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ルーキーは度会だけじゃない 松本凌が存在感

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプ2日目は、前日に引き続き晴天の暖かい気候の中で行われた。ブルペンでは、ルーキーの投手で唯一のA班となった松本凌が変則フォームで存在感を見せた。オースティンが前日に続いてランチ打を行い、順調さをアピールした。

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祐大も評価する嫌なボール

ルーキーでは度会がどうしても注目を集める。陽キャでよくしゃべり、既にイベントやメディアでも活躍している。一方のドラフト2位・松本凌は口数が多い方ではないという印象。それでも野球で目立つことに関しては負けたくないと思っているだろう。

2日目にブルペンに入った松本凌。三浦監督が見守る中、27球を投げ込んだ。受けたのは山本祐大で、変則フォームからの力強いボールに対して、打者にとっては嫌だろうと評価した。

映像で見ても、かなり力強いボールを投げていたように思う。ラプソードでは2,300回転も記録したという報道もあるが、フォームも相まって打ちづらいと思う。1イニングを全力で投げた場合に、どれくらい打者を封じ込めることができるか。伊勢やかつての三上など球威でねじ伏せるサイドハンドが、リリーフの層を厚くして欲しい。

ブルペンで目立ったのは、ディアス。191cmと身長もあるが、体がとにかく分厚い。この体格を生かして力をボールに伝えられれば、とんでもないボールが投げられそうだ。球団公式Xでは、連日ディアスに密着して動画を配信している。育成選手として来日して5年目、かなり日本語が話せるようになっている。

2022年にトミージョン手術を受けて、昨年の夏場からイースタンで実戦復帰。今年は体は万全になっているからこそのA班だと思うので、支配下登録に向けてアピールを続けて欲しい。

オースティンがこの日もランチ打に登場し、初日を上回る10本の柵越えをマーク。昨日書いたように飛ばし過ぎてのケガは注意して欲しいが、やはりバッティングは魅力的。ファーストの守備もこなしている。年間を通してファーストで出続けてくれたらいいのだが。

B班は、雨のため室内練習場での練習となった。三嶋がフィールディングで華麗な身のこなしを見せていた。

3日は土曜ということで、現地に観に来るファンも増えそう。キャンプ序盤なので、基礎的な部分に近い練習が多いが、各自の課題に取り組む選手たちの努力が見られるかと思う。配信で見届けたいと思う。

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ケイが来日、宜野湾で入団会見

他の外国人選手から少し遅れて、ケイが来日した。すぐに沖縄入りし、宜野湾で入団会見が行われた。もう少し遅くなるのかと思ったが、早めに合流できたので影響は全くなさそうだ。

背番号69のユニフォームに袖を通し、ベイスターズでプレーできることへの喜びと、新たな地での期待感を語った。バウアーのYou Tubeでハマスタの様子もチェックしたようで、ヒーローインタビューやビクトリーセレブレーションなどのセレモニーを今から楽しみにしているとのこと。

三浦監督は、リリーフで使う構想のようだが、今後の投球を見て、他の投手との兼ね合いも考えながらということになるだろうか。リリーフの左腕は石川以外の投手が見えていない状況なので、ぜひとも力になって欲しいと思う。

先に来日したジャクソン、ウィックはこの日、ブルペンで投球を行った。彼らにとっては時期的にもまだ早いので、軽く調整といったレベルの投球ではあった。今後、オープン戦に向けて仕上げて来た時に、どんな投球をするのか楽しみだ。

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バウアー「最低年俸でもMLB希望」

バウアーはアメリカ時間の1日、ポッドキャスト番組「PBD Podcast」に出演。MLBで投げることへの強い希望を口にした。現状オファーがないのは変わっておらず、MLBの最低年俸である74万ドルに出来高を付けた契約でも応じる考えを示した。

字幕で自動翻訳を日本語にすれば内容は見られるかと思うが、1時間42分もあるので、全部を見るのはなかなかしんどい。ただ、この中で、2023年はベイスターズが歓迎してくれて、好きな日本でプレーできたことに感謝の言葉を述べている。

その上で、MLBで投げることでトップクラスの投手であることを示したいという思い、DVの問題で一度離れてからの復帰で、今後自分のような境遇の選手がセカンドチャンスをもらえるようにという思いもあるようだ。

もともとそういう意向だったからこそ、ベイスターズのオファーを保留し、MLBのオファーを待っている状況なのだが、最低年俸でも良い、どのチームでも良いという訴えをこういう場でしなければならない状況ということだ。想像以上に逆風が吹き続けている状況なのだろう。

確かに、今のタイミングでMLBに復帰しなければ、もう戻れない可能性も出て来る。例え2024年にNPBで沢村賞クラスの好成績を残したとしても、今バウアーにオファーがないのは投手としての能力の話だけではないからだ。むしろそれ以外の要因の方が大きいかも知れない。

当人もそれは理解しており、配信の中でも客観的に見て、MLBやオーナーサイドが考えていることに言及している。こういった訴えがどこまで届くか。

これだけMLB希望なのだとしたら、2月や3月にそれを諦めてNPBに戻るということは考えづらい。それをすれば、その時点でMLBでのキャリアはほぼ終わりということになるからだ。バウアーにMLBからのオファーが来るか分からないが、ベイスターズ残留を含めたNPBでのプレーは、実現するとしても昨年以上に遅くなるのではないかという印象。

既にベイスターズは、バウアーがいないものとして陣容を作り上げているが、2023年のローテーションから今永、バウアー二人がいない状況でのペナントレースは厳しいことが予想される。移籍組、若手から大きく台頭する投手が出て来て欲しい。

バウアーについては、いろいろと問題はあると思うが、もともとそういう人物と言われていたし、2023年の1年だけのお祭りと考えていた。MLBに復帰したいならそれが叶うことを願いたい。選手としては素晴らしいし、楽しませてもらっているので、戻って来ることがあれば変わらず応援したいと思う。

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