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三浦監督がファームを視察 XYDBキャンプ第2クール初日

横浜DeNAベイスターズの2021年春季キャンプは6日、第2クールに入った。三浦新監督が初めてファームの視察を行い、山崎がブルペンでチェンジアップを披露した。今永、東には焦る必要はないと声をかけるなど、嘉手納で調整する選手とコミュニケーションを取った。

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復活にかける山崎の新球

今キャンプ初めて、ブルペンで捕手を座らせての投球を行った山崎。声を発しながらチェンジアップなどの変化球を交えて19球を投じた。イレブンスポーツの中継でも彼の投げる姿が見られた。山崎の場合は、いかに実戦で打者から空振りが取れるかというところなので、今後の練習試合での様子を見て行きたい。ひとまずは、体に問題はなく順調に調整できているようなので、復活を期待して待ちたい。

山崎の隣で投球を行っていたのはルーキーの石川。地元の横浜高校出身の彼にとって、山崎の横で投げるというのは少し意識するところもあっただろう。三浦監督も視察に来ていたこともあって、緊張したかも知れないがしなやかな投げ方をしていた。早期に支配下登録となることが期待される投手。こちらも今後の実戦でどんな投球をするか楽しみだ。

移籍の風張も投球を行っていた。武藤と同じようにベイスターズでさらに成長してくれれば期待できる。ストレートの威力はもともとあった印象なので制球と武器になる変化球が必要だろう。大家コーチからカットボールが習得できれば、さらに幅が広がりそうだ。苦手の左打者に対しては、スライダーよりもカットの方が使いやすいのではないか。

三浦監督が大家コーチと会話をする中、投げていたのは中川、櫻井、宮城の3人。投球後、中川は牛田コーチと、宮城は大家コーチと会話して確認していた。また、既に投げ終えた笠井が、ヒゲ魔神こと五十嵐スタッフと録画した投球フォームなのか、取得したデータなのか分からないが、画面を見ながら会話をしている様子もあった。

彼ら4人は7日の紅白戦のゲームメンバーなので、翌日の登板に向けての調整だったのだろう。三浦監督も来ているし、ファームとの連携は昨年以上に密になっているが、アピールする絶好の機会なので自分の投球をして欲しいところだ。

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1軍とファームが一心に

三浦監督は朝、宜野湾で佐野と宮本が早出のバッティング練習を行うのを見てから嘉手納に移動。ブルペン、メイングラウンドで選手を見ながら、仁志ファーム監督やコーチ陣とコミュニケーションを取った。サブグラウンドでは、ダッシュを繰り返す横でリハビリ中の東がキャッチボール。投げ終わった後、三浦監督が歩み寄って声をかけていた。

ランチタイムの特打では三浦監督が打撃投手として登板する予定もあったようだが、ファーム首脳陣とのミーティングのために今回は流れた。翌日の紅白戦もあるし、ミーティングも必要だったのだろう。昨年もファームでは投げているとは言え、知野は少し残念だったかも知れない。仁志ファーム監督が、真横で見守り、時折身振りを交えながらアドバイスしていた。

今年から巡回コーチとなっている田代コーチも嘉手納に来ており、桑原のティーバッティングを見ながら声をかけていた。その後、森や楠本らのバッティング練習も見守り、午後も益子に声をかけていた。

午後の個別練習では、仁志ファーム監督が楠本にロングティーのトスを投げ、バットの出し方のイメージについてアドバイスを送るシーンもあった。

キャンプ前から三浦監督が言っていたように、1軍とファームのコーチが相互に視察し、選手の状態を把握している。ファームでキャンプを送っている選手もモチベーション高く練習ができるはずだ。横浜一心となるために、全員が意識を変えるというキャンプはここまで良い形で進んでいるのではないか。

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7日は初の実戦となる紅白戦

宜野湾キャンプでは3日目に4投手がフリー打撃に登板し、打者との対戦を行った。投内連携などの練習は行っているが、シート打撃などの実戦的な練習はまだ組み込まれていない。しかし、7日には紅白戦が行われる。ファームのメンバーとの入れ替えも含めて、このタイミングを選んだのだろうが、実戦的な練習後の2月11日あたりでも良かったのかなとは思う。観る方としては楽しみだが。

1軍のメンバーは、既にスタメンと登板する投手が発表されている。

8神里
3田中俊
9細川
D佐野
5伊藤裕
4牧
6柴田
2山本
7関根
D宮本
阪口 2回
京山 2回
砂田 1回
伊勢 1回
宮城 1回

特別ルールの打者10人で行われるようだ。7イニング制となっており、ファームから参加の宮城が、1軍チームとして5番手で投げる。

ルーキーの牧は6番セカンドでスタメン。本人は気負わずにまずは打てなくても仕方ない気持ちで臨むというところだが、本音はもちろん打ちたいだろう。

宮崎、大和らベテランは参加しない模様。外国人選手もいないので、細川、佐野、伊藤裕の中軸になっている。オープン戦に入っても宮崎が5番に入るくらいでメンバーは変わらない可能性もあるので、まだ第2クールとは言えどんなバッティングをするか注目したい。

ファームの方は、スタメンは当日決めることになっており、ゲーム参加メンバーだけが明らかになっている。

桑原
森
乙坂
楠本
小深田
田部
知野
蝦名
益子
高城
山下
坂本
飯塚
櫻井
中川
笠井

高卒ルーキーの小深田もメンバーに入っており、どの程度出場するのか分からないが、その姿も楽しみだ。厳しい外野争いの中でファームスタートとなった桑原、乙坂、楠本も1軍に割って入るために結果が欲しいだろう。阪口、京山らを打ってアピールできるか。

天気は問題なさそうなので、今年初の試合を楽しみたいと思う。

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