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2023年順位予想 去年に増して分からん!

2023年も開幕まであと僅かとなった。テレビや新聞などでも評論家が順位予想をする時期。当サイトでも一応、毎年やっているので、今年も書いてはみるが、去年に増して分からない状況。どうせ当たらない予想なので、妄想して楽しむこととする。

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今年も割れているDeNA

2022年の順位予想では、前年最下位ながら優勝予想とする評論家もいて、1位から6位までかなりバラついていた。今年は、前年2位から優勝を目指すシーズンになるが、昨年と同じように1位から6位までバラついている印象。

まず、オースティンがいつ復帰するのか見えていない点がある。昨年も投手力の改善は見られたが、得点力が不足した。「ベイスターズは打線はいいけど」と言っている評論家は大して見てない証拠なので置いておくとして、彼がスタメンに入って来れば得点力が変わって来る。不在が長引く、あるいは復帰しても以前の打棒は発揮できないと予想した評論家は下位に置いているかも知れない。あとは、他のチームとの比較で相対的に下がっているか。

バウアーの獲得で評価を上げた評論家もいるかも知れないが、開幕直前での獲得で、実績は輝かしいが1年以上のブランクもあり、実際に1軍で投げてみるまで分からない部分もある。そこをどう評価するかによっても分かれるだろう。

ヤクルトは3連覇を狙うシーズンとなるので、さすがに3連覇は難しいという理由から下げている評論家もいるだろう。逆に岡田監督が復帰した阪神は、投手力が群を抜いており、一番優勝予想が多い印象。

読売は、OBや日テレ関連を中心に一定数、優勝予想に挙げている評論家がいる。これはいつものこと。主力の高年齢化、投手力に不安がある点からBクラスが続くと予想する評論家も多い。

広島、中日はAクラスに挙げる評論家はいるが、優勝予想は皆無に等しい。OBか奇をてらった予想くらいしかなさそうだ。

2022年は、読売がBクラスに転落することを予想した評論家は少なく、DeNAの躍進も予想は難しかったか。2023年はどんな変動が起こるだろうか。

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各球団の印象

ここからは、管理人によるセ・リーグの各チームの印象を書いて行きたいと思う。当然ながら素人であり、各チームをよく見ているわけではないので、ベイスターズファンから見た印象ということでご容赦を。

ヤクルト

2021年は、壊滅的だった投手陣が目を見張る活躍を続け、中盤以降に混戦から抜け出して優勝。日本シリーズも勝ち上がって日本一となった。昨年の順位予想にも書いた通り、投手のやり繰りがうまく行き過ぎていたと感じたが、実力として身についていた。

そして、村上が予想を遥かに超える進化を見せ、単に56本塁打を打ったというだけでなく、日本一チームの4番として、数字以上に頼りになる存在になった。打線にこれだけの軸ができることは大きい。そして、残留したオスナ、サンタナは怪我もあったが、貢献が大きかった。

打線の部分は、2023年もそのまま期待できる。さらに、長岡に加えて内山、丸山和、濱田らの若手野手も伸びて来ており、戦力の厚みが増している。主軸に大きなケガがあるとどこのチームでも苦しいが、ある程度補えるだけの戦力は整えられている。

投手については、誰もがポイントに挙げるのはクローザー。マクガフがMLBに復帰したことによる穴をどう埋めるか。セットアッパーの清水がクローザーに回ってしまうと、役割が1つずつズレて苦しい可能性がある。経験者の石山、期待される木澤、さらに成長が見られる星などで、どう運用するか高津監督の采配が注目される。

2桁勝利の先発投手がいなくても連覇しているので、そこはあまり気にならない。小川、高橋奎二、原樹理に小澤が入り、大ベテランの石川も役割が果たせれば、試合は作れそうだ。打線が強力なので、先発がある程度試合を作ってくれれば取ることができる。

強み: 村上を中心とした強力な打線

不安: マクガフが抜けたクローザー

DeNA

現役ドラフトで笠原を獲得、平良がトミージョン手術から復帰。さらには、開幕直前にサイ・ヤング賞投手のバウアーを獲得。先発の頭数は揃った。リリーフも山崎が残留し、エスコバー、伊勢、入江に加えて三嶋が復帰。森原もセットアッパー時代のボールに近づいている。投手力は昨年よりもさらに上がっている。

打線は、今年もオースティンが開幕に間に合わず。昨年はチーム打率、個々の成績の割にはチームとして得点が取れていなかった。その部分をどう改善するのか、まだ具体的に見えていない。結局はソトの復調やオースティンの復帰を待つ形になりそうだ。スピードもあるルーキーの林がどのような刺激を与えるか。移籍の京田の返り咲きはあるのか、注目される。

三浦監督も3年目に入り、昨年チームに戻って来たOBのコーチたちも2年目に入る。徐々に取り組んで来たことが成果として出て来ると思うので、その部分には期待がかかる。昨年の2位を悔しいと思えていれば、さらなる成長を見せてくれるだろう。

