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森唯斗が先発入りへ好投 知野は左足違和感で交代

02/15 練習試合 横浜DeNA2-4北海道日本ハム(ユニオンですから宜野湾)

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプは15日から第4クールに突入。初日は12:30から日本ハムとの練習試合を行った。先発ローテーション争いに加わりたい森唯斗は、両サイドに投げ分けて2回1安打無失点の好投。紅白戦で打ち込まれた徳山も2回を無失点に抑えた。打線では、西浦と西巻がタイムリーヒットを放った。

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先発ローテーション争いへ前進

戦力外からの移籍となった森唯斗が、ベイスターズで初の実戦マウンドに立った。

先頭のスティーブンソンが2球目を打ってライトフライに倒れると、松本剛は早めに追い込み、最後はカーブを捉え切れずレフトフライ。レイエスには高めを力でセンターへ持って行かれたが、万波は初球を打ち上げてショートフライに打ち取った。

2回は、先頭のマルティネスにストレートが甘く入ったように見えたが、ライトフライ。これはこの時期だから打ち取れたが、開幕に向けては精度を上げて、注意したいボール。有薗はチェンジアップで空振り三振を奪い、石井にはインサイドに投げ切ってファーストゴロに打ちとった。

森唯斗は、初の実戦登板について問題なしと振り返り、スピードについてはもう少し上がって来るという見通しを示した。最初の登板は、彼の持ち味でもあるコントロールを重視したようだ。三浦監督も両サイドにしっかり投げ分けられていたと評価した。

まずは順調な一歩を踏み出したと思う。次回以降はイニングを伸ばしながら、先発ローテーション争いに加わって行くことが期待される。

ルーキーの松本凌も実戦は初登板。7回にマウンドへ上がると、先頭の江越をインサイド高めの149キロで完全に詰まらせてショートゴロに打ち取った。五十幡にはアウトサイドにボールを集め、最後は高めの148キロで空振り三振。この日2安打のレイエスには高めをライト線に運ばれたが、得点圏に走者を背負った中で、水谷にボールが先行して11球粘られたが、きっちりと投げ切ってショートゴロに打ち取った。

レイエスのような力のある打者には、高めで押し切ることは難しいので、変化球とのコンビネーションをうまく組み立てる必要はあるが、パワーピッチャーとして押し切れる能力がある。リリーフとして開幕1軍を狙って行きたい。

紅白戦では滅多打ちに遭った徳山が、8回、9回の2イニングを無失点で抑えた。8回は、日本ハムの打者が積極的にファーストストライクを狙って来たが、変化球をコースに決めて、三者凡退に抑えた。9回は先頭の進藤にヒットを打たれたが、後続を外野フライで打ち取り、無失点で切り抜けた。

2イニング目は全体的にボールが高めへ行っていたのは気になるが、球威である程度押し込むことはできた。紅白戦のように甘いコースに集まると打ち込まれてしまうので、単調にならないように、球種やコースを散らして行きたい。ひとまず、対外試合で結果が出たので、一息は付けたか。今後も引き続き1軍の生き残りを懸けての競争となる。

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西浦が長打で存在感

打線は、日本ハム先発の上原を捉え切れず、フライアウトを重ねて3回までパーフェクトピッチングを許した。5回、ようやく松尾がチーム初ヒットで出塁し、蝦名のピッチャーゴロで二塁へ進む。

ここで西浦が、6球目の低めのボールを捉え、左中間を破るタイムリーで1点を返す。昨年途中で移籍し、今一つ活用することができなかったが、持ち前の長打力で存在感を見せてくれた。さらに、途中出場の西巻も、詰まりながら打球がセンターの前に落ちるタイムリー。クリーンヒットではなかったが、打点をマークする結果が出たことは、彼にとっても大きいだろう。

9回には、京田が高めのストレートをセンター前ヒット。良い状態が続いている。東妻は初球のカットボールをやや泳ぎながらもバットの先で拾い、レフトの前に落ちるヒットで連打。東妻も1本出たことはプラス材料。

ここで勝又もインサイドの変化球を押っ付けてレフトへ運んだ。打球はショートのすぐ後ろに落ちたが、レフトの江越がすぐさま拾って、サードへジャンピングスロー。京田が封殺されてレフトゴロとなった。落ちたのを確認してからのスタートになるので、これはやむを得ない。江越が上手かった。

この試合、3番に入った度会はノーヒットだったが、4回は9球の粘りを見せた。ファウルしながらも、しっかりとボールは見極めることができていた。長打だけではなく、こうしたバッティングもできると数字は残りそうだ。試合後、リップサービスはあるだろうが、新庄監督も評価していた。

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知野は左ハムストリングスの違和感

この試合で、4回の守備で知野が左足を痛めて、途中交代した。自分で歩いてベンチへ戻ったので、重傷ではないと思われるが、心配だ。この時期なので当然無理する必要はないので、すぐに交代となった。

左ハムストリングスの違和感で、病院に行くかどうかは様子を見て判断とのことだが、軽傷であってほしい。明けて16日は知野の25歳の誕生日。嫌な形で迎えてしまったが、走力を含めて知野の存在感が大きくなっているだけに、何とか残りのキャンプもA班のまま完走して欲しい。

練習試合は、12日に続いて連敗のスタートとなった。ネガティブになったり、心配したりする人もいるかも知れないが、昨年も北谷でのオープン戦初戦以外は、沖縄での実戦は勝てていない。もちろん勝つということは選手たちに良い面が多く出ることなので、それに越したことはないかも知れないが、ここで課題をはっきりさせて、開幕までにクリアして行くことも重要。

ファンとしては、試合を観るからには勝って欲しいというのはあるだろうが、オープン戦中盤あたりまでは勝敗はあまり気にせず、それぞれの選手がどんなパフォーマンスを見せてくれるのかにフォーカスした方が良いかも知れない。

16日は、通常の練習となる。ランチタイムのバッティングでは、ライブBPとしてケイ、大貫、森原が登板する。ケイの投球は注目したい。大貫と森原は、開幕から逆算して仕上げてくれれば問題ない。

17日は北谷で中日との練習試合、18日は宜野湾でロッテとの練習試合を予定している。来週はオープン戦を含めて4試合が組まれており、練習日は残り3日だけになっている。実戦での調整も重要だが、試合で出た課題をしっかりと練習で確認しつつ、チームとしてレベルアップしてもらいたい。

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