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森が三度の好守、山下は防球ネット直撃のHR

02/24 ファーム練習試合 横浜DeNA-沖縄電力@アトムホーム宜野湾

DeNAは森が守備で魅せた。2本のショートゴロを持ち前の強肩で刺し、内野安打にはなったが飛び付いて止めたプレーも光った。打線は12安打も4点止まり。山下が打った瞬間という特大の同点ソロを放ち、存在感を示した。知野は猛打賞、乙坂、楠本もマルチヒットでオープン戦への帯同をアピールした。

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スコア

沖 100 030 020 | 6
デ 001 200 010 | 4
勝:當山
敗:櫻井
S:内間
盗塁死:知野(1回)、乙坂(6回)、楠本(6回)、知念大(7回)
走塁死:川満(5回)
失策:小濱(8回)
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個人成績

沖縄電力123456789
[9]知念大420空三振四球右安右安二ゴロ
[5]田場410左2遊ゴロ四球三ゴロ右飛
[D]新城412四球見三振右2(2)見三振遊ゴロ
[3]7金城長311左安(1)三飛投ゴロ四球四球
[7]8金城秀300一邪飛右飛空三振
H比嘉100空三振
8渡慶次000四球
[8]宮國200二ゴロ空三振
H川満111遊安(1)
3平良大100死球三ゴロ
[6]小濱412二ゴロ空三振空三振中3(2)
[4]知念佑410左2遊飛二ゴロ二直
[2]宮里310三ゴロ中安三ゴロ
H金城海000四球
2山川000
3496
横浜DeNA123456789
[4]3知野530中安右安空三振左安二邪飛
[6]400投バ飛右飛左飛三直
[8]乙坂420右飛右中2中安二飛
[D]7蝦名420空三振左安見三振左安
[9]楠本422中飛中2(2)中安遊失
[7]桑原200見三振投ゴロ
5小深田200三ゴロ二ゴロ
[3]山下111右本(1)死球
2東妻200中飛一飛
[5]4田部420遊ゴロ二ゴ併中安中安
[2]D益子400三ゴロ遊飛中飛見三振
36123
沖縄電力
當山5206313
山城273100
松川162001
S内間141000
横浜DeNA
中川3.2163421
櫻井1.184113
飯塚261200
三上171132
勝又150020
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所感

森の強肩が全開、成長感じる

2回、2アウト1、2塁で田場の場面で、打球は三遊間深い位置へのゴロ。ボールを捕った森が、矢のような送球。山下も身体を最大限に伸ばして捕球し、間一髪アウト。中川のピンチを救った好守だった。1軍のメンバーでも、あの位置、あの体勢からこんなボールを投げられる選手はいない。森の魅力が全開だった。

そして、5回は同点に追いつかれ、なおも2アウト2、3塁のピンチで、代打の川満が打った三週間を抜けようかという当たりに飛び付いた。グラブからボールがこぼれ、内野安打で勝ち越し点は入ったものの、セカンドランナーは還さなかった。打球への反応が良くなっているのかなと感じた守備だった。

最後は9回、左の新城が打った、詰まったショートの前への緩いゴロに前進し、バウンドを合わせて捕り、ジャンピングスロー。これも強い速球でファーストはアウト。ダッシュも良かったし、ボールを捕る位置が良かった。まさに華麗な守備だった。

まだまだ失敗は多いが、時折見せるキラリと光る守備は、やはり魅力的だ。いつの日かハマスタを沸かせることを想像させながら、今年はファームで数多くの好守を見せてもらいたい。

長打力UPの山下には打撃で期待

年々、トレーニングによって力をつけている山下。今年は紅白戦から実戦でホームランを放っており、長打力がかなりアップしたと感じる。これだけ豪快なホームランを打ったのだが、1軍では2018年の1本だけ。今年は代打、そして状況によってはファーストを中心にスタメンで出て、打撃で期待したい選手にまで上がって来た。

1軍の試合には何度か呼ばれているが、入れ替えには至らず。25日からは桑原が上がることになった。1軍、ファームの連携はこれまで以上にできているし、首脳陣としても何らかの狙いがあって桑原を上げることにしたのだろう。この日の試合だけで決めたことではないのだと思う。

そうだとしても、しっかりと結果を残す山下ではなく、この日も良いコースに決められたとは言え、見逃し三振、当たり損ねのピッチャーゴロだった桑原というのは納得感があるかどうかは疑問だ。これまでの試合でもそうだ。

これまでもなかなかチャンスが得られない中、昨年は代打の切り札的な存在まで上がって来た山下。今年も彼の力が必要になる場面はあるだろう。そのチャンスで結果を出すために準備を続けて欲しい。

飯塚、勝又に光明?成長の1年に

昨年は苦しんだ飯塚、勝又が無失点の投球。飯塚は140キロ台後半のストレートに落差のあるフォークで、櫻井を攻略した沖縄電力の打線を寄せ付けなかった。昨年はファームで投げる度に大量失点している時期もあったが、やっとリリーフとしての登板が板についてきた。

25日から1軍に合流する笠井や移籍の風張など、ライバルも多いがパットンが退団して右のリリーフは手薄。ロメロやシャッケルフォードは新入団にも関わらずキャンプに参加できなかったため、計算しづらい。状況によっては1軍のリリーフに食い込んで行きたいところだ。

そして、勝又も昨年はほとんど試合で投げられず、フェニックスリーグでも制球難に苦しんだ。この日も2アウトから連続四球を出したように、まだまだ安定して思い通りのボールは投げられない。しかし、9回1アウトから新城に投じた初球、アウトサイド低めへの148キロストレートには鳥肌が立った。こんなに素晴らしいボールが投げられるのか、と。

指にかかった時の角度、キレは非凡なものを感じる。今後いかにフォームを安定させ、常に同じリリースポイントで投げることができるか。実戦の中で打たれたくない、歩かせたくないという気持ちをコントロールし、力みを抑えて冷静に自分のフォームで投げられるように、ファームで成長する1年にして欲しい。

天気が心配な25日は楽天と練習試合

前述したように、25日から桑原と笠井が1軍に合流する。ファームは25日でキャンプを打ち上げるが、2人は28日の練習試合まで帯同することになる。

そして、宮崎がいよいよ実戦に入る。打順はまだフラットに構想している段階だろうが、初戦は3番に入った。今後、外国人選手の状況も見つつ、どのような開幕オーダーにしていくのか、注目される。

8関根
3田中俊
5宮崎
7佐野
9細川
D牧
6大和
2伊藤光
4柴田
P大貫(3イニング)

(控え投手)
平良(3イニング)
砂田
池谷
武藤
国吉
笠井

開幕投手を争うであろう2人が揃って登板。前回は平良が素晴らしく、思わずもう平良が開幕投手!と言ってしまう程の内容だった。今回はどういう投球になるだろうか。

25日は午後から雨の予報。これまでもそうだったように、この時期の沖縄は雨が多く、予報よりも強いスコールのように降ることもあるので分からない。宜野湾では最後の試合になるので、見られると良いのだが。

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