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勝てる試合を引き分けたと考える

07/22 横浜DeNA5-5東京ヤクルト@ハマスタ

DeNAは初回、ロペス、佐野の連続ホームランで先制。2回に1点を返されると高城のソロで追加点を奪った。先発の濵口が安定せず、リードを奪っては追いつかれという展開で、6回表に5-5となったが、その後は両軍決め手を欠いて引き分けとなった。

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ポジ

ロペスが7月4日以来の3号ソロ。ロペスらしい強いスイングでポール際へ叩き込む打球に、久々の確信歩きが観られた。久しぶりの猛打賞をマークし、10回の5打席目もヒット性の当たりをエスコバーに好捕された。だいぶ状態は上がってきていると見ていいのではないか。

やっと出た佐野の1号。こちらとしてはホームランがなくても打点があればいいのだが、本人的にはかなり気にしていたようだ。これで余計なこと言われずに済むので、少し落ち着けただろうか。

そして、違った意味で1号が飛び出したのが高城。1905日ぶりのプロ2号ということで、まさかの一打。2017年の日本シリーズで、ホームランを打っているが、レギュラーシーズンではそこまで遡り、2本目だったのかという印象。もう1試合チャンスがありそうなので、次こそ濵口と投打で活躍してほしい。

濵口がピンチを残して降板後、国吉、エスコバー、パットンと完璧なリレーだった。勝ちパターンのリリーフの強固さが戻りつつある。あとは最後のクローザーだけだ。ただ、23日からオースティンが戻った場合、エスコバーかパットンはベンチに入れない試合が多くなるので、三嶋の復調に加えて平田がもう少し良い場面で投げられれば言うことなしだが、徐々にステップアップして欲しい。

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ヤジ

ストライクを先行できない濵口

また同じタイトルになりそうだった。四球はこの時ほどではなく、この日に関しては打たれていたという感じだった。ストレートの球威が今一つで、しかも全球種のコントロールが悪いから、かなり苦労した。

濵口の特性を理解しているつもりでも、先行した得点をすぐに吐き出してしまう展開とボール先行の投球にはイラつきを覚える。ある程度の荒れ球は武器になるが、ここまで荒れてしまうと勝てる投手にはなれない。彼の希望でもある「エース」は程遠い。特長を消すことは必要ないが、毎回降板後に言っている「次回はストライクを先行できるように」はいつになったら見られるのだろうか。

5回を何とか1点リードで投げ切ったところで、あまりに悪いので交代すると思っていたが、ここは意外にも続投。5回を79球で投げ終えるという、彼にとっては少ない球数だったからなのか。この監督の継投はやはり投手の調子を見極めているというよりも、「事前の計画」「球数」「ストレートのスピード」というようなところしか見ていない。

得点効率の悪さは改善せず

初回にソロ2本、2回にもソロで3点を取ったが、7回までに12安打を放ちながら、ホームラン以外では2点に留まった。6、7回の大きなチャンスを逃したことで、試合の主導権を握れなかった。

要因としてはまず、1、2番が揃って5タコだった。前日に2ホームランを放った梶谷は、この試合に関してはやや淡泊だった印象。最後の打席も止めたバットに当たってのサードゴロ。こういった姿は、今年はあまり見ていないのだが、やはり下降線なのだろうか。そして、ソトの状態が非常に悪い。読売戦では打ち直しホームランはあったが、ボール球を空振りすることが多くなった。全体的にタイミングが合っていないので、泳いで引っ掛けたゴロになっている。良くない傾向だが、修正できるか。

もうひとつは、ヤクルト投手陣が四死球ゼロだったこと。12安打、3ホームランを許したが5点で済んだのは四球が絡まなかったためだ。高い出塁率を誇ってきた梶谷、ソトを歩かせなかったという点で、1、2番を封じたことと繋がる。

3番と5番が猛打賞なのに点が入らないのは、彼らからチャンスが始まっているため、どうしても打順が下位に行って、得点に至らない。12安打を打ったことをプラスと捉えたいところだが、得点効率の面で本質は変わっていない。23日にオースティンが戻って打順が少し変わるが、それがどう影響するか注目したい。

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キジ

山崎が自ら招いたピンチで何とか抑え、無失点で切り抜けた。坂口のバントが失敗しているのに、大和の送球エラーで1アウト2塁となる不運もあったが、この日は前回と異なり、非常に悪かった。

ストレートが抜け気味で思ったところに行かない。ツーシームもキレが悪く、コントロールがままならない。これ、どうするのかなと思った。本人も自覚しているから、山田哲、青木に勝負できない。悲壮な顔を見たら、これは3点くらい行かれるなと思うしかなかった。

1アウト満塁で村上という最悪なシチュエーションとなり、ラミレス監督が出た。交代ではなくマウンドへ向かった。状態の確認とどう抑えるのかというプランを確認したというが、一番の目的は安心させることだろう。この登板で失点すれば、今度こそクローザー剥奪になる。この試合の場面的にも追い込まれていたが、クローザーとしての立場も追い込まれており、かなり苦しんでいた。だから、大丈夫という声を掛けに行ったのかなと思う。

それでも村上に対して、なかなかボールをコントロールできない。全部が高めに行ってしまい、いつグランドスラムになるか、良くても押し出しという状態。山崎には悪いが、あまりに追い込まれて笑ってしまった。この悲壮な気迫に押されたのか、真ん中高めのストレートに振り遅れてしまった村上。こんなこともある。

続く荒木にはツーシームを続けて、ショートゴロに打ち取った。2年連続セーブ王が同点の場面で抑えて、これほどホッとするのもどうかと思うが、良く踏ん張ったと思う。これで味方がサヨナラ勝ちして、チームが勝てば勢いも付くのだが、現状ではまた次回のセーブシチュエーションでどうなのかという不安が残っただけ。ラミレス監督は勢いが付くと盛り上げようとしているが。

一度もリードされていない試合であることを考えると、勝てた試合を引き分けたと考えるのが妥当。9回の大ピンチで負けそうになっていたと言うが、クローザーが打たれて負けていたら、もっと悲惨なことになっていただけで、引き分けに持ち込んだわけでもない。ただ、こう考えても得はないので、本人たちは連敗が伸びなかったことをプラスに捉えて、次の試合に臨んでもらえればと思う。

オースティンが戻って来るまでに連敗を止められなかった。オースティンは、ファームの試合で好投の畠から2四球。150キロのストレートに鋭い変化球を投げ、ファームの打者ではとても打てそうもない球を見られたのは良かったが、実戦勘はまだ戻っていないと思う。彼の復帰で圧は上がると思うが、結果が出るかは賭けになる。6連敗前、最後に勝った大貫が先発となるが、前回に近い投球で勝機をもたらして欲しい。

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