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GO NEXT, GO. 筒香がハマスタで公開記者会見

横浜DeNAベイスターズは4月18日、横浜スタジアムで筒香嘉智選手の入団記者会見を行った。ファン9,600人が来場し、公開という形での開催となった。サプライズゲストとして三浦監督も登場し、フォトセッションでは背番号25のユニフォーム姿を披露した。

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横浜での優勝をモチベーションに

天気予報がどんどん悪くなって行き、この日朝の時点では夕方から夜にかけて雨が降り続く予報になっていた。夕方には一時強い雨が降っていた為、ファンをスタンドに入れての公開という形でできるか懸念されたが、何とかハマスタで公開記者会見を行うことができた。

18:00、司会のスタジアムDJ・山田みきとし氏がVTRを紹介。2019年までの筒香の活躍シーンが映し出された。続いて、応援団が筒香の応援歌を演奏する中で筒香が登場して舞台へ上がり、ベイスターズの萩原統括本部長も登壇した。

まず、萩原本部長が「再びわれわれと筒香選手の道が交わることになりました」と報告。続いて筒香が話し始めると、スタンドに集まったファンから大きな声援と拍手が送られた。いきなり「本日はおまつり・・・」と噛んでしまったが、「本日はお集まりいただき本当に感謝しています。またこの横浜スタジアムで野球ができることの喜びを噛み締めています」とメッセージを送った。

続いて、テレビ代表からの質疑応答に進んだ。

Q. 横浜スタジアムで行われるこの会見の光景は?

正直かなり鳥肌が立っています。本当にありがとうございます。

Q. 応援歌の演奏はどんな風に感じていますか?

本当に素晴らしい応援歌ですし、僕自身も大好きな応援歌ですので、久々に応援歌を聞けて興奮しています。

Q. ベイスターズでプレーする理由、キッカケは?

僕は常に野球が上手くなる方を、というのが自分の頭の中にあり、上手くなる方を選択して来たつもりでいます。アメリカのサンフランシスコ・ジャイアンツを退団になり、どうなるか分からない状況が続いた中で、正直日本に復帰するというモチベーションが今一つ上がらなかったのが事実であります。

毎日練習している時間の中で、いろいろ考えて行く中でやはりベイスターズで優勝したい、優勝するという思いが今、僕の日本でプレーをするモチベーションとなりました。

Q. 今回の決断は誰かに相談されたのでしょうか?

いえ、自分ひとりで決めました。

Q. MLB挑戦時から日本に戻る時はベイスターズに戻って来て欲しいと伝えていたが、球団の熱意はどう感じていますか?

アメリカへ2020年に行った時から毎年、僕の心を動かされるような言葉を南場オーナーにかけていただき、感謝していますし、その南場オーナーが目標に掲げている横浜で優勝というものに一緒のピースとして、精一杯頑張りたいと思います。

次に萩原本部長には筒香の入団による期待する点について質問があり、「MLB挑戦時から日本に戻って来る時は全力を尽くすと決めていたので、ブレなく邁進した」と獲得の経緯を説明。横浜進化というスローガンに絡めて、チームが進化する機会には最適の人材が入って来てくれたとコメントした。

筒香がいない間に柱となるような選手が何人も出て来ていて、そこに大きな柱が加わることでより強くなれると信じており、優勝へさらに近づいたと確信しているという力強い言葉が続いた。

再び筒香への質問に戻り、三浦監督については、筒香がSFジャイアンツを退団した際に電話があったことを明かし、「おい、帰って来いよ」という15秒くらいの短い会話だったという。軽くモノマネも入っていて、スタンドから笑いが起こった。

背番号25については、尊敬する村田修一氏から受け継いだ番号で、ベイスターズが空けて待っていてくれたことに感謝を示した。

MLBでのプレーについては、「僕のかけがえのない財産になることは間違いないが、皆さんもご覧の通り、アメリカでの成績は満足できるものではありません。プロ野球選手は結果で評価されるのは当たり前ですし、結果が出なかった原因と今も向き合っていますし、今後も野球が上手くなるために向き合い続けて行きます」とし、「振り返っている時間はないので、今はベイスターズのために必死に頑張るだけです」と前向きに捉えていた。

