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打線以前に投手陣が乱調で10四死球10失点 2年連続連敗スタート

03/27 読売10-5横浜DeNA(東京D)

DeNAは練習試合、オープン戦通じて今年はまだ無失点の京山が先発したが、3回までに毎回の4失点。7四球と攻めきれなかった。7回には笠井が発生し6失点の大炎上。打線は戸郷に佐野のソロのみ。9回にビエイラの乱調で3点を奪ったが、2年連続の連敗スタートとなった。

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ポジ

2番の関根が左へ右へ2本の二塁打で結果を出した。昨年1軍出場なしというところから、1軍キャンプに抜擢され、練習試合などの実戦で結果を出し続けて開幕スタメンを得た。タイプ的にも代打で勝負するのは難しい。ラミレス監督時代も何度かチャンスはもらっているが、代打で結果を出せずに定着できなかった。スタメンの機会をもらっているうちに、何とか立ち位置を確立したい。

牧が、2試合目でプロ初ヒット。紅白戦ではホームラン、オープン戦では山本由伸から、いずれも最初の打席で凄いインパクトを与えてきたので、期待は高まっていた。結果としては8回、高梨から思い切り詰まった当たりがファーストの後方に落ちる内野安打。カッコイイ感じではなかったが、そろそろプレッシャーを感じ始めたところ、よく出てくれたという感じだろうか。ここからカッコイイ活躍はいくらでもできる。次の試合からの打席、内容が変わって来ることを期待したい。

ルーキーでは池谷がプロ初登板。点差が大きく離れた場面ではあったが、9球で三者凡退に切った。しばらくは比較的楽な場面で様子を見て行って、徐々に左打者へのワンポイントやリードしている場面などで使って行くことになるだろう。ピンチでどれくらい自分の力が出せるか、注目したい。

佐野に1号ソロが出た。昨年は繋ぎの4番と言われる中で、本人的にはホームランのないことがずっと気になっていたようで、1本出てからバッティングがさらに上向いた。4番2年目で、ソト、オースティンの不在によりマークがキツくなる中で、早めにホームランが出たことは非常にプラス。

倉本が途中出場でマルチヒット。2本目は完全に詰まった当たりだったが、よいところに落ちた。柴田が守りで精彩を欠いたし、今村が先発なので3戦目はショート倉本だろう。

キャンプ、オープン戦とあまり良くなかった伊勢。2年目のジンクスも気になるところだったが、この日は2イニングをパーフェクトに抑え、3三振を奪った。ストレートの威力もあったし、昨年のような投球ができた。逆にオープン戦は良かった笠井は打ち込まれたので、伊勢の存在は貴重になって来る。乗ってくれれば。

大敗の中でも小さなポジは見つけられる試合にはなった。

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ヤジ

では本編。

1球の意識の低さが試合の流れを決めた

やはり開幕投手があのように四球連発で失点するような形になると、他の投手にもプレッシャーとなって伝播する。開幕投手ってそれくらい大きな存在なのだと思う。京山は今年ここまで力のあるストレートを中心に、ずっと無失点で抑えて来た。完璧な投球でなくとも、力で押して打ち取って来た。それが攻めていないような四球を連発してしまうのだから、精神面の影響は大きい。

ストライクの揃えすぎも打ち込まれる要因にはなるが、ちょっと慎重過ぎたのかも知れない。ストライクゾーンが若干狭いかなという球審だったが、コーナーを狙い過ぎた感じもある。

個人的には7四球よりも、2回2アウト2、3塁で若林という場面が全てだと思う。ノーアウト2、3塁から戸郷をショートゴロで1アウト。梶谷はファーストへ強い当たりだったが、牧がダイビングキャッチで救ってくれた。この流れで無失点で切り抜けられればチームも乗って行けた。

しかし、初球がチェンジアップで高めに浮いた。ホームランを打たれてもおかしくないボールで、ライト前2点タイムリー。完全に試合の流れを読売に渡してしまった。初球にチェンジアップを投げるのはいいが、意図は何か。次の打者が坂本ということで、若林で勝負というのは相手にも分かるだろう。初球からストライクを取りに来るところを狙っているから、チェンジアップで空振りさせたかったのか。

