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連勝止まるもダメージは最小限 4差で首位攻防戦へ

08/25 阪神5-0横浜DeNA(京セラ)

初回に2本の内野安打でチャンスを作るも、牧と宮崎が凡退し無得点。逆にロメロが満塁のピンチで押し出し。3試合連続完封勝利だったが、初回から先制点を許す展開。3回は、大山のタイムリー二塁打、糸原のタイムリーで追加点を許すと、宮崎のエラーで4点目を失い、ロメロはこの回で降板。その後は中川、坂本、三上、宮國と登板が遠ざかっていた投手だけで繋ぐことができたのが、せめてもの救いか。打線は9安打を放ちながら無得点と良いところなく敗れ、8連勝でストップした。

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ポジ

言うまでもなく、勝ちたい試合だったし、負けて良いということはない。ただ、このまま残り試合を全て勝つということも現実的にはありえないわけで、連勝はいつか止まる。ヤクルトと1敗差で競る状況で、いつ、いくつ、どのように負けるかということが重要。

勝ちパターンの投手も注ぎ込んでの逆転負け、延長での敗戦という形よりも、いわゆる敗戦処理の役割になっている投手だけを使う試合の方が後の試合への影響が少ないし、精神的、体力的にも負担は少なくなる。この日、現地に行ったファンには申し訳ないが、負けるとしたらこういう形の方がベターなのかも知れない。

中川は少しコントロールにバラつきはあったが、ボールの力はあったし、佐藤輝から三振を奪ったフォークは素晴らしい落差だった。彼が力を付けて来てくれると、ビハインドゲームで追加点を許さないことで逆転に繋がる可能性も出て来る。コロナの影響で掴んだチャンスだが、食らい付いて欲しい。

坂本は先週からずっとリリーフとしてベンチ入りしていたが、やっと出番が来た。久しぶりのマウンドで2イニングをノーヒットに抑えた。先発では長いイニングが期待できず、ゲームメイク能力も疑問。かと言って、これといった武器がないので、リリーフでも難しい面はあるかも知れない。ただ、短いイニングの方が力で押せる。

細かいコントロールがあるわけでもなく、三振を取れる投球でもないので、現在のように早いイニングでのロングが良いのかも知れない。その中で自信を付けて、成長してもらえれば再び先発のチャンスも訪れるだろう。

宮國も無難に1イニングを抑えた。三上は失点したが、1ヶ月以上空いていたので、試合勘を取り戻す意味でも良い登板機会にはなった。

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ヤジ

ロメロが踏ん張り切れなかった。初回は不運な当たりもあり、ピンチを招いた後、慎重になり過ぎた。2ストライクと追い込んでも、勝負球が決まらず、はっきりとしたボールになってしまい、カウントを苦しくしてしまった。

3回はボールが浮いたところを捉えられ、打ち込まれた。西純矢の当たりは打ち取っていたし、宮崎のトンネルで4点目が入ってしまい、不運な面はあったとは思う。だが、グラウンドボーラーとして低めに集めたいところ、浮いたボールをいとも簡単に打ち返されていた。スピードガン表示が150キロ超であっても球威が感じられなかった。打者の反応を見る限り手元での強さがなかったのだろう。

そもそも、日曜に東がファームで先発し2イニングで降りたことで、木曜は彼が先発なのではないかと予想された。ロメロは、阪神戦での相性も良くないし、東でないなら、神宮で先発が流れた阪口が有力かと思ったが、火曜の時点で遠征に帯同していることが分かった。首脳陣にも考えがあったかと思うが、先発させること自体が理解しがたい状況ではあった。

9月の連戦に向けての準備もあるだろうし、外国人選手なので来季の契約も含め、見極めをしなければならないという事情もあるかも知れない。オプションを行使するなら、シーズン終盤には条件を含めた契約の話をするだろうが、本当に差し迫った優勝争いの中では試すこともできない。

昨年の後半に素晴らしい投球を見せてくれたが、結局今年は年間を通してパッとしないまま。4勝は挙げているが、他の外国人との比較になるだろう。パフォーマンス、キャラクター含め期待していただけに残念ではある。読売、中日との相性を評価しているなら、今後も先発はあるのかも知れないが、東が戻れるなら、京山をそのままローテーションに入れる方がチームの為にもなる。阪口、上茶谷もいるし。

途中、伝達ミスでの離脱があった三上だが、7月19日以来1ヶ月以上も登板間隔が空いた。ベテランとは言え、これだけ1軍の試合で投げていなければ、試合勘もないだろう。この日は球威、コントロールとも今一つだった。ブルペンの兄貴分として、他のリリーバーに良い影響を与えてくれていると思うが、これだけ登板間隔が空いてしまうのも、勝負どころでは使えないということを表している。

現状ファームで調整しているメンバーの状況次第では、同点やリードした場面で投入できる投手に入れ替える必要があるだろう。9連戦、10連戦になった時に今の運用で乗り切れるとは思えない。

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キジ

もともとこの3連戦、メンバーが戻って調子が上がっている阪神を相手に、京セラドームで1つ勝てればと思っていたので、勝ち越しで横浜へ戻れることはポジティブに捉えたい。そういう意味で、負け方としても、リリーフを温存出来たことは大きい。26日は移動ゲームとなるので、早めに終われたという点も悪くない。

ベイスターズとしては自力優勝も残っている状況で、直接対決で勝って行くしかないところだが、この日は広島が延長戦でヤクルトを下したので、4ゲーム差は変わらなかった。何とか5ゲーム差以内で迎えられれば、首位攻防戦というくらいは言えるのかなと思う。

ただ、天王山と言うにはまだ早いだろう。9月11、12日のハマスタあるいは9月23日からの神宮3連戦を天王山にするための挑戦権を得る3連戦。できれば勝ち越したいが、負け越しても終わりではない。ヤクルトも3つ負けなければ良いと思っているだろう。こちらも1つ勝つことは絶対条件になる。

それでも、ベイスターズにとっては、この時期に2位として首位攻防戦を迎えることは滅多にないこと。ドキドキ、ワクワクしながら楽しみたいと思う。24日の神采配を見て、26日の初戦のチケットも買い増ししてしまった。もともとは土曜だけ行く予定だったのだが。

同じような人も多いだろう。まだまだSTAR SIDEは空席が目立つが、今週だけでも金曜の試合はかなり座席が埋まった。まだまだ感染者数も多い中、制約の多い観戦となっており、以前のように満員は難しいが、ハマスタが盛り上がってくれればと思う。

8連勝は止まってしまったが、ハマスタ17連勝のさらなる更新でヤクルトに近づくか。それとも返り討ちにあうか。初戦は10勝を挙げている大貫で必勝を期す。サイスニードは苦手な投手だが、前回の7月17日は3回までに5点を奪った。ヤクルトがコロナで大量の離脱者を出している最中ではあったが、サイスニード自身も最近の登板では失点をしているだけに、きっちりと打線が大貫を援護したい。言うまでもなく初戦が重要だ。

村上が通算150号まであと1本に迫っている。これを達成されるのは構わないが、打たれてもやむを得ない場面でのソロに留めたい。彼の後ろの打者にも気を付けつつ、勝負する場面、しない場面のメリハリを付けて欲しい。

いろいろと不安な部分もあるが、前述の通り、この時期にこの位置で試合が観られることに喜びを感じたいと思う。

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