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京山、近江高校の初戦突破に華を添える今季初勝利

08/20 読売1-6横浜DeNA(東京ドーム)

京山が5回1失点で今季初勝利。2回に桑原のエラーで先制を許したが、その後は粘りの投球で追加点を与えなかった。打線は5回に森の三塁打で同点、さらにオースティンのタイムリーと宮崎の犠飛で逆転した。その後もオースティンの21号ソロと佐野の2点タイムリーで効果的に得点。6回以降は4人のリリーフがノーヒットでリレーし、連勝を飾った。

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ポジ

母校の甲子園ノーゲーム翌日勝利の日に

今年の甲子園は異例の雨続きで、既に大会が6日も順延になっている。19日に京山の母校、近江高校が初戦を迎えたが、1-0とリードした5回裏攻撃中に中断し、そのままノーゲームとなった。これにより、奇しくも京山が6月12日以来となる先発登板の日に、母校が初戦を迎えることになった。

この日も朝から雨だった甲子園は試合開始を遅らせた。約1時間遅れて始まった第1試合、初回に先制した近江高校が着実に得点を重ね、8-2で勝利した。おそらく結果は気になっていたはずで、時間的に見ていたかも知れない。自身も2か月ぶりの1軍登板とあれば、気合は入るだろう。

初回、いきなり先頭の松原を歩かせたが、坂本は併殺崩れに打ち取った。そして、丸が高めに浮いたチェンジアップを鋭く打ち返し、右中間へのライナー。破るかと思った瞬間、オースティンがダイビング。ギリギリのところでグラブに収めるスーパープレー。胸を強打して心配されたが、何とかプレーは続行できた。さらに、岡本の打席で坂本がスタートし、これを山本が強肩で刺した。バックに助けられ、初回を無失点で立ち上がった。

キャンプの練習試合、オープン戦と失点することなく好投を見せ、開幕2戦の先発を任された。3月27日の同じ東京ドームの読売戦。同じように先頭の梶谷を歩かせ、初回から失点。3回までに4点を失ってしまった。悔しいマウンドだっただろう。

そのリベンジを果たすべく、初回を乗り越えたが、2回先頭の岡本に二塁打。中島は詰まらせたが、センターの桑原が前進も及ばず。チャージした分バウンドに合わず弾いてしまい、その間に岡本が先制のホームを踏んだ。続く大城を歩かせ、序盤から大量点の雰囲気になったが、ウィーラーをショートゴロ併殺打。これが大きかった。吉川を打ち取って最少失点で切り抜けた。

3回も松原を山本が刺し、この日2回目の盗塁死。4回は丸、岡本と連続三振。変化球をきっちりと低めに集めることができた。2アウトからピンチを招いたが、ウィーラーを打ち取った。5回に逆転してもらった後も、先頭の吉川にヒットを打たれるも、後続を断ち得点を与えなかった。

5回を投げ終えて83球というところだったが、6回表に打席が回って代打が送られた。3連投のエスコバーが不在のリリーフ陣だったが、京山が良い感触のままマウンドを降りることを選択した。京山の頑張りに打線も追加点を挙げ、リリーフはノーヒットのリレーで今季初勝利をプレゼントした。

個人的にも一番期待する投手に挙げていたし、オープン戦の成績から見れば、ローテーションに定着し、飛躍のシーズンになる期待が大きかった。8月後半になっての1勝目は遅すぎるが、高卒5年目で大卒ルーキーと同じ歳。まだまだこれからの投手。残りのシーズンで今後に繋がる手応えを掴んで欲しい。

森の一打から一気に逆転、空気を変えた

5回1アウト、桑原が山口からこの日2本目のヒットで出塁。続く森は、初球のフォークを積極的に打ちに行き、左中間を破った。桑原が還り同点、森も俊足を飛ばしてプロ初の三塁打とした。ややセンター寄りだったが、東京ドームの膨らみのない左中間への当たりで、三塁打というのは驚異のスピードだ。

その後、佐野が歩いてオースティンが勝ち越しタイムリー、宮崎も犠牲フライを打ち上げて3点。森が空気を変えて一気に逆転まで行った。森の活躍をポジる日々だが、この活躍でチームを勝利に導くのだから、嬉しくないはずがない。

