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毎年必ず苦手を作る 広島に開幕から5連敗

04/23 広島東洋6-0横浜DeNA(マツダ)

2021年はヤクルトに6勝17敗2分、2020年は中日に9勝15敗、2019年は阪神に8勝16敗1分。大きく負け越すチームを作ってしまうと上位に食い込むのは難しい。開幕から4連敗で迎えた広島戦、3回に上茶谷が堂林の2ランで先制されると、6回には大和のエラーも絡み、坂倉と末包の2点打で4失点。打線は8安打でチャンスは作るものの、広島の好守もあって1点が遠く、完敗で広島戦は開幕5連敗。今年も苦手を作ってしまったようだ。

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ポジ

8安打を放ちながら無得点に終わった試合で、ヒットが出たことだけポジるのも苦しいのだが、楠本が好調をキープするマルチヒット。しっかりとタイミングも取れていて、ミートできている。5回のファーストゴロも3-1からしっかりと捉えた当たりだったが、正面を突いてしまった。1番打者が出塁できる状況にあるので、その後ろが繋いでくれれば中軸にチャンスが回るはず。

代打で山下が今季初ヒット。コロナの影響もあるだろうが、まずは1本出たので気持ち的にも楽になるだろう。藤田も代打で結果を残しており、左打者のライバルは多いが、何とか1軍に残って行きたい。

昨年手術を受けた平田が復帰登板となった。前日のファームで投げていたが、あまり良くないと見ていたので、1軍昇格と聞いた時は驚いた。6点ビハインドの場面ではあったが、西川の内野安打1本で抑えた。

オープン戦で打球を受けた三上も同時に昇格し、末包に痛恨の一打を打たれはしたが、この二人がブルペンで存在感を出してくれると、他の投手も楽になる。入江や伊勢にブルペンで調整方法や気持ちの持って行き方などをアドバイスするといった無形の効果も期待したい。

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ヤジ

広島の1番堂林の起用が大当たりしたと言えばそれまでだが、攻守に渡る大活躍でキーマンとなった。ホームランが前日までチームで6本と一発のない打線なのだが、3回は高めのストレートをしっかりと弾き返された。打った瞬間はセンターフライかなと思ったが、上から被せて運ばれた。初回の打席は同じような高めのストレートを打ち上げ、ショートフライだったが、その反省をきっちりと生かしていた。

4回表は、1アウト1、2塁から田中俊のレフト線へのヒットで、レフト堂林がホームへストライク送球で、ソトを刺した。次の打者が山本で8、9番のところ。ソトが打球が落ちるか見ていて少し減速したとは言え、タイミング的にも回したのは間違いではない。送球が完璧だったからこそ間一髪アウトになったので、相手を褒めるしかない。

0-2で何とか踏ん張っていたが、6回はその堂林に対して1ボール2ストライクと追い込みながら、今度はアウトサイド低めのカットボールをレフト前へ持って行かれた。続く菊池涼はバントしたり、バスターエンドランをかけたり、動いてきた。結局最後はフルカウントとなって、カットボールを三遊間に持って行かれてしまった。何でもできる2番打者の強みが出た場面。

ピンチで対戦成績が悪い西川を迎えることになったが、2球目のストレートはやや強い当たりのショートの右へのゴロ。併殺が取れると思った瞬間、大和のグラブからボールがこぼれ、オールセーフ。確かに最後のバウンドがイレギュラーしていて、速い打球に合わせるのが難しかったとは思うが、土のグラウンドなのは分かり切っていること。大和だから捌いて欲しいが、凄いプレーがある一方でこういうミスをするのもファンとして分かってはいる。

だが、これでノーアウト満塁となり中軸を迎えるというのは、この日の上茶谷では厳しかった。マクブルームはファウルフライに打ち取ったが、坂倉にはフォークを見切られボールが先行。ストレートをゾーンに投げ込むしかなかったが、インサイド甘めに入ってあわやグラウンドスラムというフェン直2点タイムリー二塁打。

上茶谷は気の毒な面もあったが、中盤から少し球威が欠けていた。堂林もそうだが、坂倉も力で犠牲フライくらいには抑えられたはずが、威力がなかった。何とか6回を投げ切ってQSは達成して欲しかったが、堂林にやられた試合だった。

復帰登板となった三上は、會澤を打ち取るも、末包に2点タイムリーを浴びた。アウトサイドのスライダーをファウルで粘られていたので、目線を変える為に高めの釣り球を要求したのは間違ってはいないが、インサイド高めのファウルにしかならないコースにすべきだった。

末包もずっとストレートを右方向へ持って行けるタイミングで合わせていたので、バットが出やすいコースに行ってしまうとこうなる。三上のコントロールがアバウトなことは身に染みて分かっているが、ベテランなのだからそこは間違えて欲しくなかった。

前日は9回に1点を返した完封を阻止したが、この日は7回で森下が代わり、後続の島内、中崎には反撃できなかった。3連戦の流れ的にもかなり苦しい状態で3戦目を迎える。何とか一矢報いたい。

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キジ

この日、前日に腰の違和感を訴えたピープルズの他に、クリスキーもファームでの再調整となり、さらに宮崎も登録抹消となった。木曜には代打の準備をしてネクストにも入っていたが、回復が思わしくないということで、治療に専念することになった。

詳細は明らかにされていないが、一度は打席に立とうとしていたくらいだし、広島まで来てからの決断となっているので、回復していないというより悪化したのではないか。トレーナーうんぬんと言っている人も多いようだが、日々の状況を見ながらアドバイスするのが彼らの仕事であって、最終的にどうするか決断するのは本人であり首脳陣。ケガの多さは改善の余地があるかも知れないが、本件で過度に批判するのは違うと思う。

オープン戦最後の札幌遠征にソトはまだしも、オースティンまで行ったのは判断として疑問ではあるが、今回は代打であれば出場できる見込みのもとに帯同してるので、金曜夜の時点で状況が変わったということはありうる。最初から治療に専念させればと言っても、本人が行けると言えばそれが最終判断。過去のFOR REALで、負傷した時の宮崎がどんな感じなのか見ればそれが分かるはずだ。ワーワー言っているのは大抵そういうのを見ていないニワカだと思うけどね。

阪神戦では宮崎を欠いても、復帰した牧、楠本を中心によく打てていたが、広島に入ってからはヒットは出るも、繋がりを欠いている。桑原、柴田もこの日のファームの試合に出場し、来週の読売戦からは1軍に合流できそうな見通し。サードにも入れる柴田も加えて、宮崎の不在を埋めて行くしかない。桑原が入っても、大田や楠本を内野に回せない。サードにソト、ファーストに佐野というのも野球ゲームならできるかも知れないが、急にやるとケガのリスクもあるし、難しいと思う。サード筒香という前例はあるけども。

ひとまずは目の前の試合。ビジターとは言え、2カード連続で3タテされるわけにはいかない。大貫のQSを信じつつ、玉村を攻略しなければならない。3番佐野で切れるケースが目立っているが、1~3番が何とか出塁し、牧とソトで還すような形に持って行きたい。

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