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ブルペンデーより先発が早く降りる

10/10 阪神3-5横浜DeNA@甲子園

8日の井納が2回、そしてこの日は濵口が1回1/3で降板。ブルペンデーだった7日に平田が5回を投げたが、むしろそれ以降の方がブルペンデーのような継投。しかし、この日は進藤、そしてプロ初勝利を挙げた伊勢の踏ん張りに打線が応えて逆転勝利。

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ポジ

伊勢がプロ初勝利。ルーキーながら21試合目の登板で、ここまで防御率1.14の好成績を収めてきた。ブルペンデーでの先発を務めたこともあり、チームへの貢献度も高い。逆転勝利やブルペンデーでいつ勝利が付いてもおかしくない状態にはあったが、この試合で記念すべき勝利となった。

この試合はNHK総合で中継されていたが、台風14号により三宅島などへ特別警報が発令された時間と重なり、試合の最後が生中継されなかった。しかし、伊勢のヒーローインタビューはバッチリ放送されたので、多くの人が彼の記念すべき日の声を聴いたことだろう。顔つきもあるだろうが、マウンドでも常に落ち着いているように見えたが、インタビューも落ち着いた受け答えが印象的だった。

その中で、勝ちゲームで投げたいと言うことと、将来的にクローザーを目指したいという言葉があった。既に投球内容は勝ちゲームで投げるべきものだが、ルーキーと言うこともあり、慎重に使っている感じはある。そして、現在は三嶋がクローザーを務めているが、山崎の復活も期待しつつ、新しい世代としては伊勢にも期待したい。

右打者.119に対して左打者は.263と課題だが、徐々に改善されつつある。クローザーをやるなら、左打者をしっかりと抑えられるようにするのは必須。残り試合と来季に向けて克服して欲しい。

そして、勝利は付かなかったものの、壊れかけた試合を立て直したのは、この日に昇格した進藤だった。先発の濵口が初回2失点で、2回もバントの構えをした投手のガンケルに当ててしまうなど3四死球でノーアウト満塁のピンチ。北條をピッチャーゴロに打ち取ったところで進藤がマウンドに上がった。

正直、コントロールが良くない投手だし、よりにもよって糸井のところでの交代は意味が分からなかった。濵口が酷い内容だったのは確かだが、砂田あたりを送るか、糸井のところまで続投すべきと思っていた。しかし、糸井に対して、2-2からのスライダーが抜けて、ストライクに入ってきてしまったところを見逃し三振。これはラッキーだった。大山に対しては2ボールからスライダーで2つストライクを取り、最後はアウトサイドのストレートで勝負。大山は意表を突かれたように見逃しで連続三振。

このピンチを無失点で切り抜けたことで、DeNAに流れが来た。オースティンの16号ソロが飛び出し、行けるというムードができた。ソトの20号で追いついた後の4回に大山のタイムリーで1点は失ったが、後続を断ってこの1点だけに留めたことも逆転に繋がった。先日の投稿で山崎を残しておくなら進藤を上げた方が良いくらいなのでは、と書いたがまさに期待通りの投球をしてくれたと思う。

コントロールに安定感がない投手だが、ストレートの球威と変化球のキレは良いものを持っている。この日のような投球ができれば、彼もプロ初勝利を手にするのはそう遠くないはずだ。

そして、先輩のリリーフ陣がリードを守り切る好投を見せた。パットンはサンズを歩かせたが、原口を併殺に取って14試合連続無失点。エスコバーは熊谷にヒットを打たれたが、高城が見事なスローイングで盗塁を刺し、3人で片付けた。高城はその前のボールでエスコバーのワンバウンドした投球が右腕に当たっていて、痛そうにしていたが、それを物ともしないプレーだった。2点差で嫌な雰囲気になりそうなところ、ビッグプレーだった。最後は三嶋が僅か9球で3つのゴロを打たせて締めた。

打線は3回から5イニング連続で1得点。オースティンとソトが2本の3本塁打が飛び出したが、いずれもソロというDeNAの負けパターンにもなりかねないところだったが、5回、7回にオースティンがタイムリーを放って挙げた得点が大きかった。7回は、ファースト正面へ飛んだ強い当たりが、大幅にバウンドが変わってライトへ抜けるラッキーなヒットではあったが、5点目は非常に価値のある追加点だった。

オースティンは10月7戦7本塁打と1試合に1本ペースが続き、打率も.414に上がった。DeNAの月間MVP打撃部門3ヶ月連続受賞も見え始めたが、問題はケガをせずに1ヶ月出場を続けられるか。オースティンはまだ16本なのでさすがに厳しいと思うが、ソトはこの試合の2本でホームラン王争いに入って来た形だ。彼にとってはどの球場でもホームランは可能だが、ハマスタで12試合あるのは好材料。3年連続はなかなかいないので、狙ってもらいたい。

梶谷がこの試合から復帰し、マルチヒットをマークしたが、9回に代打が出て交代した。7回に牽制球で塁に戻った時に再び背中を痛めた可能性もあり、今後が心配される。

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ヤジ

前回が酷かっただけに、相性の良い甲子園でリベンジの投球を見せて欲しかった濵口だが、あまりにも酷い内容で最短のイニングを更新してしまった。初回は宮崎のエラーもあったが、甘い球が多かった。そして、2回は8番からの下位打線で立ち直りたいところで、先頭の小幡を歩かせ、バントの構えをしているガンケルの足元に当たってしまった。分かりやすいまでの動揺で、近本には1球もストライクが入らず。北條はピッチャーゴロだったが、ど真ん中のチェンジアップで、打ち損じだった。

このタイミングでの交代はやむを得ない。前日が雨天中止だったからこそできる継投でもあるが、非常にチームに迷惑をかけている。これではローテーション投手としての役割を果たせない。登録抹消すべきだろう。京山が先発した方が試合になるだろうし、来週以降は平良が戻れるかもしれない。

今永が手術に踏み切り、東も早くて来季後半という中、左腕の先発では一番手の期待がかかる濵口だが、この体たらくでは困る。悪い時にどうすれば良いのか、悪いなりの投球ができるようにならないとローテで回り続けるのは難しい。濵口以降の投手はよくリードしていた高城を見れば、濵口個人の問題だと分かる。ただ、濵口専属という役割になっているので、同時に嶺井との入れ替えにもなるかも知れない。

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キジ

終わって見れば12安打と打線が活発に打って逆転勝ち。雨天中止によって2連戦となり、思い切った継投ができたことが、勝利に繋がった。ロペスを外してエスコバー、パットンを両方入れていたことも功を奏した。交代が早過ぎるという意見もあるだろうし、1アウト満塁で進藤かよという思いもあっただろうが、結果を見れば継投ズバリで、ラミレス采配によって勝てた試合だろう。

今季最多の借金4となるピンチを脱し、再び3位に浮上した。5割を確保する上でもこれ以上は負けられない。11日は、ここまでしばらく日曜に先発してきた大貫を移し、上茶谷を先発させる。7日の試合の投稿でも日曜は上茶谷と書いていたが、前回の指のケガが軽症でチームに帯同しているという情報があったので、最短で登録されると思っていた。

雨天中止により大貫をそのまま日曜に先発させることもできたが、9月23日の甲子園での阪神戦で完封している上茶谷の相性の良さを買った形だ。阪神は秋山で、現状は西勇に次ぐローテの柱なので、上茶谷が失点を防いでロースコアに持って行かないと厳しい。前回はアクシデントもあって良くなかった上茶谷の復調を期待したい。

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