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今永が連勝で火曜日は4連勝 5月を5割で終える

05/31 横浜DeNA4-1オリックス(ハマスタ)

土日を過ぎて火曜になると、見違えるような素晴らしい試合を見せる。先発の今永は、初回に宗の二塁打と佐野のエラーが絡み、マッカーシーのタイムリーで先制を許したが、その後はランナーを出しながら丁寧な投球で6回まで1失点。打線は、山岡から佐野と大和のタイムリーで逆転。8回には関根のセーフティスクイズと内野ゴロで野選を誘って追加点を奪った。エスコバー、伊勢から山崎に繋いで快勝。

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ポジ

今永が、6回1失点で2勝目を挙げた。6連戦の頭を任される立場としては、6回で107球を要してしまい、降板となったのは良かったとは言えないかも知れない。しかし、エースが投げた試合でチームが勝つというのは重要なこと。4試合目の先発で、全て勝てていることは評価されるべきだろう。

本人もコメントしている通り、これまでの登板では完封した中日戦以外は初回に失点している。この日も1アウトから宗に長打を許した。佐野の拙い守備もあって1アウト3塁となってしまったが、中川圭を浅めの外野フライに抑えた。無失点で切り抜けられればというところで、マッカーシーにストレートが甘くなったところで一二塁間を破られた。追い込んでいただけに、ストレートを続けて甘く入ったのは勿体なかった。

その後も6回まで毎回ヒットを打たれ、ランナーを背負いながらの投球が続いたが、ホームは踏ませなかった。先頭打者をきっちりと取っていたことと無四球がその要因だろう。調子が良いとは言えない中、悪いなりに自分の仕事ができたと思う。

日曜はソロ2発の2点に終わったが、この日はホームランが出ない中、2アウトからランナーを2塁に置いて、佐野と大和がしぶとくタイムリー。防御率1点台の山岡から逆転を果たした。

2-1と1点リードの状態が続いたが、8回にダメ押しの追加点も奪えた。先頭の代打・蝦名がヒットで出塁し、盗塁を決める。佐野が進塁打を意識して引っ張った打球は一二塁間を破り、ノーアウト1、3塁。ここで関根はセーフティスクイズ。上手く転がし、蝦名がホームへ生還した。さらに宮崎が繋いだ後、牧のセカンドゴロは、知野がバックホームよりも早くホームへ飛び込み4点目。ゴロを打った際のスタートが非常に良く、ヘッドスライディングでタッチを掻い潜った。

山岡からのタイムリーもそうだが、8回の2点はチャンスで最低限、得点の入るバッティングをできるようにというチームが目指している形ができた。ホームランやヒットが出なくても得点を奪えるような野球だができたことは手応えもあるだろう。

こういった攻撃を続けて行きたい。

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ヤジ

昨年はこのカードで、3試合で4発と大爆発したソト。期待したが3打数ノーヒットだった。ホームランが1ヶ月以上出ておらず、さすがに心配になって来る。力任せに引っ張ってホームランを狙いに行くとバッティングを崩すが、甘いボールを完璧に捉えることが少なくなっている。右に打ちながらも、しっかりと芯に当たって飛距離が出るという、彼らしいバッティングが出て来れば良いのだが。

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キジ

4回に、嶺井が空振りした際にバットがキャッチャーの伏見の頭部に当たってしまった。身動きができなくなり、ブルーシートで囲われる中、担架に乗せられて病院へ向かった。意識はあるようだが、精密検査を行うということだ。

嶺井はもともとスイングが大きい打者で、この時は変化球で抜かれて体勢を崩しながら振ったので、余計にバットが後ろへ大きく回り込んだ。当然、当てるつもりはないし、嶺井自身がキャッチャーなのだから危険性なども理解している。それでも起こってしまった。今は伏見の無事を祈るしかない。

その後の打席では、少し投手寄りに立つなど、どうしても意識してしまう。この日もヒットを放ち、好調だったバッティングにも影響するかも知れない。今からスイングを変えろというのは難しい。しかし、キャッチャーが既定の位置で捕球して当たるのであれば、配慮しなければならないだろう。

ベイスターズは、交流戦3カードでいずれも初戦を取った。その前の週も17日と20日にカードの初戦を取っている。昨日も書いた通り、今永と大貫の2枚看板を初戦に配している効果だろう。初戦を取れば、あと一つどちらを取って勝ち越しを作れる。土日はうまく行かなかったが、方向性としては良いと思う。日曜は7連敗となったが、火曜は4連勝。週末勝てなくても大きな連敗には至っていない。

5月は、最終日に11勝11敗の5割に持って行った。4月に借金5を背負ってしまったが、何とかそれを増やさずに踏みとどまった。

チーム勝率
1ヤクルト241671.696
2DeNA2211110.5004.5
3広島2411121.4780.5
4阪神2411130.4580.5
5中日2511140.4400.5
6読売2511140.4400.0
セ・リーグ5月の成績

交流戦に入ったが、31日の時点で両リーグともに21勝の五分となったため、ヤクルトが貯金9を独占し、広島以下の4チームで借金9を分担した形。DeNAは5割ながら月間2位。と言っても、ヤクルトには4.5差を広げられ、3位以下ともわずかな差だ。

5月を思い起こせば、ハマスタでの中日戦は良い形で勝ち越したが、広島戦で17失点の大敗を喫した。コロナによる離脱者が戻った一方で、佐野、大田、楠本、三嶋らケガ人も多く発生した。さらに土日の試合はひとつも勝てず、トータルで1勝15敗となった。開幕投手の東は0勝5敗で2軍落ち、4月は大活躍の上茶谷も全く勝てずに2軍落ちとなった。そうした中で5割を維持したことはプラスに考えて良いのではないか。

大貫、牧が月間MVPを争う活躍を見せ、エース今永が復帰して先発した4試合は全て勝利。クローザーの山崎も月間7セーブと安定して来た。伊勢は連続無失点が止まったが、その後もしっかりと抑えている。反撃に向けて良い材料も多くなってきている。

今週の土曜日の先発が空席となっているが、この日スポニチは阪口が濃厚と報じた。だが、これはスポニチのみであり推測に過ぎない。この日、ファームでは東が先発したが、2回27球で降板した。投球内容は良かったので、アクシデントではなく予定通りと推測される。

そうすると、土曜に中5日で京山、日曜に中4日で東ということも考えられる。6月1日は順番的にファームでは徳山が先発するはず。さらに、石田がファームでもう一度先発をするかどうか。金曜には予告先発が発表されるのだが、木曜日までのファームを見ていれば、候補は絞られて来そうだ。

月が変わって6月最初の試合は、ロメロとワゲスパックの両外国人投手が先発。ロメロは、まだ本調子とは言えない。昨年、唯一の交流戦での登板は、同じハマスタでのオリックス戦で、3回6失点でKOされている。その時の反撃ができるかどうか。

ワゲスパックは、198cmの長身右腕で、防御率4.91でまだ来日初勝利を挙げられておらず0勝3敗。殆どの登板が5回もしくは6回途中までしか投げられていない。三振が多めでコントロールが良い方ではないから、球数が嵩むのだろう。簡単に打って球数をセーブさせないようにしたい。

昨年はホームランが次々と飛び出す激しい空中戦となったカードだが、オリックスは吉田正が不在で杉本も不調。T-岡田が復帰しているが、打線の状態は良くない。このままオリックス打線は眠らせておきたい。ロメロが試合を作り、この日に見せたような確実に得点を挙げるような攻撃で主導権を握りたい。

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