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連夜の1-0勝利 東が12連勝で16勝目、CS決定的に

09/26 横浜DeNA1-0読売(ハマスタ)

前日に続き1点が重い痺れる展開となった。先発の東は、2回1アウト満塁を連続三振で切り抜け、3回も1アウト1、2塁のピンチで岡本和、大城卓を打ち取った。その裏、ヒットで出塁した山本を林、東の進塁打で三塁まで進め、大田が三塁線を破る先制タイムリー二塁打。援護をもらった東は、4回以降を1安打に抑え、8回無失点。山崎伊も8回まで4安打に抑え、投げ合いが続いた。9回、ウェンデルケンがピンチを招くも連続三振で締め、来日初セーブをマークした。

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ポジ [Good]

7月ごろまではバウアー、今永とともに三本柱としてローテーションを支える存在だった東だが、8月以降も勝ち続け、チームの大黒柱、スーパーエースに上り詰めた。この試合も打線がなかなか得点できない中、無失点投球を続け、チームのCS進出そして2位浮上に向けて大きな勝利をもたらした。

初回は9球で三者凡退に抑えたが、2回1アウトから大城卓を歩かせた。2球で追い込んでから4球続けてボール。前の3試合は無四球だったので、9月1日の読売戦以来4試合ぶりの四球。11連勝中ではあるが、2敗はいずれも読売戦で、少し嫌なイメージがあるのだろうか。秋広、ブリンソンにもヒットを打たれ、1アウト満塁のピンチ。

相手が山崎伊だけに最少失点で切り抜けて欲しいと思っていたが、吉川を追い込み、変化球を2つファウルにされた後、アウトサイドへストレートを投げ込んだ。少しコントロールミスで浮いたが、勢いがあり、吉川も思わず振ってしまった。

Point: 2回表、1アウト満塁で吉川から三振を奪う

前進守備を敷いていなかったし、1点はやむなしと思っていたが、ここを無失点で切り抜けたことは、結果的には非常に大きかった。山崎伊も非常に良かったので、先制を許していたら苦しい展開になっていた。

3回も1アウトから門脇、坂本の連打でピンチを迎えたが、岡本和をチェンジアップで内野フライに打ち取り、大城卓も2球で追い込んでからストレートで押し込んだ。4回以降は徐々に東らしい投球。5回は2アウト2塁から坂本にストレートを弾き返され、ヒヤッとしたが、低めだった分打球が上がらずセンターフライ。

打線が追加点を取れない中、6回から8回は9人でパーフェクトピッチング。森原がベンチを外れている状況で、中5日で8回まで無失点で投げてくれるエースは、チームを救った。102球だが、8回裏の打席で代打が送られ、9回はウェンデルケンに任せた。

1点しかない援護を守り切り、1983年の遠藤一彦氏に並ぶ球団タイ記録の12連勝。2019年に今永が13勝を挙げて以来、12勝に到達した投手がいないのに、12連勝とは異次元。16勝となり、球団の左腕で最多勝を獲得した野村弘樹氏の17勝が見えて来た。10/4の最終戦に登板するかどうかは分からないが、CSに向けて中7日の調整期間もあるので、ぜひ17勝目を狙って欲しい。

この日もヒーローインタビューでは「祐大のおかげ」。山本は3回に先頭打者でヒットを放ち、大田のタイムリー二塁打で唯一かつ決勝のホームを踏んだ。序盤はピンチが続いた東を引っ張り、吉川からストレートで三振を取る好リード。9回にピンチを迎えたウェンデルケンも引っ張った。東と山本のヒーローインタビューはいつまでも見ていたい。

試合を締めたのはウェンデルケン。先頭の岡本和には一発を警戒し、コースを狙い過ぎたのか歩かせてしまった。大城卓がバントで送り1アウト2塁で秋広。2ストライクから3球目のナックルカーブが足元へ。当たらなくて良かった。4球目はズバッとストレートを投げ込み、振り遅れの空振り三振。

ブリンソンには代打の丸が起用された。3ボールとなったが、チェンジアップをストライクゾーンに決め、5球目のストレートで空振りを奪った。ペイオフピッチでは渾身のストレートを投げ込み、空振り三振。さすがメジャーリーガーという格の違いを見せて、来日初セーブ。

唯一の得点は、大田のバットから。2アウト3塁で山崎伊の初球、アウトサイドのカットボールを引っ張り、三塁線を破った。ファウルにも見えるくらい、ギリギリのところを通過した。山本が生還し、大田は二塁へヘッドスライディング。試合前のバッティング練習も良い感じでスイングできていたが、思い切りの良さが出た。

このタイムリーの裏には、林の働きがあった。ノーアウトのランナーで、林はバントの構えも見せていたが、3ボールとなった。待てがかかって1つストライクで、5球目はカットを見逃してフルカウント。6球目を叩きつけるバッティングで転がし、進塁打となった。

こういった場面、3ボールから強硬して打ち上げてしまうというシーンをよく見て来た。バントではなくても、追い込まれてから何とかランナーを二塁へ進めるというバッティングは、このチームに必要な部分。8回にはきっちりとセンター前へ運ぶヒットも打ち、盗塁も決めた。得点には至らなかったが、非常に良い働きをしていると思う。

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ヤジ [Bad]

