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打線繋がらず10安打2点 大貫がリード守れず

06/27 広島東洋3-2横浜DeNA(マツダ)

初回、関根の二塁打から佐野のタイムリーで先制するも、大貫が秋山の内野ゴロ間に同点とされる。その後は床田に要所を締められていたが、6回に戸柱の内野ゴロ間に1点を勝ち越し。しかし、大貫が直後に坂倉のタイムリーで再び同点を許す。8回に上茶谷が1アウト3塁のピンチを招くと、エスコバーに交代。ここで秋山に犠牲フライを許して逆転されると、9回にあと1本が出ず接戦を落とした。

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ポジ [Good]

佐野が内野安打2本を含む3安打。初回は関根を三塁に置き、一二塁間へのゴロ。菊池涼がスライディングキャッチに行ったが、ボールを蹴ってしまう形になりタイムリー内野安打。阪神戦から得点圏での好結果が続いた。3回は逆方向へ巧いバッティングでレフト前ヒット。

9回は2アウトから桑原が四球で出塁し、初球のフォークを引っ張って一二塁間へ。ファーストの堂林のグラブを掠め、カバーした菊池涼の送球よりも僅かに早く一塁ベースへ駆け込んだ。リクエストでも判定は覆らず3安打猛打賞となった。

これで6月の月間打率が.313となった。5月まで.250前後の低空飛行が続いていたが、ようやく調子が出てきたか。3番としてタイムリーも出ているので、あとは豪快なスイングでホームランが出るようになってくれば、佐野らしくなる。

大和がマルチヒット。開幕からなかなか打率が上がらなかったが、ようやく.250まで上げて来た。得点圏では相変わらずの鬼ぶりを発揮しているので、こうした形で打てると頼もしくなる。

19日の火消しで、ピンチでは森原という感じが出て来ているが、この日も同点とされた後の1、2塁で登板。田中を4球で空振り三振に取って好リリーフ。この日は4球で交代したが、存在感が大きくなっている。

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ヤジ [Bad]

大貫は、調子は普通という感じだった。初回、1点をもらったが、菊池涼に二塁打を打たれてしまい、野間がバントヒットを狙うようなバントで送り、秋山の内野ゴロ間に同点を許してしまった。

2回以降は持ち味を生かし、ノーヒットに抑えていた。6回表に1点の勝ち越し点をもらったが、またもリードを守れなかった。1アウト1、2塁から西川に8球粘られたが、最後はスプリットを低めに決めて空振り三振を奪った。坂倉も2球で追い込み、最後にスプリットを投げたが、これが浮いてしまい、ライト線へのタイムリー二塁打となった。

キャッチャーの坂倉なので、前の打者のウィニングショットは頭に入っている。投げるのであれば届かないゾーンへ落とす必要があった。配球的にもちょっと勿体ない対戦となったように思う。森原の好リリーフにより同点で止まったが、2度のリードを直後に追い付かれたことで、チームに流れを引き込めなかった。次回までに調整して欲しい。

リリーフで好投して来た上茶谷が、イニングを跨いだ8回に失点し、今季初黒星となった。7回は8球で簡単に三者凡退で片付けたし、8回は泳ぎながらバットに当て、高いバウンドで三塁線を抜いた菊池が上手かった。1アウト3塁からエスコバーを投入したが、低めの変化球をセンターの定位置付近まで運んだ秋山の技術が光った。どちらも責められないし、相手を褒めるしかない。

そういった展開を招いてしまったのは、打線のつながりの悪さ。言い換えれば床田がピンチで粘ったということ。そこは防御率1点台で6勝を挙げている投手。

4回は1アウトからソトがヒットで出塁し、大和のサードゴロをデビッドソンが悪送球。記録は内野安打で、ランナーは2、3塁となった。しかし、戸柱はファースト正面へのゴロ。前進守備の林はバックホームし、ソトが挟まれてアウト。続く大貫がまさかのヒットを放って満塁となったが、関根がインサイドのツーシームに詰まってファーストゴロ。

初球から打ちに行くのは悪くない。チャンスで初球を打って凡退すると判で押したように批判する人がいるが、満塁なのだから少し甘めにストライクを取って来ることが考えられる。床田のようなコントロールの良い投手は追い込まれたらチャンスは少なくなるのだから、打ちに行くべきだ。ただ、狙ったボールでヒットを打てるゾーンだったのかが問題。インサイドのツーシームは待った方が良かったと思う。

追い付かれた後の7回、1アウトから桑原がヒットで出塁し、佐野は9球粘って四球を選んだ。球数も100球を超えて苦しいところ。牧がインサイドのストレートを打ち、三遊間へのライナー。これを田中がダイビングキャッチで押さえた。ファインプレーには違いないが、詰まらされていたので勢いがなかった。

宮崎も2球目のインサイドへのストレートに詰まり、セカンドフライ。絶好のチャンスで4番、5番が力負けし、この日は床田に軍配が上がったかなという感じだった。

Point: 7回表のチャンスで牧、宮崎が力負け

大貫の後、森原と上茶谷が抑え、床田に勝ちを付けさせなかったことが、せめてもの抵抗か。

9回も2アウトランナーなしから桑原が四球を選び、佐野はファーストのグラブを掠める内野安打。長打が出れば逆転という場面を作ったが、牧が真ん中のストレートに差し込まれてファウルフライ。牧は、凡退しても良い内容の打席もあったが、最後の2打席はいずれもチャンスで力負けし、4番として悔しい結果になった。次の試合で取り返してくれるだろう。

10安打も11残塁で2点にとどまり、何とか試合を作った大貫、繋いだリリーフを援護し切れなかった。先制点、勝ち越し点を取っているので、そこまで責められるものではない。投打ともに少しずつ足りずに接戦を落とすという試合になった。

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キジ [Other]

ハマスタでの阪神戦3連勝の勢いそのままに、初回に防御率1点台の床田から先制。しかし、その後はチャンスを作るもなかなか1本が出ず、6回に戸柱の内野ゴロ間に1点を奪っただけ。11残塁の拙攻で接戦を落とした。

今季6勝1敗、DeNAとの対戦成績も2勝0敗だった床田が相手だったので、簡単に勝てると思っていなかったが、初回に先制し6回にも勝ち越す形まで持って行けただけに、勝ちたい試合ではあった。だが、こういう試合もある。次に向けて切り替えて欲しい。

28日は森下との対戦。こちらも現在3連勝中で調子がいい。森下の復帰初戦で対戦しているが、状態は全然違うのだろう。DeNAは石田で、ここ最近は試合を作ってくれているが、勝ち星から遠ざかっている。地元の広島では好投するイメージがあるので、いつものように試合を作り、打線が森下を攻略するのを待ちたい。

何とか連敗を阻止して、貯金を再び増やす流れに持って行きたい。

コメント

  1. ふらじゃいる より:

    最近のベイスターズはホームではめちゃくちゃ強いけど、ビジターではなかなか勝てない気がします。というか、ベイスターズに限らず今年はどの球団そんな感じです。
    3タテした阪神も地元に戻ったとたんに11得点の大勝ですし
    ここまでホームアドバンテージが効きまくってる理由ってなんなんでしょうね

    • Rocky より:

      ホームで強いというのは本来あるべき姿ではあるのですが、昨年6月からのハマスタでの異常な勝率は謎ですね。
      それでも昨年は日曜に勝てないとかあったのですが、デーゲームは1分以外は全勝という強さ。
      2019年以前もハマスタの声援は凄かったですが、コロナ禍を経て声援のありがたみがより強くなったということでしょうか。

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