04/13 横浜DeNA2-5東京ヤクルト(ハマスタ)
2回に石上のタイムリーで先制、4回には桑原の犠牲フライでリードを2点に広げる。先発のケイは、球威ある速球で押し、5回まで2安打の好投。6回も連続三振で2アウトを取ったが、塩見にヒットを打たれると、村上を歩かせ、オスナのタイムリーで1点を返される。ここで上茶谷に交代するが、サンタナを歩かせ、青木には左越えの走者一掃の二塁打。一気に4点を奪われ逆転を許すと、反撃できないまま敗れた。
ポジ [Good]
ケイが6回2アウトまで、素晴らしい投球を見せた。前回は立ち上がりに連続四球から失点し、流れに乗れなかったが、この日はコントロールに改善が見られ、155キロをマークしたストレートで押すだけではなく、カットボール、チェンジアップも有効に使った。
ストレートは最速158キロをマークしたが、コントロールに課題があるという前評判だったが、先発投手としてしっかりと纏まった投球ができている。これくらい投げられるのであれば、先発ローテーションの候補として十分。
6回は連続三振の後、塩見に巧くセンター前へ運ばれ、2番に入っていた村上を歩かせたのが響いた。ストレートでは勝負できず、自信のあるカットボールを投げたが、微妙なコースをボールと判定された。ケイもマウンドの横で飛び跳ねてエキサイトしていた。
オスナも2ボール2ストライクとしたが、チェンジアップを見切られ、ペイオフピッチでインサイドのカットを投げたが、詰まらせ切れずに打球はショートの後方に落ちた。6回を投げ切れず、結果として負け投手となったのは本人としても悔しいだろうが、次回以降に期待が持てる投球だったと思う。
松本凌が2イニングを無失点に抑えた。ウェンデルケンが不在となり、徳山が1つ上の役割を担っているが、ルーキーとは言え松本凌にもそういった役割を期待したくなる投球だった。
石上がタイムリーを含むマルチヒット。最初の打席ではインサイドのストレートをライト前に運ぶタイムリー。2打席目は、アウトサイドのストレートに合わせ、打球は鋭く三塁線を抜いた。前日は2番でノーヒットに終わったが、この日はいずれも得点に絡んだ。度会は最初の打席でヒットを放ち、井上は代打で結果が出なかったが、ルーキー4人が出場する試合となった。
ヤジ [Bad]
なかなか得点が入らない状況が続く中、一打で3点を奪われ、試合を決められてしまった。
6回、ここまで好投していたケイが失点し、なおも2アウト1、3塁で上茶谷がリリーフ。4番のサンタナという厳しい場面。素晴らしいカットボールが2球決まって追い込んだ。しかし、好調の打者はそう簡単に打ち取れない。そこから3球ボールが続き、その後は4球ファウル。最後のファウルはストレートだったが、8球連続でカットボールを投げた。10球目のカットボールはアウトサイドに外れ、四球で満塁。ここで歩いたサンタナの貢献は大きかった。
青木に対して、初球ストレートでファウルを取ったが、2球目のストレートはさらに中へ入って来た。レフト方向への打球は伸びて行き、梶原がフェンス前でジャンプしたが、グラブの土手に当てて落としてしまった。満塁の走者一掃となり、一気に逆転された。
まず、梶原の守備だが、これはかなり難しいと思う。誰なら捕れる、誰なら捕れないという話は意味がないのでしないが、フェンスを気にしながら背走し、タイミングを合わせてジャンプをする必要があった。土手に当てているので、捕れないことはなかったと思うし、捕って欲しい打球ではあったが、誰でも捕れる打球ではなかったと思う。
サンタナが四球を取ったことは見事だったが、青木に対する攻めも安易だったように思う。サンタナにはカットボールを続けたが、左打者でベテランの青木にはストレートで押してくるというのは読まれていたと思う。初球がファウルになったので、続けるならコースには注意を払って欲しかった。一番中途半端な高さで、押し込むことができなかった。梶原の守備に注目が行くが、1点リードの満塁という場面であそこまで飛ばされている時点で投手の負けだと思う。
打線は、山本を2番に入れて来た。以前、伊藤光を2番に入れる打線を組んでいた。オースティンの離脱で、他の選手を動かさずに2番だけを変える形を考えていると思う。前日は石上を入れたが、上手く回らなかった。打撃好調の山本が繋ぎのバッティングをしてくれればという意図は理解できる。
初回、度会がヒットで出塁したが、何か動く前に2球目のカットボールを引っかけて併殺打。今年はバントがかなり少なく、オースティンではなくなったからと言って、山本にバントさせるために2番に入れていないと思うが、どういうプランニングだったのかなという疑問はある。勿体ない攻撃ではあった。
2回は、牧のヒットの後、宮崎のショートゴロは完全に併殺コースだったが、長岡のグラブからボールがこぼれてオールセーフに。石上のタイムリーで先制し、なおもノーアウト1、3塁と追加点を重ねるチャンスだった。
桑原のサードへのライナーは、村上が捕ってセカンドへ送球した。セカンドはフォースアウト、ファーストはセーフだった。しかし、二塁塁審はダイレクトキャッチと判定。4人の審判が集まって協議したが、最終的にサードライナーという判定で併殺となった。
塁審よりも前で発生したプレーはリクエストの対象外ということで、リプレー検証もされず。テレビのリプレーを見る限り明らかにワンバウンドしており、村上もそう感じたのでセカンドへ送球したのだろう。この併殺で梶原を申告敬遠し、ケイを三振に取って1点で切り抜けた。その後4回にベイスターズが1点を追加することにはなったが、この誤審で流れを断たれたのは事実としてあったと思う。
キジ [Other]
オースティンが右太ももの肉離れ、ウェンデルケンが右肘の炎症ということで登録を外れている中、打順やポジションのやり繰りで戦って行かなければならない。前日は徳山がプロ初ホールドを挙げたが、この日は2番に山本を入れたがうまく繋がらず、レフトに入っていた梶原にとっても攻守に厳しい試合となった。
中日が非常に良い状態で、2連戦で2つとも持って行かれたのが痛いが、当面は何とか勝ち星を拾って、5割ラインを死守して行きたい。
と、ここまで書いたところで、以下のニュースが入って来て、ブログどころではなくなった。
個人的には日刊スポーツが一番信頼できるし、どうやら筒香と懇意にしている記者もいるようだ。ただ、スポーツ紙のスクープの取り合いということも考えられるので、正式発表まで落ち着いて待ちたいと思う。
14日は、大貫が今季初勝利を目指す。ヤクルトのヤフーレは既に2勝を挙げており、好投手のようだ。初対戦なので難しいが、今度ばかりは守備陣が大貫の足を引っ張らないようにして欲しい。管理人も現地なので、日曜の悪夢を断ち切ってくれることを期待したい。
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