08/10 横浜DeNA5-1中日(ハマスタ)
2回に牧の二塁打とソトのライト前ヒットで1、3塁とすると、京田がセカンドのグラブを弾く内野安打で先制。さらに1アウト2、3塁から林が2点タイムリーで3点のリードに広げる。先発の濵口は、5回に岡林のタイムリーで1点を返されたが、その裏自らの二塁打から満塁のチャンスとなり、牧の2点タイムリーで追加点をもらう。6回以降は連打を許さず、危なげなく最後まで投げ切った。濵口は完投で今季初勝利。
ポジ [Good]
濵口がようやく今季初勝利を挙げた。この日は、上段ではあるがバックネット裏から観戦していたので、立ち上がりにストレートが走っているのがよく分かった。先頭の岡林は深めのショートゴロだったが、俊足の打者走者を京田の好守でアウトにできたのが大きかった。
大島は歩かせてしまったが、立ち上がりの不安定さはそれほどなく、細川を低めのストレートで見逃し三振、石川昂を詰まらせてセカンドゴロに打ち取った。
2回はビシエド、高橋周に連打を許したが、石橋のバントを好フィールディングで三塁フォースアウト。龍空、仲地もゴロアウトに仕留めて無失点。2回裏に味方が3点のリードを取ってくれたことも大きかった。これまでの登板は序盤に失点を重ねることが多く、追いかける展開にしてしまっていた。
援護をもらった後の3回を三者凡退に抑え、ベイスターズの主導権で試合を進められた。2ストライクからのボールが甘く行くことが散見され、5回の岡林のタイムリーも2ストライクからの3球目のチェンジアップが浮いた。だが、ゾーンで勝負して行く姿勢は感じられた。その甲斐あって四球も初回の大島の1つだけだった。
5回裏には高めのストレートを弾き返し、右中間への二塁打。牧の2点タイムリーを呼び込んだ。6回にもポテンヒットで、マルチヒットをマーク。この日は打者としても大活躍だった。
8回裏、2アウト2塁のチャンスで8番の林に代打の大和。ネクストには宮崎がいたが、濵口もバッティンググローブと肘当てを付けていた。大和が凡退すると、濵口が9回のマウンドへ向かう準備をし、グラウンドに姿を現すと、大声援が送られた。その模様は最後に動画があるので、よければ。
9回は先頭の石川昂にヒットを打たれたが、ビシエド、高橋周を連続三振。最後は代打の宇佐見をサードゴロに打ち取って、完投勝利を成し遂げた。スターナイトで完投勝利を挙げるのは12年目で初めてのこと。ここまで4か月苦しみ抜いたが、ようやく1つ勝てた。
今月に入って大田も活躍しているし、ここへ濵口も加わって来れば戦力として大きい。次の登板に注目したい。
この日は宮崎を休養のためスタメンから外し、今週から合流している林を起用した。これが見事に当たった。2回、京田のセカンド強襲ヒットで先制した後、山本がバントを決めて1アウト2、3塁とし、追い込まれながらも林がライト前へ2点タイムリーを放った。
Point: 2回裏、林が2点タイムリー
先制点も大きかったが、リードが3点となったことで濵口もより大胆に投げられるようになった。結果的には濵口もバッティングで活躍したが、林が還せないとこの回は1点止まりだったかも知れない。起用が当たったという意味でもベイスターズに流れを持って来れた。
京田と林は、ファインプレーを連発し、濵口を盛り立てた。二人が目立っていたが、牧も難しい当たりを着実に捌いていたし、目一杯の送球をしっかりと捕球し、ファインプレーを完成させたソトも見事だった。
牧は、前回抑え込まれた仲地に対して、2回先頭でストレートを左中間フェン直の二塁打。この一打でベイスターズに勢いをもたらした。そして、5回は1点取られた直後に2点タイムリー。この一打は非常に大きかった。
先発投手がゲームを作り、4番が打線の勢いをもたらし、若手が起用に応えた。4番の一打で試合を決め、先発投手が完投するという完勝になった。
ヤジ [Bad]
文句なし。濵口が最後まで投げてくれたし、宮崎が休養でスタメンを外れた代わりにサードに入った林が2点タイムリー。濵口が失点した直後に2点を取り返した攻撃、ファインプレー続出の守備とナイスゲームだった。
キジ [Other]
阪神に3連敗を喫し、ハマスタ8連敗、貯金はなくなり4位に転落、自力優勝も消えるという最悪な状態で迎えたスターナイト。あまりにもチーム状態が悪く、相手がどこであれ勝てるのかどうか非常に不安が大きかった。
しかし、終わってみれば12年目にして初めての3連戦3連勝。2年連続3連敗、7連敗でスタートしたスターナイトの歴史に快挙が加わった。スターナイトの全試合は以下の通り。これで通算でも17勝14敗3分と勝ち星が先行した。
年度 | 月 | 日 | 曜 | 開始 | 相手 | 勝敗 | スコア | 観衆 | 時間 |
2012 | 8 | 3 | 金 | 18:00 | 読売 | ● | 1-4 | 22,758 | 3:38 |
2012 | 8 | 4 | 土 | 18:00 | 読売 | ● | 2-9 | 23,465 | 3:17 |
2012 | 8 | 5 | 日 | 18:00 | 読売 | ● | 1-2 | 19,883 | 3:01 |
2013 | 8 | 2 | 金 | 18:00 | 中日 | ● | 2-4 | 29,095 | 3:07 |
2013 | 8 | 3 | 土 | 18:02 | 中日 | ● | 7-8 | 25,039 | 3:54 |
2013 | 8 | 4 | 日 | 18:01 | 中日 | ● | 10-12 | 30,039 | 3:45 |
2014 | 8 | 8 | 金 | 18:02 | 東京ヤクルト | ● | 3-12 | 29,612 | 3:31 |