強み: バウアー次第ではリーグ1の先発陣。リリーフも強力

不安: 得点効率の悪さ、ケガ人の多さ

阪神

今年は西純矢がエグいボールを投げているし、才木も復帰して2年目でローテーションを守りそう。伊藤将が遅れているが、先発の層は申し分ない。昨年活躍の湯浅がクローザーに回り、カイル・ケラーもセットアッパーなら手ごわい相手。浜地ら若い投手も台頭しており、昨年2.67という防御率をマークした投手陣はさらに良くなっている。

打線は大山、佐藤輝の軸に外国人選手が入って来られるか。ルーキーの森下は活躍の予感がするが、1年間フルに打ち続けられるかどうか。昨年よりも得点が取れると、大きく貯金ができるチームになりそう。

昨年はスタートがあまりにも酷かった。そこから一時、貯金を作るまで上昇したように、チームの力はあるし、爆発力もある。前回の優勝監督である岡田監督が復帰したことがどう出るか。矢野監督とは大きく雰囲気も異なるので、その点がどちらに転ぶかが焦点となりそうだ。

強み: 先発、リリーフともに強力な投手陣

不安: 打線の得点力と監督の考えが浸透するか

読売

主力が高齢化している懸念があるが、長野が復帰し、松田を獲得とさらに平均年齢が上がった印象。経験を生かしたプレーは計算できるが、全盛は過ぎており多くは期待できない。菅野が右肘の違和感で開幕ローテーションから外れるなど、コンディション面で不安のある選手も多い。

クローザーの大勢は計算できるが、その前を投げる投手が決まらず、運用に苦労しそう。先発も戸郷は活躍が期待できるが、それに続く投手が台頭しないと厳しい。外国人選手を多く獲得したので、開幕投手を務めるビーディを始め、彼らが大きな活躍をすれば、一気に順位を押し上げる可能性もある。

打線は、WBCで活躍した岡本和は昨年以上にどっしりと4番に座れそうなので、脇を固められるかどうか。2年目となるウォーカーがどれだけ伸びて来るか。オープン戦で不振を極めた坂本は、シーズンになったら上がって来るのか、コンディション面の不安から成績を大きく落とすのか。丸も移籍後は少しずつ成績を落としている。早く出て来る可能性はあるが、浅野がすぐに起爆剤になるとは思えず、オコエの劇的変化があるかどうか。

強み: 戸郷、大勢、岡本和の主力が強力。豊富なベテラン陣の経験値

不安: 菅野、坂本らのコンディション面、外国人選手頼み

広島

新井新監督になって、チームの雰囲気は大きく変わったと思う。監督について行きたいという思いの選手は多いだろうから、チームとしての結束力は強くなると考えられる。

1年目で結果を残したマクブルームが日本の野球に慣れ、さらに数字を上げて来そうな気配。新外国人のデビッドソンもそこに乗って行けると打線の迫力は増す。小園がレギュラーを掴みつつあるが、若手の野手の突き上げが物足りないのかなという印象。坂倉はキャッチャーとしての出場となり、その分打線の厚みを期待できるが、坂倉が守備とバッティングを両立できるか。

先発投手は、森下を欠いてのスタートとなる。基本的に昨年と同様のメンバーで回して行くことになるが、大きく飛躍する投手がいなければ苦しい戦いになりそうだ。リリーフは栗林の前に投げるセットアッパーが引き続き課題となる。栗林もWBCを途中で辞退しており、しばらくは腰に不安を抱えた状態で投げることになりそうだ。

新井監督がどのような采配を揮うか。2022年は立浪監督、2021年は三浦監督、2020年は高津監督と新監督が苦い思いをしている。コーチ経験なく監督に就任して優勝した落合氏などのケースもあるが、新監督としてチームの順位を引き上げることができるか。

強み: 打線の繋がり、結束力・集中打

不安: 4~6番手の先発、セットアッパー、監督の経験値

中日

昨年は立浪監督が就任し、さまざまな改革を進めたが結果は出ず、最下位に終わった。オフには阿部と京田をトレードで放出し、中日大丈夫?と心配される一幕もあった。

WBCにも出場した高橋宏が順調にエースへ育っており、飛躍が期待される。開幕投手を務める小笠原も状態が良く、大野雄や柳がしっかりと勝って行ければ、涌井も加わった先発投手は計算できる。リリーフもマルティネス、ロドリゲスの後ろが健在で、祖父江、清水に加えて移籍の砂田もブルペンを支える。投手力はもともと良いチームなので、打線の援護があればというところ。

チームでも中軸を担っていた阿部を放出した。ビシエドだけになっていた外国人選手も、アキーノが長距離砲としてオープン戦でも結果を出し、期待される。復帰したアルモンテも含めて、どれだけ得点力を向上できるか。京田を放出して龍空に期待をかけるが、まだ1年間という意味だと計算できない部分もある。開幕スタメンに抜擢を予定していたルーキー田中の離脱も痛い。野手に関しては若手を育成していく年になるのかなという印象。