守備の方でも早速成長を見せる。前日、盗塁のベースカバーに入ったが、タッチが甘くボールをこぼし、ワンバウンドの送球を捕れなかった。しかし、この日は3回の松原の盗塁で山本のワンバウンドの送球をきっちり捕って、素早く強いタッチでスライディングに負けなかった。課題をすぐにできるようになるのは、レギュラーを獲る上で大事なこと。この日は最後の打席で左腕の今村を打てず、依然として左腕には7-0。この課題も近いうちに克服してくれるのではないかと期待している。

4人のリリーフがノーヒットの完璧なリレー

まだ83球で、5回のピンチも凌いだ京山に対し、6回表の打席で代打を起用し、継投に入った。個人的にはエスコバーがベンチを外れている状況で、4イニングをリレーして行くのは難しいと思い、京山続投が良いと思っていた。

だが、それを良い意味で裏切る素晴らしいリレーを見せてくれた。6回に中軸に回るところでシャッケルフォードが登板。丸を高めの150キロストレートで空振り三振に取ると、岡本もスライダーで連続三振。中島もスライダーで泳がせて簡単に片付けた。

これで後半戦早くも4試合目の登板になったが、オールスター前も含めて5試合連続無失点で、ヒットも打たれていない。エキシビションマッチでは打ち込まれるシーンもあったので、良いイメージはなかったが、この内容であればリードした場面でも使ってみたい。エスコバーの負荷軽減という意味でも期待したい投手。

最近6試合、全て1アウトだけを取るワンポイント登板が続いていた砂田。久々に回の頭から登板し、1イニングを投げた。少しボールが先行したが危なげなく三者凡退に抑えた。久々に右打者に投げたかも知れないが、左打者よりも抑えているので全く問題なく、頼りになる。

8回は前日好投した山崎が登板。代打の若林にいきなり3ボールと苦しくなったが、打ち取った。松原にはスライダーでカウントを取り、ツーシームで打ち取ると、坂本にも初球スライダーでタイミングを狂わせた。気合、ボールの勢いは前日ほどではなかったが、3点差となったこともあり、落ち着いて打ち取った印象。

5点リードとなり最後は三嶋を温存して平田。前半戦は苦しいマウンドが多かったが、エキシビションマッチでは試合数は少ないものの結果を残していた。2アウトを取ってから死球を与えたあたりはご愛嬌だが、球威もあったし低めにフォークが決まっていた。これくらい投げてくれると助かる。

京山の投球も良かったが、後を受けたリリーフが死球1つの準パーフェクトリリーフを見せてくれたことが、勝利に大きく貢献した。

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ヤジ

この試合はなし。攻守に各自が役割を果たした、ナイスゲームだった。

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キジ

開幕から11試合勝利がないという球団ワースト記録となった読売戦。これで連勝となった。京山、森の活躍に佐野、オースティンががきっちり役割を果たし、リリーフが完璧な投球での逃げ切り。6-1というスコア以上の快勝。こんなにスッキリとした勝利の味はいつ以来なのだろう。

初回のオースティンのダイビングキャッチにはヒヤヒヤした。捕ったことよりも体の心配が先に来てしまう。そこまで無理して捕らないでもいいよと言いたくなるほど。しかし、チームの士気を高めるスーパープレーだった。

ポジに入り切らないし、アメリカ代表の中軸で4番を打つオースティンなら、もはや当たり前レベル。ダイビングキャッチの影響を感じさせず、軽打で勝ち越しタイムリーを放てば、8回には貴重な追加点となる21号ソロ。昨年はケガで半分程度しか出場できなかったのだが、昨年の本塁打数を超えた。そんなことは関係ないというオースティン。翌日になって痛みが出て検査してみたら肋骨が、とならないことを祈る。ブラッグスが神宮でホームランを打ったが、翌日検査してみたら小指を骨折していたことを思い出す。

21日はロメロと戸郷の先発。どうやら阪口が6人のローテーションから漏れたようだ。エキシビションマッチの最後の登板で122球を投げた影響が出たとかないだろうね。開幕に続いて7番目となってしまったが、チャンスはすぐにでもありそうなので、控えていて欲しい。

ロメロも、エキシビションマッチの最初の楽天戦では良かったが、日本ハム戦は今一つだった。どちらが現状の力なのか分からないが、前半戦よりは状態が上がって来ている。ここまで5戦、毎日のように先発が5回持たなかったことが嘘のように、試合を作れている。ロメロも続きたい。

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