2014 | 8 | 9 | 土 | 18:01 | 東京ヤクルト | ○ | 5-4 | 29,691 | 4:00 |
2014 | 8 | 10 | 日 | 19:21 | 東京ヤクルト | ○ | 6-3 | 29,552 | 3:10 |
2015 | 8 | 18 | 火 | 18:01 | 東京ヤクルト | ○ | 3-1 | 28,966 | 3:01 |
2015 | 8 | 19 | 水 | 18:00 | 東京ヤクルト | ● | 3-8 | 28,962 | 3:36 |
2015 | 8 | 20 | 木 | 18:00 | 東京ヤクルト | ○ | 2-1 | 28,964 | 3:03 |
2016 | 8 | 5 | 金 | 18:00 | 中日 | ● | 3-4 | 28,962 | 3:21 |
2016 | 8 | 6 | 土 | 17:30 | 中日 | ○ | 6-4 | 28,966 | 3:28 |
2016 | 8 | 7 | 日 | 17:30 | 中日 | ○ | 4-1 | 28,964 | 2:51 |
2017 | 8 | 1 | 火 | 18:00 | 中日 | 中止 | |||
2017 | 8 | 2 | 水 | 18:00 | 中日 | △ | 4-4 | 28,966 | 3:56 |
2017 | 8 | 3 | 木 | 18:00 | 中日 | ○ | 4-3 | 28,962 | 2:37 |
2018 | 7 | 31 | 火 | 17:45 | 読売 | ● | 0-6 | 28,950 | 2:58 |
2018 | 8 | 1 | 水 | 17:45 | 読売 | ● | 1-7 | 28,952 | 3:11 |
2018 | 8 | 2 | 木 | 17:45 | 読売 | ● | 2-3 | 28,961 | 2:23 |
2019 | 7 | 30 | 火 | 17:45 | 東京ヤクルト | ○ | 6-2 | 32,162 | 2:51 |
2019 | 7 | 31 | 水 | 17:45 | 東京ヤクルト | ○ | 4-3 | 32,149 | 3:08 |
2019 | 8 | 1 | 木 | 17:45 | 東京ヤクルト | ● | 2-4 | 32,154 | 3:12 |
2020 | 9 | 8 | 火 | 17:45 | 阪神 | △ | 7-7 | 4,974 | 3:44 |
2020 | 9 | 9 | 水 | 17:45 | 阪神 | ○ | 6-1 | 4,967 | 3:11 |
2020 | 9 | 10 | 木 | 17:45 | 阪神 | ● | 7-8 | 4,968 | 3:45 |
2021 | 9 | 7 | 火 | 17:45 | 読売 | ○ | 8-2 | 9,996 | 3:14 |
2021 | 9 | 8 | 水 | 17:47 | 読売 | ○ | 4-1 | 9,988 | 2:56 |
2021 | 9 | 9 | 木 | 17:45 | 読売 | △ | 5-5 | 9,994 | 3:43 |
2022 | 8 | 2 | 火 | 17:45 | 広島東洋 | ○ | 5-2 | 31,948 | 3:15 |
2022 | 8 | 3 | 水 | 17:45 | 広島東洋 | ○ | 6-5 | 31,581 | 4:10 |
2022 | 8 | 4 | 木 | 17:45 | 広島東洋 | ノーゲーム | |||
2023 | 8 | 8 | 火 | 17:45 | 中日 | ○ | 7-4 | 33,263 | 3:08 |
2023 | 8 | 9 | 水 | 17:45 | 中日 | ○ | 8-2 | 33,283 | 3:00 |
2023 | 8 | 10 | 木 | 17:45 | 中日 | ○ | 5-1 | 33,304 | 2:35 |
逆転優勝に向けてという観点ではいろいろとあるが、この夜はひとまず置いておこう。最高のスターナイトに沸いたハマスタ。これが潮目が変わるシリーズであったと振り返ることができるように。11日から東京ドームでの戦いが続いて行く。
それではスターナイト第3夜の写真を。
この日は馬車道から。勝烈庵のジョイナス店は行ったことがあるが、馬車道本店は初めて。少し贅沢な遅めの昼食をいただいた。
ハマスタに着くとdianaとマスコットのショータイム。
そのステージのすぐ裏にあるBAYビアガーデンの売り場で、8月4日から限定販売のデスターシャ JUICY IPAを購入。個人的にビールは好きではなく飲まないのだが、サワヤンとのコラボということなら飲まないと。かなりフルーティーな味で、苦いのが好きではない人にはいいかも。ラガーが好みの人は合わないのかなと思った。
バックネット裏のコンコースの外側あたり。BAY STORE HOMEの入場列も長かったし、スターナイトユニフォームへの背番号圧着も長蛇の列だった。
スポンサーの横浜銀行のマスコットキャラ、はまペンのフォトブース。
レフトウィング、ライトウィングと来て、3戦目はSTAR SIDE B指定のバックネット裏上段。
チャンスに応えた牧。
ダンスコンテスト。
好投を続ける濵口。
完投し、勝利のハイタッチ。
ようやく笑顔のハマちゃん。
東横インの向こうに、ポケモンのイベントのドローンが見える。あれを持って来れば良いのでは、となる。
3日間、ホントに素晴らしいスターナイトだった。中でも濵口完投で3連勝のこの夜は格別だった。
最後に動画を3本。スマホが熱を持ってしまったので、少しずつしか撮れなかった。
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