京山が嶺井の意図をどのくらい理解して首を縦に振ったのか分からないが、意識が低くボールは抜け気味に浮いてしまった。三塁にランナーがいるから、低めに投げ切れなかったのか。初回、梶谷がスタートを切り、若林にチェンジアップがワンバウンドとなり、送球すらできなかった。その後、2アウト2、3塁で丸という場面でもチェンジアップが完全に抜けてしまい、嶺井が飛び付いても捕球できないくらいの暴投となり、先制点を許した。

それでもチェンジアップで行くのであれば、バッテリーで低めのボールゾーンに投げるよう意識を徹底すべきだった場面だと思う。良いボールは投げていても、こういった「ピッチング」ができないから今一つ勝てない。まだ若い投手だから反省を生かして行けば良いが、5年目なのでもう少し意識を持ってもらいたい。

バッティングが良かったので開幕は嶺井となったが、平良の先発する3戦目は戸柱が先発マスクになるだろうか。横浜開幕でも大貫なので、このまま戸柱に譲る形になる可能性もある。嶺井の攻守両面の奮起に期待したい。

打撃の内容が悪い桑原、精彩欠く柴田

昨日も書いたが、桑原がちょっと気になる。オープン戦で結果を出して開幕スタメンを手に入れた桑原。そこについては全く異論はない。だが、この2試合の内容が良くない。甘い球を見逃し、難しい球に手を出している悪循環も見られるし、タイミングが合っていないような凡退が多い。前日に続いて得点が4番以降から始まって来る形になっている。上位から中軸にチャンスを持って行きたいが、1番が乗れていないので難しくなっている。2試合ですぐに変えろというつもりはないが、メンタル的にも落ち着いて、狙いを絞った上で積極的に打って欲しい。

柴田が3回にタイムリーエラー。ウィーラーがサードへ走ったので、サードで殺せるというところで送球を焦ったのか。送球を考えて逆シングルで行ったところ弾いてしまった。ランナーと重なってというのは柴田クラスの名手では言い訳できない。他にもゴロを弾いたシーンもあったし、開幕戦でも記録は佐野のエラーとなったが、中継で不可解な動きもあった。ラッキーな内野安打とはなったが、バントも失敗していた。バントで自打球ってそんなにあることではないし。

懲罰交代ではないと思うが、投手を入れる打順との兼ね合いもあり途中で倉本に交代した。3戦目は今村が先発なので、大和あるいは倉本がショートを守るだろう。柴田は開幕スタメンの経験もあるので浮き足立つとは思えないが、精彩を欠いた2試合だったので、立て直してもらいたい。

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キジ

オープン戦は所詮オープン戦なんだと改めて痛感させられる。無失点と結果を出し、評価の高かった京山、笠井で10失点。不安があった伊勢は好投した。ずっとノーヒットだった田中俊は活躍し、結果を出していた桑原が止まっている。牧も調子が落ちてきている。

レギュラーでもない限り、オープン戦で結果を残さなければスタメンは勝ち取れないのだから、シーズンに取っておくことなどできない。そして、結果を出した者をスタメン起用するのも当然だからどうしようもないところではあるが、やはり公式戦、ましてや開幕カードの緊張感というものは別物なのだろう。何年やっても緊張するというくらいなのだから。

開幕前はソト、オースティンを欠く得点力が深刻だったが、開けてみれば期待していた投手陣が8点、10点と大崩れした。打線は7点、5点と結果は残している。大量点を追う展開だからこそ取れた点かも知れないが。2試合で全てを決めつける必要はないが、今後のプランを考え始めておかなければならないだろう。

開幕ローテーション入りの投手の中では、最もオープン戦の結果が悪かった平良が3戦目の先発。ここで逆に好投を見せてくれることを期待したい。ある意味、ここを取るためのローテーションとも言える。個人的にも全く望んでいないが、連敗スタートは想定していた。昨年は3戦目、森下に抑え込まれて3タテスタートを覚悟したところで、スコットから逆転サヨナラ勝ちで勢いに乗った。

平良が投げるので援護点はほとんどないと思っている。今村には度々やられているし。何とかバッテリーで失点を防ぎ、ロースコアで逃げ切るような試合に持って行きたい。梶谷を勢いづかせてしまったところが怖いが、丸も合わせて左打者を何とか打ち取って欲しい。

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