかもしれない。

いよいよ始まるなって感じ!

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