強み: 先発、リリーフともにバランスよく揃う投手陣

不安: 打線の得点力、若手選手の経験不足

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順位予想

昨年のセ・リーグの予想も、結果としては下位2チームしか当たっていない。大外れではないにせよ、ヤクルトの連覇はないと予想し、DeNAもBクラスにしているので外れ。プロの評論家が予想しても当たらないのだから、当然だろう。

2022年の順位予想がこちら

前置きをしたところで、2023年のセ・リーグ順位予想。

1番目 ヤクルト
2番目 阪神
3番目 読売
4番目 広島
5番目 中日
? DeNA

はい、反則。順位予想してないじゃん。ベイスターズファンだが、ベイスターズが本当に一番分からない。1位から6位のどこに入っても不思議はない。どういうシーズンになって行くのか、本当に分からない。

それ以外については、2022年と同じになっている。過去2年は阪神を優勝予想していた。今年も戦力的には阪神が1位かなと思っているが、名将・高津監督の采配と、岡田監督が復帰1年目という点でその戦力差をはね返せるかなと思っている。

個人の価値観だし、その人の考え方があるので、それについて良い悪いとは言わない。ただ、矢野監督とはかなり異なる部分があると思うので、選手たちがすぐに順応するのは難しいのかなと感じた。阪神がそれも含めて就任を要請したわけだから、選手たちも合わせて行くしかない。個人的には、こういうチームは見たくないけど、DeNAはその心配はなさそう。

ヤクルト、阪神が抜けているかなという印象。他の3チームは、2022年もそうだったが、それほど差がなさそうなので、どうひっくり返ってもおかしくはない。外国人選手の活躍次第になりそうな感じもある。

DeNAは最初に書いたように、どこに入って来るのか全然見えない。オースティンが早めに復帰してきて、打線の得点力が跳ね上がり、バウアーも期待通りの成績を収めた場合は、優勝争いに食い込めると思う。一方で、そのあたりの期待が外れ、さらにケガ人も出てという感じになれば、読売、広島、中日の3チームに取り込まれ、展開次第では一番下まで落ちることも考えられる。

昨年も評論家の順位予想が大きく割れたが、今年はそれ以上に未知数の部分がある。そういう意味では、どんな戦いになるのかワクワクするシーズンでもある。

順位予想という記事なので、分からないDeNAはポジティブに順位付けしておこう。というわけで、当ブログで何度か書いたことのある順位予想で初めて1位とする。当たらないだけにあんまり書きたくないのだが。

1 DeNA
2 ヤクルト
3 阪神
4 読売
5 広島
6 中日

ヤクルト、阪神を上回るとすれば、投手陣に関しては今永、大貫、バウアーが2桁をクリアし、平良、濵口、石田あたりも7勝前後が必要。投手陣全体で防御率を3.20前後まで改善する必要があるだろう。ハマスタを本拠地にしながらこの数字を達成できたら快挙と言えるが、不可能な数字とは思わない。

現状だと投手陣が相当頑張ってくれた場合のみ優勝の芽があるように思うが、佐野や宮崎が再び首位打者を獲得したり、牧が村上と打点王を争うような状況、オースティンとソトがともに30発を超えて来るような復活があれば、もともと打線の迫力はあるので、投手陣を強力に援護できそう。ただ、ちょっとこの状況になることが全然見えないのが現状。

もちろん「予想」と「希望」は全く違うのだが、今年は「もう2位はいらない」と言う三浦監督が、希望通りに頂点に立ち、予想が当たることを願っている。

毎年のことながら、あまり見ていないパ・リーグも一応、書いておく。

1 ソフトバンク
2 オリックス
3 楽天
4 西武
5 ロッテ
6 日本ハム

昨年は最後、ギリギリのところでオリックスが捲って連覇を果たした。オリックスは吉田正尚のMLB移籍は痛いが、森の獲得もあって攻撃力のダウンを抑えられている。投手力は非常に良いので3連覇もあるかなと思うが、近藤とオスナを獲得したソフトバンクは強力かなと思う。

ソフトバンクは、千賀のMLB移籍で先発投手陣が少し苦しいかなと思う。藤井に期待が集まるが、年間を通してローテーションで結果を出すことはなかなか難しい。この穴がカバーできなければ、他チームにも優勝のチャンスが出て来るか。

楽天は先発投手陣が高齢化しつつあるのは気掛かりではあるが、攻撃力も含めて投打のバランスは取れているか。西武は森の移籍は痛いが、投手陣がかなり良くなっているので、Aクラスに入る力はあると思う。

ロッテは、佐々木朗がエースとして大黒柱になれば、チーム全体に良い影響をもたらすと思う。山口ら若手も伸びているが、打線の中心に座る選手がおらず、どうしても攻撃力が見劣りする。日本ハムは、近藤の抜けた打線が課題。清宮や外国人選手が相当打たないと苦しい。新球場でチームの未来を見せられるかどうか。

今年はエスコンフィールドが開場ということで、日本ハムと楽天の試合のみ3月30日に開幕する。もう間もなく開幕となるが、どんなシーズンになるだろうか。WBCでの世界一から続いて、野球を盛り上げられるか。声出しも解禁となり日常が戻る球場で、熱い展開を期待したい。

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