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今永が4発に沈む 森原が移籍後初登板

09/19 読売5-3横浜DeNA(東京D)

初回に桑原の二塁打からチャンスを作り、佐野のタイムリーで先制。しかし、今永が2回に中田の同点ソロ、さらに大城に勝ち越しの2ランを浴びてビハインドの展開。今永は、その後もポランコと丸にもホームランを浴びて4発に沈んだ。打線は2回以降、菅野に3安打に抑え込まれた。終盤に関根と佐野のソロで2点を返すも届かず。

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ポジ

佐野が先制タイムリーと9回に19号ソロを放ち、マルチヒットで2打点。9月はまだ打率.196だが底は打って上昇傾向。菅野にはもともと相性が良く、立ち上がりでまだ不安定だったところ、インサイドのスライダーにうまく反応し、詰まったがライト線に落ちるヒットとなった。通常ならファウルになるコースだろうが、さすがのバットコントロール。

そして、9月6日には延長10回に決勝のホームランを放っている大勢との対戦では、真ん中に入った156キロのストレートを完璧に捉え、ライトスタンド中段へのホームラン。その9月6日以来のホームランとなった。この試合の同点、逆転には繋がらなかったが、今後の対戦や佐野の復調に向けても意味のある一発だったと思う。

関根も代打で今季1号ソロ。追い込まれていたが、鍵谷のスライダーを拾った打球は伸びて、ライトスタンドへギリギリ飛び込んだ。昨年4月9日以来、約1年半ぶりのホームラン。年に何度も打つタイプではないが、意外な長打も秘めている。楠本らとの争いもCSに向けて過熱しそうだ。

このカードからブルペンに入っているロメロが、ベイスターズ2年目で初のリリーフ登板。スクランブル体制だとか、CSに向けたテストだとか言われているが、ガゼルマンが先発で結果を出したことで、その枠から外れたというのが一番だろう。そして、短期決戦でリリーフとして戦力になるかどうかという意味合いはもちろんある。MLBではリリーフの経験もあり、先発で今一つな投球が続いていたので、こうした形での起用も模索すべきだろう。

ショートイニングで出力が上がることで抑えられるなら、クリスキーがコロナの影響でメドが立たないこともあり有力な候補になって来るかも知れない。今後の登板にも注目したい。

そして、8回には森原が移籍後初登板。吉川を初球でファーストゴロに打ち取ると、若林は高めのストレートで空振り三振、重信にはMAXの147キロストレートの後、真ん中のストレートに振り遅れの三振。中軸との対戦にはならなかったので、差し引きで考えなければならないものの、内容としては良かったと思う。

ストレートはスピードガン表示以上に速さを感じているように見えた。変化球はフォークのみだったが、低めに決まって来れば中軸でも空振りが奪えそうだ。まずは僅差のビハインドなどで登板を重ねて、ファームで再調整となった平田のポジションに入って来てくれると助かる。貴重な戦力になってくれる可能性を感じた初登板だった。

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ヤジ

今永がまさかの4被弾。好投手はホームランを打たれやすいとはよく言うものの、1試合で4本はプロ初の屈辱。

初回に1点をもらったが、2回先頭の中田に1ボール1ストライクからのカーブをレフトスタンドへ運ばれた。初回もストレートで押し、中田にも2球ストレート。その後のカーブに上手く反応されてしまった。甘く入ったことは確かだが、初回の配球から見てもここでカーブを打った中田を褒めるしかないだろう。

岡本和には低めのストレートをバットの先で当てられ、レフトの前へポテンヒット。2アウトとなってから大城に勝ち越しの2ランを被弾した。2球で追い込んだ後、アウトサイドのカットボールを見られ、ストレートをファウルした後に再びカットで行ったが、真ん中付近に入り、やや泳いだようなタイミングだったが、バットの上に乗せて運ばれたという感じ。