前日に続いて山崎伊を打てず、1点止まり。コントロール良く決まる球威のあるストレートに押され、変化球に合わせることができなかった。3連戦で2点しか取れなかったが、投手陣の頑張りで2勝1敗と勝ち越すことができた。残り試合では打線が投手陣をカバーしてくれることを期待したい。

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キジ [Other]

前日に勝率5割以上が確定していたが、この日の勝利で2年連続のシーズン勝ち越しが確定した。昨日書いた通り、2000年、2001年以来22年ぶりとなる。球団の監督では別当監督、権藤監督に次ぐ3人目となる2年連続の勝ち越し。

そして、2年連続のAクラスも目前まで来た。CSクリンチは0.5。読売が逆転でCSに進出するには、残り4試合を全勝し、DeNAが5連敗するケースしかない。引き分けがあってもDeNAのCS進出が決定する。現在のところ、10/4の東京ドームでの直接対決が両チームの最終戦となっているので、ここまでに決まっていないと勝った方がCS進出という試合になる。

勝数広島 残3DeNA 残5読売 残4
763-0 .54685-0 .5429
752-1 .53964-1 .5357
741-2 .53243-2 .5286
730-3 .52522-3 .5214
721-4 .51434-0 .5106
710-5 .50713-1 .5035
勝率で並んだ場合は直接対決により、広>読、広>D、読>D

一方、僅かに残るDeNAの2位は、残り5戦全勝でも広島が1つ負けないと及ばない。直接対決はもうないので、他のチームが勝ってくれることを期待するしかない。DeNAができるのは残り試合で負けないこと。

まずは27日のヤクルト戦も勝つしかない。先発は坂本と発表された。石田も登録可能だが、最近の内容も加味して坂本を選択したか。消化試合ではないので、最初から1巡目しか投げさせない可能性もある。2巡目以降が課題の投手だが、とにかく飛ばして1巡目を抑えて欲しい。

読売3連戦は2点しか取れなかった打線は、ルーキーの吉村と初対戦となる。既に3勝を挙げ、前回は広島戦で勝っている。攻略できるか、新たな苦手を作るか。左打者の被打率が高いので、ここが鍵になりそうだ。

試合後には藤田の引退セレモニーが予定されている。引退試合はけっこう負けることが多いような気がするので嫌な予感はあるが、勝ってCS進出を決め、2位に向けて進んで行きたい。

以降は写真を紹介。

この日は、昨年の5月以来のワーキングハマスタを利用した。基本的な内容は変わっていないので、詳細は下記の投稿を参照。

前回は5月だったが、この日は晴天ではあったが秋風を感じる涼しい気候だった。

シーズンも終盤で、ワーキングハマスタの利用者は5名だった。一番乗りだったので、まだ誰もいないNISSAN STAR SUITEを動画で撮影した。

12時前くらいにベテランの選手がウォームアップを始め、早出の練習を行っていた。ワーキングハマスタは、仕事をしながら練習の様子も見ることができるが、SNSなどへのアップはNGになっているので、残念ながらその部分は紹介できない。

昨年の5月は、選手たちが来る前にdianaがグラウンドで練習していたが、この日はそれはなかった。12時前に最初にグラウンドに出てきたのは宮崎。前日にプロ初盗塁を決めたが、一二塁間でのダッシュから始まり、バックネット前でティーバッティングを行っていた。

14時過ぎに全体練習が始まったが、やはり中軸のバッティング練習には目を奪われる。佐野、牧、宮崎、桑原の4人のグループは、休憩時間として見させてもらった。中でも宮崎の練習は凄い。バットに当たる音が他の選手とは違う。

首位打者が決定的になっている通り、巧みなバットコントロールを見せるが、練習ではしっかりと振って強いインパクトを見せる。快音を響かせ、次々とスタンドに運んだ。オールスターのホームランダービーでも最多本数をマークしていたが、それよりも凄い打球を連発していた。盗塁を決めたこともそうだが、これだけしっかり振れるということは体調も良いのだと思う。

試合開催日は、15:30で終了なので退出し、昼食を取った。16時過ぎに再びハマスタに戻ると、マスコットとdianaのステージ。

MCはdianaのArisaとYukiha。

スマホではなかなか捉えるのが難しいキレのあるダンス。

まだウィングの座席に行くのは早いので、内野のコンコースを見て回る。STAR SIDE寄りに引退する藤田の写真パネルと寄せ書きがあった。

このように書かせてもらった。他球団から自由獲得枠の話があったが、当時担当だった宮本スカウトが早くからマークし、ベイスターズを希望してくれたという話がある。まだ暗黒に片足を突っ込んだくらいの時期だったが、ベイスターズを希望して入団してくれたことは今でも嬉しい。コーチになるのか分からないが、ベイスターズでの優勝は別の形で実現してもらいたい。

4日連続で座った席もこの日がラスト。夕日を浴びる雲にフォーカス。

2回1アウト満塁のピンチを迎えた東。連続三振で切り抜けた。

森原が足の張りでベンチを外れ、クローザーとして登板したウェンデルケン。来日初セーブをマークした。

歓喜の時間。

この日も「祐大のおかげ」。大田と二人でヒーローインタビューに上がった東が、山本を呼んで恒例の後から参加のツーショット。

朝からハマスタを満喫。試合は白熱し、連夜の1-0は痺れたが、最高の一日になった。

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