スポンサーリンク

今永の8回1安打の投球を生かせず サヨナラ負け

06/06 福岡ソフトバンク2x-1横浜DeNA(PayPay)

先発の今永は3回までノーヒットピッチングだったが、4回に今宮に2号ソロを浴びて先制点を許す。しかし、その後は球威あるストレートを軸にソフトバンク打線を抑え込み、8回1安打の好投。打線は、有原から5回に犠牲フライで追い付くも、再三のチャンスを逃して10残塁。9回、伊勢が牧原にサヨナラ打を許した。

スポンサーリンク

ポジ [Good]

今永が、地元の福岡でエースらしい投球を見せた。3回までに4三振を奪い、柳町を歩かせたがノーヒットに抑えた。4回、先頭の今宮へ初球のストレートが真ん中に入り、ホームランを打たれた。不用意に入ったというわけではないのだろうが、唯一の失投とも言えるボールを見逃さず、ホームランテラスまで運んだ今宮が上だったか。

しかし、その後は切り替えて凡打を積み重ねた。7回は、牧原大をワンバウンドのスライダーで空振り三振に取ったが、戸柱が一塁へ悪送球し振り逃げとなった。だが、栗原の打席で見事な牽制球で刺し、ミスをカバーして吠えた。

打線の援護を待ちながら、8回まで1安打に抑えた。114球の快投はまさにエースに相応しい、素晴らしい投球だった。唯一の安打がソロで勝利に繋がらなかったというのが惜しまれる。昨年も交流戦でノーヒットノーランを達成したが、パ・リーグを相手にしっかりとした投球ができている。来週もエースらしい投球で、今度は勝利を掴んで欲しい。

休養でスタメンを外れた宮崎の代わりにサードへ入った林が、唯一の得点となる犠牲フライを放ち、7回には先頭でヒットを放った。打率は.150台とプロのレベルに苦戦しているが、犠牲フライのようにチームに貢献するプレーも少しずつできて来ている。限られた出番の中で難しさもあるだろうが、1軍の中で成長し、立ち位置を確保して欲しい。

宮崎の代わりに3番に入ったオースティンは四球とヒットで2度出塁。打率も.296まで上がって来た。今週はパ・リーグ本拠地で6連戦なので、DH含めてスタメン出場が続きそう。そろそろ彼らしい一発が見たい。

スポンサーリンク

ヤジ [Bad]

大関の代役として移籍初登板となった有原に対して、チャンスは何度か作ったが、犠牲フライによる1点に留まった。3回は牧の二塁打、ソトの四球から、桑原が送って1アウト2、3塁。京田は2球目のストレートに詰まらされ、浅いライトフライで三塁ランナーが還れず。

以前にも1アウトでランナー三塁という場面で内野フライを打ち上げていた。こういった場面で得点になる凡打が打てるように突き詰める必要がありそうだ。戸柱も倒れて無得点。

5回はエラーからチャンスをもらい、戸柱の二塁打でノーアウト2、3塁。林はやや浅いライトフライだったが京田がスタートを切り、間一髪セーフで同点。この時、二塁ランナーの戸柱は止まったままだった。

非常に難しい判断になる。カットマンや三塁へ送球された場合、刺される可能性が高い。今回のケースでは投げた瞬間にホームへ直接投げたと分かるだけに、そこでスタートを切っても良かった。だが、今度はホームが明らかに間に合わない場合、キャッチャーが前に出てサードへ転送する可能性がある。

戸柱の走力を考えると、キャッチャー経由でサードへ送球されてもアウトになる可能性があった。だが、実際はホームはクロスプレーで、タッチに行っていたので、その間にサードを陥れることはできた。ライトの柳町が投げた瞬間に、ホームへ直接投げていてクロスプレーになると判断できないと、サードへスタートすることができない。関根だったら行っていたと思うし、セーフだっただろうが、戸柱ではなかなか難しい場面だった。

結果的に二塁で止まったことで、関根の内野安打で還れなかった。オースティンが歩いて2アウト満塁となったが、牧が決められなかった。

7回は2アウト1塁からオースティン、牧の連打で満塁。ソトの打席で代打の宮崎を起用した。ここが勝負どころだし、チームだけでなく日本で一番打つ確率の高い打者を出したのだから、采配は間違いではない。宮崎でダメなら誰もが納得するだろう。