勝負の世界に「はい、ポジションどうぞ」というようなものはないと思っているので、今までもこれからも自分のパフォーマンスでポジションを獲りに行くだけだと思っていると話し、移籍先に関する報道で空きポジションに触れられていた部分を否定するような発言だった。

現状のベイスターズについては、まだ合流していないのでと前置きをしつつ、若い選手が多く魅力のある選手が揃っている、そして敵チームからも嫌がられる選手が数多くいるのではないかと思っていると印象を語った。高校の後輩である度会について質問され、何でもできる選手で、今後ベイスターズの中心となって勝利に貢献する選手とコメント。

まずはプレーヤーとして全力でポジションを獲りに行くこと、その中でベイスターズの勝利に貢献できるプレーを皆さんにお見せできればと抱負を語った。最後にファンへ「ファンの皆様と優勝を強く思って毎日ハードにプレーして行きますし、今シーズンが終わった後に皆様と一緒に喜び合えるように一生懸命プレーして行きます」とメッセージを伝えた。

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雨を降らせた三浦監督が登場

前日に三浦監督は既に予定があるので同席しないとコメントしていたが、急に天気が悪くなったので三浦監督が来るのではないかと思っていたが、サプライズゲストとして登場した。正直あんまりサプライズになっていなかった。

壇上に上がり「おかえり」と一声。横浜スタジアムが似合う男だなと印象を語った。これに筒香も「三浦さん以上に横浜スタジアムが似合う男になれるように頑張ります」と応じた。

三浦監督は「雨を降らせてしまってすみません」と自身の雨男ぶりを自覚したコメント。来るのをやめようとも思ったと笑いを取った。筒香が帰って来て、チームの大きな柱となり、起爆剤となって、突っ走ってもらいたいと大きな期待を示した。

その後、三浦監督から25番のユニフォームが渡され、かつてとは異なる新しいYOKOHAMA STRIPEに袖を通した。ストライプの形状が変わっていても、ベイスターズのユニフォームが似合わないわけがない。青い帽子をかぶった姿は筒香が帰って来たことを強く感じさせた。

フォトセッション後、再び応援歌が演奏され、スタンドに集まったファンが大きな声援を送った。筒香は「早くこの応援歌を歌ってくださる中でプレーしたいと改めて思いました。本当にありがとうございました」と感謝。

最後に「この横浜スタジアムのファンの皆様がシーズン終わった後、最高の喜びに満ち溢れるよう、プレーヤーとして毎日全力でプレーします。今シーズン途中からになりますが、最後まで全力で毎日必死にプレーいたしますので、よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」と力強い意気込みを語った。

ハマスタの一塁側ベンチには、桑原、山崎、柴田らの姿もあったようだ。この日は広島から戻って来て、全体練習はなかったが、かつて共にプレーした仲間も筒香の帰りを喜び、ハマスタで体を動かしつつ記者会見の様子を見ていたのだろう。

個人的には、ハマスタに駆け付けるつもりだったが、来週は海外出張を予定しているため、雨天で自重した。You Tubeでリアルタイムに配信してくれていたので、多くのベイスターズファンとこの時を共有することができた。ハマスタで直接、筒香に復帰への感謝の思いを届けてくれた方々には、ファンを代表してもらったと思うので感謝したい。

入団会見で感極まったファンも多かっただろう。気持ちはよく分かる。だが、「おかえり」がゴールではない。横浜で優勝するという次の夢を、みんなで必ず実現させたい。

tvkのニュースでも、入団時の様子なども交えて大きく取り上げられていた。既に正式発表後からDOCKで練習を始めており、この日も午前中はDOCKで練習していた。アメリカでのスプリングトレーニングで腰回りの張りで欠場したことがあったが、バッティング練習もしていたようなので問題はなさそうだ。

あとは実戦勘ということになる。早ければ20日の横須賀での読売戦から出場と言われているが、今後調整スケジュールが徐々に明らかになって行くだろう。実戦でのパフォーマンスに注視して行きたい。

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