08/05 横浜DeNA8-2中日@ハマスタ
佐野が4番の仕事。1点差の3回に貴重な追加点となるタイムリー、4回はライト線へタイムリー二塁打、そして8回に仕上げの6号ソロで、3回に渡って効果的な3打点を挙げた。3安打で打率を.353とし、リーグトップに立った。
ポジ
監督への恩返し
4番としてよくやっているという次元を超え、ここまでやるとはの域に入り始めている。1号ホームランが出てからの活躍ぶりは、目を見張るものがある。それまででもよくやっている方だと思っていたが、そこから先はもう4番としても十分なもの。チームの6連敗という最初の危機も乗り越え、4番キャプテンが成長を続けている。
正直、この段階だと昨年の4番よりも頼りになる。存在感や相手から見た威圧感はまだまだだろうが、打線に対する繋がりを生むという意味では、これだけの高打率と出塁率は大きい。もっと歩かされるようになって来れば、さらに迫力が出て来るのではないか。
とは言え、まだちょうどシーズンの1/3を終えたところ。年間を通して出場した経験はないので、残り30試合程度になった時に、どれくらい我慢できるか。今年はレギュラーで1年間を過ごすことを経験する年。今後も見守って行きたい。
その4番キャプテンを指名したラミレス監督が、監督通算300勝となった。その試合で、ラミレスチルドレンの筆頭である佐野が活躍し、勝利をプレゼントした。ホエールズ、ベイスターズを通じて任期、勝利数とも既に単独3位になっているラミレス監督だが、僅かではあるが、勝ち越している。「ラミレス采配では5割程度が限界」と書き続けてはいるが、この球団において5年間で5割の数字を出すことはなかなかできない。その安定感は評価に値するだろう。あとは最高の数字をどこまで伸ばし、6年目を手に入れられるかどうか。
ヤットキタ!!
お茶目なチャモを待っていた。ロペスが今季初のハマスタでのヒーローインタビューに登場。初回、1アウト満塁から高めに来たカーブを強振し、フェン直の2点タイムリー二塁打。正直、ハマスタに慣れている上手い外野手なら捕っているだろう。急造外野手で初めてハマスタのレフトを守る根尾には難しい当たりだった。
3回にはかなり低いボールをすくい上げてレフト前ヒット。マルチヒットとして復調の兆しを見せた。基本的に超ハイボールヒッターなのだが、手が伸び切る低めを巧く打ててしまうので、低めのボール球に手を出す。常にゾーン上げて待てばいいのにと思うが、低めを打つのも好きなのだろう。
まさかの3試合連続
これはちょっと驚いた。高城が出場3試合連続のホームラン。レギュラーシーズンでは1本だけだった選手が、実質3試合連続でホームランとは何があったのか。正直、あまりにもバッティングが伸びないので、1軍での出場は難しいかなと思っていた。応援歌に負けていたが、強肩強打になりつつある。他の投手の時にも見てみたい域に来ていると思う。伊藤光のケガによって大きなチャンスを掴みつつある。
ヤジ
この試合は文句なしの快勝。濵口の件はこの後。
キジ
結局、4回に濵口が足を気にしていたのは、少しつったような状態だったのだろうか。ここで交代かなと思っていたが、5回のマウンドには上がり三者凡退に抑えた。勝利投手の権利を得たところで、おそらく大事を取っての交代となった。
初回はいつも通りの荒れっぷり。しかし、何とか無失点に切り抜けるところが濵口らしい投球ではある。結局、まともに打たれたのは技ありの大島のタイムリー二塁打くらい。井領のヒットも飛んだコースが良かったという内野安打だった。その大島に打たれた後は、コントロールもまとまって、非常に良い感じだっただけに、5回での降板は残念。アクシデントがあっての降板と捉えたので、ヤジには書かないでおく。
しかし、これで3勝目をゲット。未だ2勝の平良がさらに不憫に思えてくる。今永4勝はいいとして、井納と大貫も3勝している。彼らももちろん良い投球を見せているのだが、一番安定している投手が最も少ないのは理不尽だ。
あまりにも登板がなく心配され、月曜日には練習でシート打撃に登板するというシーズン中は異例の調整を行った武藤。今週先発もあるのではと一部で言われていたが、この試合で9回に登板。7月16日以来の登板となり、開幕からずっと1軍にいるのにまだ4試合目。平田の半分しか登板していない。
今年の彼の立ち位置としては、先発が崩れたビハインドゲームを担当するのだろうが、先発が安定しているため、なかなかその役回りが来ない。平田が好調なので、彼の方が勝ちゲームで使う場合に優先されているような感じ。
この日の濵口のアクシデントで、もしかしたら来週は中5日で回さないかもしれない。そうなると、9連戦の中で1人先発を追加する可能性がある。
イースタンでは4日に阪口が6回2失点(自責0)とまずまずの投球。しかし、この日はピープルズが5回4失点(自責3)と今一つだった。ストレートは151キロを計測していたし、ナックルカーブも決まっていたのだが、コントロールが甘くなったところで一気に捕まって4失点と不安を残した。オースティンがこの日、登録抹消となったので、彼にチャンスがあるかも知れないが、ちょっと微妙な内容だった。
飯塚は完全にスランプ状態。8試合登板で防御率18.32と大荒れ。降雨コールドゲームとなった試合で、京山とともに大炎上したのが響いているが、出て来る度に失点しているイメージ。現状はリリーバーとして調整しているが、悩みは深そうだ。
井納のボールを受け取ったか分からないが、22歳になった翌日の試合で、細川が3打数3安打1四球と活躍。唯一の得点をタイムリーで挙げた。楠本がこの日に1軍に戻ってきたが、右打者ということもあって、細川がもう少し早く良い状態になっていればなと思うが、もう少しファームで安定したバッティングと、本来の力強い打球が見られるようになれば、声がかかるタイミングがあるはず。それを待ちたい。
9回には、東妻兄弟の直接対決が実現した。兄のロッテ勇輔が、弟のDeNA純平を変化球で見逃し三振に抑え、最初の勝負は兄が勝った。今後も対戦があるだろうが、いつか交流戦で対戦できると良い。ベストは日本シリーズだろうけど。
中日戦はハマスタでは5戦全勝となった。ビシエドも不振で、打線がなかなか得点できない状態。中日に相性が良い大貫が先発する3戦目もしっかりと取って、お得意様としたいところ。松葉には前回抑え込まれており、左腕は苦手な傾向がある。大量の援護は期待できないが、ロースコアで逃げ切るような展開にしたい。1、2番が走力を含めて良い形で回っているので、左腕の松葉でも神里で行って欲しいが、中井を出したりしてしまうのか。
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