インサイドは一発があるということで全てアウトサイドの配球だったが、最後に甘い半速球が行き、ストレートタイミングで待っていたところにちょうど合ってしまった。3、4球目のカットが見られていたこともあり、少し中へ投げてしまったか。5球目のストレートがインサイドでファウルとなっていれば違ったのだろうが、それは結果論。だが、8番に2ランを食らったのは痛すぎた。

4回は2アウトランナーなしから、ポランコに2ボールというカウントでストレートをバックスクリーンに運ばれた。低めで甘い球ではないが、ポランコにとっては腕が伸びてホームランを狙えるコースだった。

6回は丸に対してストレートがやや浮き、低い弾道の打球がギリギリスタンドへ飛び込んだ。今永もフェン直かなと思ったのだろう、思わず「マジか」と呟いた。

この日もストレートは悪くなかったと思うが、ポランコと丸がそれぞれ一発を打てるツボに入ってしまった。コントロールミスと言えばそれまでだが、うまく行かない日だったかなと思う。5安打しか打たれていないのに、4本塁打。ホームランが多い読売打線の怖さということだろう。

7月23日に甲子園で敗戦投手になって以来の4敗目。ここまで今永が先発した試合は7連勝で来ていたが、止まった。不敗神話のままポストシーズンに突入したかったが、いつかはこういう日もあるわけなので、ここで反省材料を得たと考えるしかないだろう。10月2日にも対戦する可能性があるし、読売が3位に入ればCSでも対戦することになる。一発への対策は必要になるだろう。

キャッチャーが戸柱だったことを批判するような声もあるようだ。今永に文句を言えないから、戸柱の方を叩いているようにしか思えない。嶺井の配球はこうで、戸柱はこうだったから、というような具体性があるならまだ分かるが、それもなしにそこへ原因を求めるのは全く理解できない。

戸柱は駒大時代からバッテリーを組んでいるし、今年も青柳への対策として2度バッテリーを組み、いずれも勝利している。菅野とのマッチアップでの読売戦に関しては、過去2度は嶺井であることは確かだが、バッティングも考慮してこのような形にしたと思う。今永クラスであれば、キャッチャーに関係なく自分で組み立ててパフォーマンスを発揮しなければならない。

次回は中5日でヤクルト戦になるだろうか。胴上げが懸かった試合になるかどうか分からないが、CSに向けても前回のような投球を見せて欲しいと思う。

今永が打たれた時くらい、打線が奮起してカバーして欲しかったが、菅野に抑え込まれた。初回こそ桑原が初球に甘く入ったボールを捉え、長打でチャンスメイクしたが、その後は先頭打者が出ることができず、ヒットも散発だった。これだけ低調だと投手にもプレッシャーがかかって来る。佐野の復調傾向は好材料だが、もっと勢いが欲しい。

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キジ

8月の月間5勝も含め、ずっと登板試合でチームを勝利に導いて来た今永が、4発5失点では仕方ない。こういう時に打線が爆発してカバーして欲しいが、今はそれも望めない。切り替えて次に行くしかないだろう。ロメロもリリーフで登板できたし、森原の移籍初登板も見られた。

20日の甲子園は、チームが移動できれば試合ができそう。通常ならデーゲームが終わった後に移動するが、今夜は名古屋から新大阪間が運転見合わせとなっている。当日移動にも朝の時点ではまだ関東付近は風が強い状況が予想される。昼前後に移動し、練習なしでそのまま試合という感じになりそうだ。そして、21日に当日移動で横浜に戻ってナイターという強行軍。

だが、この甲子園を終えてしまえば遠征はもうなく、残りは全てハマスタと神宮になるので、CSに向けてもコンディションを整えながら残り試合を戦うことになる。

20日は上茶谷と青柳。前回はハマスタでの阪神戦で、「終わった」という初回から立ち直り、4月以来の3勝目を手にしたが、甲子園で彼本来の投球ができるか。青柳も9月は2試合で防御率6.75と少し疲れが出ているか。再び宮崎、ソトといった右打者を外すオーダーを組むかどうか。さすがに宮崎を遠征から外すまではしないと思うが、今後に向けて少しでも休息になれば。神里や楠本がその分、起用に応えてくれればと思う。

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