津森の投球タイプからすると、個人的には楠本を代打起用するべきと思っていた。宮崎自身も代打として途中からゲームへ入って行くことの難しさを語っていたので、代打の切り札として結果を出している、左打者の楠本の方がチャンスは大きいかと思った。結果論だし正解はないのだが。

9回のモイネロはエグかった。3者連続3球三振で、打てるボールが全くなかった。プロでここまで圧倒するのは、なかなかない。ここまでの拙攻からの快投で、流れがソフトバンクへ一気に行ってしまうきっかけになったかなという感じ。

伊勢は今宮の打球が当たり、その影響がなかったとは言えない。柳田は、フォークでタイミングをズラして内野フライに打ち取ったが、牧原大には粘られた。ストレート系は逆方向へ打とうとしていただけに、ストレートで行くならインサイドのベルト付近の方が捌きづらかったように思う。

アウトサイド低めへの要求で、やや中に入った分、ショートの頭を越えてしまった。しっかりと低めに来ていればショートゴロ、サードゴロになっていたかも知れない。フォークが浮いて外野の頭を越されるのも嫌だっただろうし、フルカウントにしてしまえばランナーが自動スタートとなり、得点が入る確率が上がるので、ストライクに投げざるを得なくなってしまった。

この日も今永が8回まで投げ、先発投手が踏ん張ってリリーフを温存出来ていることを生かせない形になったが、さすがにこの試合では投手を責めることはできない。打線の奮起に期待したい。

スポンサーリンク

キジ [Other]

8回を1安打に抑えた今永の好投を生かせず、再三塁上を賑わせながらも10残塁。阪神が敗れたにも関わらずサヨナラ負けと、ストレスが溜まる試合だった。単純にこの試合を落としたというだけでなく、残り2試合を考えると勝ち越しがかなり難しくなったということも含め、憤りを感じるファンも多いだろう。

2位という位置に付けており、首位とのゲーム差を気にしながらというのは、一つの醍醐味でもあるから止めはしないが、以前から書いている通り、現段階で阪神とのゲーム差や首位争いというのは大して意味がない。

阪神のここまでの戦いや近年の成績を考えると、優勝するのであれば貯金20は必要になって来ると思われる。今の阪神とのゲーム差を考えるのではなく、自分のチームが貯金20までいかに到達するかを考えるべき。1998年以来、貯金が12を数えたことすらないチームなのだから、首位に立つことよりもその難しさに対してどう対応して行くかの方が重要だ。

そういう意味では、およそ半分となる72試合で貯金10を超えていれば十分ということにもなる。6月末でもまだ半分まで行かないので、今月のうちに貯金10を回復できれば良い。苦手なカードで何とか1つ拾い、勝てるところで勝って行くことが大事。楽しみ方として、阪神が負けたのに勝てなかったと言うのは別に構わないが、そこに対して過度に反応する必要はないと思う。

2戦目は石田が先発。今永が作った流れに乗り続くことができるか。東浜の攻略も簡単ではないが、石田がゲームを作って援護を待つ形を作りたい。

コメント

  1. あかりん より:

    ビジターゲームの観戦は、相手チームを過剰によいしょする解説がなんかもやもやしちゃいます。

    相手にもよるんですが、やっぱどこか相手チームへのリスペクトに欠いた解説も少なからずおり、純粋に楽しめません。

    こういう解説にあたってしまった日に、今日みたいにサヨナラ負けしちゃうともうイライラ倍増で、その後寝つけないほどくやしさでいっぱいになります。

    自分はもうビジターの試合は見ないほうがいいんでしょうか
    勝った時のヒーローインタビューは見たいんですけどね・・・

    • Rocky より:

      ホームゲームなので、多少は仕方ないかなと思いますが、過剰なのはちょっと。お気持ちは分かります。

      DAZNは使ってないので分かりませんが、副音声で現場音のみとかないですか?
      そんな解説のせいで観たい試合が見れないのも癪なので、個人的には無視するというか、それくらいの知識で何を解説してるのかとツッコミを入れてます。

      あまちゃづるさんとか、同時配信の応援チャンネルもありますが、映像とズレてしまうんですよね。映像はやはり見たいので。

      ただ、健康を害するほどでしたら控えることも一つです。それだけ真剣に応援しているということですが、健康第一です。

タイトルとURLをコピーしました