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第2クール開始「全力」 牧ら合流へ

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプは5日、第2クールに入った。天候が回復してメイングラウンドで、5投手がバッティングピッチャーを務めた。この日、コロナ陽性および濃厚接触者で自己隔離していた伊勢、牧、京山、浅田が沖縄入り。6日から伊勢は宜野湾、他の選手は嘉手納へ合流する。

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「全力」のクール、テーマも詳細に

宜野湾、嘉手納ともに第2クールがスタート。1軍のテーマは「全力」。まだ実戦は入って来ないキャンプ序盤で全力のトレーニング、練習を行うといったところか。

1DAYテーマも変更され、より細かいテーマが共有された。

S&C(投手)負荷耐性測定/新たな感覚のインプット
S&C(野手)許容できる負荷の向上(質高く・負荷高く)
投手②課題継続+変化球後の精度向上【バランス重視】※癖チェック
打撃振りぬく中での対応と修正、継続して再現性と持続性と抜き感
捕手技術的方向性と課題 更にスピーディーに
内野手コミュニケーション(仲間を知る・自分を知らせる)
外野手今の状態を内野手に伝え自分を知ってもらう
走塁後悔のない準備(心と体)

S&Cは投手、野手ともに「負荷」という言葉が入っている。自身の身体が練習や試合の負荷にどれだけ耐えられるのか、シーズンを通してパフォーマンスを維持するための体力を得られるか。そういった意識で練習に取り組んで行くのだろう。

ストレートのみだった投手は、変化球を投げた後の精度向上がテーマ。第1クールで意識したストレートを枠内に投げ込むという意識を、変化球を投げた後でも高い精度で再現できるか。そうしたことを意識したブルペン、実戦練習になるはず。

打撃は振り抜くということだけだったが、プラスアルファで再現性や持続性を意識して行く。抜き感というのが素人には分からないところだが、単純に量を振るのではなく、こうした意識をすることで実戦へと繋げて行くのだろう。

内野手、外野手は主に守備面と思われるが、自分を知ってもらう、仲間を知るといったテーマになっており、連携プレーなどで相手を知った上での動きをして行く、よりチームとして力を出すということを意識しているようだ。

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BPで5投手登板、主軸がランチ特打

第2クールに入り、石田、濵口、坂本、上茶谷、入江の5投手がバッティングピッチャーとして登板した。現状、ローテーションの5、6番手争いと見られるが、彼らはキャンプ後半の練習試合から結果を出して行かなければならない立場。

特に上茶谷は、今年に懸ける思いは強く、第1クールのブルペンでも気合の入った投球をしていた。バッティングピッチャーでもそれは変わらず、時折帽子を飛ばしての力投を見せた。三浦監督も「ブルペンから良かったし、対打者に対しての直球も良かった」と認めていたようだ。

その他、石田と坂本も「ブルペンでやっていたことができた」と評価し、京山と代わって1軍メンバー入りした入江も腕が振れていたと好評価。ひとまず打者相手に投げたという段階に過ぎないが、良いスタートが切れているのではないか。

そして、第2クールも外国人選手と宮崎、藤田のベテランはアスレティックトレーナー指示による別メニューとなっているが、その宮崎、ソト、オースティンがランチ特打に登場し、天候が回復したメイングラウンドで今年初のバッティング練習を行った。

佐野と桑原も加わって、主軸が勢揃いしたランチ特打だが、やはりオースティンのバッティングが目を引く。防球ネットを直撃する当たりも含めて8本の柵越えを放った。キャンプ序盤ということで、本体のメニューには入らず、独自の調整をしているが、室内でのティーバッティングでも打球音が違っていた。心配なのは体調面だけで、それ以外は何も心配はいらないようだ。

日本代表監督に就任した栗山監督が、宜野湾を訪れて練習を視察した。オリンピック代表の山崎に一声かけ、期待のコメントを口にしていた。三嶋も含めてショートイニングで力を出せる投手が必要という認識のようだ。桑原も「選ばれたら光栄」と意欲を見せていた。

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動作解析、ファームはスピード計測

年々、新しい機器を使って動作や身体能力を数値化しているベイスターズ。この日は、1軍でオプティトラックを使った動作解析のデータを取っていた。今永と大貫が専用のスーツを着用し、投球フォームを解析。今後の投球などに役立てて行くのだろう。

ファームでは、S&Cが野手のスピード測定。以前も室内で40mほどの距離のタイムを計測していたが、この日は隣接の陸上競技場で短い距離のダッシュ、左右に反復運動をした場合のタイムなどを計測していた。

選手たちは競い合っていたようだが、短距離ダッシュは宮本、村川、大橋といったところが速かった。全部のタイムは分からなかったが、粟飯原もけっこう速いのかなという感じだった。意外と言っては失礼だが高城が良かった一方、嶺井、小深田あたりはお察しの感じ。

各選手の現状タイムを把握した上で、フォームやトレーニング方法などS&Cと協力しながら向上に努めていくのだと思う。

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伊勢らが合流も 楠本は打球受け別メニュー

1月27日に新型コロナウィルスへの感染が確認され、キャンプへの参加が遅れていた牧、京山、浅田と濃厚接触者として自己隔離していた伊勢が5日、沖縄入りした。感染はしていなかったと見られる伊勢は宜野湾へ合流し、無症状だった京山、浅田と鼻水や喉の痛みの症状があった牧はファームへ合流する。

櫻井、大和も既に合流しており、1月に新型コロナの影響を受けた選手はこれで全て合流した形になる。キャンプに入ってから隔離となっているコーチ、選手と、まだ来日できていない新外国人が2名いるので、早く全員が揃うと良いのだが。

一方、この日の練習で楠本が走塁練習中に、バッティング練習の打球を受けた。6日の練習メニューでは外国人、ベテランと同じく別メニューの組に入った。ケガの程度は分からないが、軽傷であれば良いのだが。少し心配されるが、他の選手もケガのないようキャンプを送って欲しい。

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