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ヤクルトのリリーフに完敗 再び7ゲーム差に

08/14 東京ヤクルト4-1横浜DeNA(神宮)

初回にヒットと2四死球で1アウト満塁のチャンスを作ったが、宮崎の押し出し死球による1点止まり。小澤を捉え切れず。1回裏、坂本が先頭の山田に初球を同点ソロとされると、4回には四球の後、塩見に勝ち越し2ランを許し、村上を歩かせたところで降板。2番手の宮國がさらに1点を失い3点差。打線は、5回途中で小澤を引きずり降ろすも、それ以降のリリーフ陣に1四球以外はパーフェクトに抑えられ完敗。

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ポジ

3点ビハインドという展開ではあったが、三上に代わって特例2022の代替選手として登録された中川が、2イニングで4三振を奪うピッチングを見せた。

7回先頭の濱田は、初球に149キロのストレートをアウトサイド低めのコーナーに決めると、フォークで2球連続の空振りを奪った。イニングを跨いで8回は、山田をフォーク、サンタナをインハイのストレートで空振り三振。塩見は歩かせてしまったが、村上に対しても真っ向勝負で、追い込んでからのフォークで空振り三振。

8回はアウト3つを全て三振で取ったが、ヤクルトの中軸が相手ということもあり、見事なピッチングだった。入江が、セットアッパーに昇格したことを三浦監督が明言しており、先日まで入江が担っていたポジションを任せる投手が必要。戦列を離れている三嶋、田中健らの復帰や森原、ガゼルマンといった新戦力の合流が期待されるが、中川にも期待が集まる。まず一つ得たチャンスを生かした。この投球を続けて行きたい。

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ヤジ

ほとんど良いところのない試合だった。こちらは4連勝中、相手は7連敗中という状況で、初回にいきなり満塁から押し出し死球で1点をもらった。一気に先発の小澤を崩して主導権を握りたいところ、前の試合のヒーローのソトが、最悪の併殺打。もちろん毎回打てるわけではないが、アウトのなり方も含めて最悪だった。この試合の方向性を決めてしまったと言ってもいい。

さらに、坂本が先頭の山田の初球を同点ソロとされた。初球、ストレートでストライク先行というのはいいが、いくら何でも甘すぎる。不振の山田が初球は受け身になるという読みで、真ん中のストライクを取りに行ったというよりも、単にコントロールができていなかったように思う。

同点ではあったが、ヤクルトのペースで試合が進んでいた。3回に楠本の内野安打と小澤の悪送球で、得点圏のチャンスを迎えたが、佐野と牧が倒れ無得点。4回もランナーを二人出したが、投手の坂本に回ってしまった。山田にソロは浴びたが、それ以降は9人をパーフェクトだった坂本を、ここでは代えづらい。

しかし、坂本は4回裏に先頭のサンタナをストレートの四球で歩かせると、塩見にはストライクを取りに行ったようなスライダーをライトスタンドへ運ばれた。右方向へのバッティングでスタンドまで打ち込んだ塩見に勝ちだが、歩かせたこと、初球の入りとも初歩的なミス。村上にも勝負できずに歩かせ、降板。これはやむを得ないだろう。

イニングの途中ということで、京山ではなく宮國を挟んだが、中村にも繋がれてさらに1点を失った。だが、その後は京山と中川が2イニングずつをしっかりと抑えた。打線が追い付くような援護が欲しいところだった。

プロ初勝利を献上しておいて言うのもどうかと思うが、この日の小澤だったら3~4点取ってKOしていないと勝機はない。攻め切れないうちにヤクルトは5回途中でも交代を決断。その後のリリーフがさすがと思わせる投球で、ヒット1本すら打てなかった。

投手陣は、ここまでかなり頑張って来たので、責められない。この試合は打線が奮起して早めに援護して欲しかった。力負けという形で完敗だった。

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キジ

この試合に勝てば、ヤクルトは8連敗で5ゲーム差。それ以上に負け数の差が2つになる。焦りも出て来るところだったが、重要な試合に勝つことはできなかった。これで全て終わりというつもりは全くない。まだ反撃する時間は残されている。ただ、もしヤクルトが優勝をするとしたら、初回のソトの併殺打は大きかったということになりそうな気がする。

またも5連勝はならなかったが、週単位で見れば先週に続いて4勝1敗と素晴らしい数字。負けたのが直接対決というのが痛いが、このペースを維持できれば、月末のハマスタでのヤクルト3連戦を首位攻防戦に持ち込める。それができるかどうかが、今後の分かれ道となるだろう。

来週はハマスタでの6連戦。ここまでハマスタで1分を挟む11連勝で来ているが、その勢いをさらに伸ばして行けるかどうか。特に新記録の12連勝を目指す初戦が、連敗をしないという意味でも重要になるだろう。

依然として、少しずつコロナの感染が拡大している。この日は、知野と鈴木尚典コーチ、2名のスタッフが陽性判定を受けたことが発表された。スタッフも含めると10人を超える状況となっており、さらなる拡大が懸念される。

現状はまだ、何とかやり繰りして、この日もファームの試合もできたが、これ以上になると、ファームでの調整も含めて厳しい状況になる。何とか食い止めたい。

そのファームは1週間ぶりの試合。東が先発し、5回2/3で75球を投げた。4失点という結果よりも、2度目の登板でこれだけ投げられたことをプラスに考えたい。次回、100球をメドに投げられれば、その次は1軍での先発になる可能性がある。

そして、2番手で深沢が2試合目の登板。イニング途中に登板し、回跨ぎと経験を積んだ。良いボールを投げていたと思う。さらに、トレードで移籍した森原が初登板。ヒットを1本打たれたが、フォークで2三振を奪い、順調な調整を見せた。数試合登板すれば、1軍に上がって来そうだ。三嶋も9回に登板し、コロナ陽性判定からの復帰が期待される。投手陣については好材料の多い試合だった。

16日はハマスタ12連勝を懸けた試合で、エース今永の登板が予想される。襟付きではなく通常のユニフォームに戻るが、良い感触を繋ぎ、再びヤクルトとの差を詰めた状態で9月を迎えたい。

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