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先発候補2人が合格点 細川が脅威の一発

03/08 横浜DeNA4-1埼玉西武(ハマスタ)

気温6度という寒さの中、先発候補のロメロ、坂本が合格点の投球を見せた。ロメロは立ち上がりコントロールを乱したが、併殺で切り抜けると4回まで山川のソロによる1点に抑えた。坂本も味方の守備にも救われて2回無失点。ストレートの球威を感じさせた。打線は初回に今井から牧と宮崎のタイムリーで3点を先取する攻撃を見せた。4回には細川が弾丸ライナーでレフトスタンドに飛び込む一発を放った。

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ポジ

昨年後半戦に活躍し、今季は2桁勝利の期待もかかるロメロが先発。2月27日に実戦初登板となったが、まだ調整中という感じでボールの精度は今一つだった。この日も、立ち上がりはコントロールがバラバラで連続四球だった。

「優勝請負土」と呼ばれる赤土に今年から変更となり、そのマウンドへのアジャストも必要だろう。練習では感触を確認しているはずだが、試合でブルペンからマウンドに行った時の感覚はまた違うのだろう。先頭の鈴木に対して、最初の3球は動く速球を投げたがいずれも抜けたように高めに外れ、4球目は引っ掛けたように低めに外れて、ストレートの四球。

源田にも2球目が辛うじてストライクを取ってもらえたが、ボール球が続いて連続四球。投球フォームもいつも以上に手投げという感じで、力感もなかった。伊藤光がマウンドに行って声をかけた。ここからロメロが修正力を見せる。呉には速球がストライクゾーンに決まり、インサイドのカットボールで詰まらせ、レフトファウルフライ。これは神里が俊足を飛ばして最後はスライディングキャッチの好守だった。

山川には低めのツーシームで、ロメロの特長でもあるゴロを打たせる投球。狙い通りに併殺打となり、無失点の立ち上がりになった。2回は150キロを超える速球にスライダーも効果的に使い、2三振を奪って三者凡退。昨年の良い時のロメロに戻った感じだった。

3回もバントヒットはあったが、それ以外を無難に抑えた。4回は山川に初球のスライダーがやや甘く入ったところを完璧に持って行かれたが、これは仕方ない。立ち上がりを思えば、ロメロの修正力、適応力の高さを十分に発揮した好投だと思う。昨年、後半戦に別人のように活躍した通り、適応力がある。来週、もう一度オープン戦の登板があると思うが、さらに精度を上げて万全の状態で開幕を迎えて欲しい。

前回5イニングを投げた坂本が、2番手で登板。少しコントロールがままならず、ボールが先行するケースが目についた。しかし、ストレートに球威を感じた。最初のイニングは2アウトから鈴木を歩かせ、源田にインサイドを捌かれてライトオーバーの当たり。細川が素早くクッションボールを処理し、中継の知野が長い距離だったがストライク送球で鈴木をホームで刺した。

好守にも助けられて、2回無失点。三浦監督もボールは昨年よりもずっと良くなっていると評価した。開幕ローテーション入りに大きく前進したと思うが、他の投手や次回登板次第といったところか。

細川がオープン戦2号ソロを放った。初球カーブが外れ、スライダー2球で追い込まれた後、最初に来た高めの149キロストレートを弾くように叩いた打球は、低い弾道のライナーでそのままレフトスタンド最前列に突き刺さった。

打球角度は19度で、高さは17mだったとのことで、かなり低い当たりだったことが分かる。ホームランバッターのアーチを描く打球ではなく、外国人並みのパワーによるライナー。アメリカンボディーの威力を示した。

先週末はファームの試合でフル出場した。ホームランも放っており、バッティングの感触は良いだろう。特に、好投手で同学年の今井のストレートを叩いたこのホームランは、本人も手応えを感じているだろう。

オースティン、ソトからは右肩が下がる悪癖を指摘されているという。2月16日のコザでの広島との練習試合で5打数ノーヒットだったが、解説の達川氏からも左肩がこんなに上がっていては打てないと指摘されていた。その悪癖が出ていたのだろう。そこから修正し、オープン戦は良い形で打てている。昨年は1軍ではオープン戦から終始打てていなかったので、この一打をきっかけにして、自分のバッティングを掴んでもらいたい。

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ヤジ

初回に速攻で3点を先取し、1点を返された直後に細川のソロで追加点を挙げたところまでは良かったが、その後はランナーを出しながら攻めきれなかった。嶺井の併殺打や梶原の盗塁失敗は、ある程度仕方がない部分はあるし、先頭を出せなかったので策が限られていた。

それでも、終盤でのもう1点が、最終的に逃げ切りに効いて来る。9回2点差で三嶋がランナーを2人出した場面は、もう1点あると違っていた。昨年もそれが取れずに追い付かれたり逆転されたりした試合があった。先の塁を狙い得点を取る野球を突き詰めて行きたい。

伊藤光が、3回の守備から交代した。三浦監督がベンチ裏に下がり、戻って来て審判に捕手の交代を告げ、急遽嶺井がマスクを被っていたので、アクシデントによるものだと思っていたが、右足を痛めて違和感があったため交代したとのこと。おそらく2回裏に四球で出塁後、牽制悪送球で二塁へ進んだ走塁あたりで痛めたと思われる。

伊藤光も移籍後は毎年のようにケガをしてしまっている。避けられない部分はあるにせよ、BIG BOSSではないが、ケガで不在が続く選手は計算できない。そう考えると入団以来大きな離脱のない戸柱はチームへの貢献は高い。伊藤光のケガの程度は分からないが、残りの3人が開幕1軍に近づいたかなという印象。

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キジ

試合映像を見て、何か違うと思ったら投手の足元だった。これまでセンターバックスクリーンのカメラの映像で、マウンドにはBAYSTARSの「B」のマークが見えていたが、この日は「I ☆ YOKOHAMA」だった。

YOKOHAMA DeNA BAYSTARS CHANNELのハイライトより引用

左が6日で、右が8日のマウンド。以前、ベイプラで試合前の映像を見た時、この文字の部分を作っている様子が映っていたと記憶している。この日はニコ生での観戦で見ていなかったが、グラウンドキーパーがチャレンジしたのかも知れない。今後も「I ☆ YOKOHAMA」になるのだろうか。

そして、オープン戦では記憶にないが、この日はヒーローインタビューがあった。試合終了後にウグイス嬢からヒーローインタビューが行われるとアナウンスがあり、気温が低い中でファンが待っていた。先発して4回を投げたロメロが、新しいパフォーマンスを披露するのか、あるいはホームランを放った細川かと思っていたら、坂本だった。インタビュアーも新しい担当者になっているようだったので、諸々の予行練習も兼ねていたのだろう。

試合開始時の気温が6度で、雨は落ちていないが非常に寒い中の試合となったが、両軍も中軸やベテラン選手が出場していた。ケガがなければいいなと思ったが、伊藤光がケガをしてしまったのは残念だ。

9日はもう少し気温は上がるようだが、北風が少し冷たい中での試合になりそうなので、引き続きケガには気を付けて欲しいと思う。ハマスタでのオープン戦は最後になる。ここまで勝利が続いているが、ハマスタで良い姿を見せ、8試合続くビジターへ入って行きたい。

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