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横浜一心!10周年プロジェクトスタート

横浜DeNAベイスターズは1月12日、2021年の新スローガンと10周年プロジェクトを発表した。スローガンは三浦新監督が考案した「横浜一心」。また、10周年プロジェクトでは、コンセプトムービーが公開され、早速グッズなどが発売となる。

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ファン、街、全てで横浜、それが強さ

就任会見でも口にしていた「結束」。その思いが、横浜一心という言葉に繋がった。選手や球団のスタッフだけでなく、横浜(を含めた神奈川)の街すべてが結束して、一つのチームになって日本一を目指していくという思いが込められている。

心を一つにするという「一心」だが、新しい監督を迎え、これまで主力だった選手が多く退団した今年、同じ読みである「一新」というのも含まれているのではないだろうか。

今年もコロナの影響が必至という中、昨年選手会が中心になって決めた「心をひとつに」がチーム全体のスローガンになった形。球場へ行くことができなかったとしても、心は一つで一緒に戦って行こうという呼びかけになっている。

これまでラミレス監督の時は、英語のカッコいいスローガンが並んで来たが、日本語で分かりやすいメッセージのスローガンなのではないか。

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この指とまれ、みんなのボールパーク

2011年12月に、DeNAのNPB参入がオーナー会議で承認され、2021年は10周年目を迎える。今年展開される10周年プロジェクトの初出し情報が発表された。

そしてこちらも毎度のことながら、素敵なコンセプトムービー。泣けてくる。

プロ野球チームは地域の財産である。コロナの影響で苦しい経営が続くが、絶やしてはならないという使命感。

私たちの役目は、人々の心を打つ野球で、 100年先まで続く感動を、この地で生み出すこと。

苦しい状況であっても、苦しい状況だからこそ、現在のことだけではなく、もっと先の未来を考えたプロジェクトにする、そんな決意が込められているように思えた。

星のマークの左から右へ、10周年を示す10本の線が感動を未来へ繋げるというロゴマークもシンプルかつベイスターズを表すようで非常に良いと思う。

YDB 10th ANNIVERSARY | 横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ誕生10周年目を迎えるにあたり、"感動を、みんなと一緒に未来へとつなげる"べく、様々な活動を行っていきます。

YDB 10th ANNIVERSARY特設サイトもオープンし、横浜DeNAベイスターズの歴史やグッズなどが公開されている。今後も続々と追加されていきそうだ。

なお、YDB 10th ANNIVERSARYにはDB.スターマンとDB.キララがアンバサダーに任命されたとのこと。ここはサプライズなし。このご時世、リアルな人間を就任させるよりも良いのかも知れないね。

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コーポレートアイデンティティを制定

10周年目を迎えた2021年を第二の創業と位置づけ、新たなコーポレートアイデンティティ(CI)の「心を打つ野球。」を制定した。

10周年プロジェクトにもあるように、野球の感動を100年先まで繋いで行こうという意思に対して、ミッション、ビジョン、行動規範を掲げている。

企業でこういった活動を取り入れているところはたくさんあるが、球団のようなスポーツビジネスではあまり見られなかったことかも知れない。「やられた。この球団のストーリーは、いつも予測できない」。既にやられてばかりだが、さらに期待は高まる。

☆の角と同じ5つの信条、「5 Stars Way All for Fans」が面白いと思う。「Have Fun」、「Local but Global」、「Make a Buzz」、「Be Humble」、「Never Before」とあるが、個人的には「Make a Buzz」が今時かつベイスターズっぽくていいなと思う。そして地元ファンとして望みたいのが「Local but Global」。世界に誇る横浜から、世界へ発信していこうという地元に根差すチームの根幹となる信条。

2010年から2011年にかけて、横浜にプロ野球チームがなくなるのではないかという時期を過ごしたファンにとって、涙が出る思い。一ファンにできることなど、たかが知れているが、この信条に基づいて展開される横浜DeNAベイスターズの野球に賛同し、一緒に盛り上げて行ければと思う。

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神奈川県内46万人の児童にギフト配布

5周年目では、ベイスターズのキャップを配布したが、10周年となる今回は、10周年記念のロゴマーク入りのギフトバッグを配布する。対象は神奈川県の小学校、特別支援学校に通う約46万人の子どもたちということになる。

ホームユニフォーム柄のナップサックには、ベイスターズロゴが入ったミニタオル、選手が着用しているものと同じフェイスカバーが入っている。そして、このナップサックを持ってハマスタに来場すると、専用のネームワッペンがプレゼントされる。

100年先に繋ぐために、未来を担う子供たちに、しっかりと地元のチームの存在をアピールし、「プロ野球のある街」に住んでいることを認識してもらう。そして、さらにプレゼントを用意して来場するキッカケにしてもらう。良い取り組みだと思う。

2012年のシーズンから横浜DeNAベイスターズとなったが、当初はハマスタの座席は埋まらず、かなりの数の小学生の親子を招待していた。まず無料でハマスタを体験してもらう(基本無料)。子供だけで行くのではなく親も一緒に来てもらい、ボールパークの楽しさを実感してもらう。なかなか勝てないチームではあったが、試合以外にもさまざまなイベントを行い、楽しかった思い出を作る。また行きたいと思い、今度はチケットを買ってくれる(課金)。

そうした取り組みが地道に実り、中畑監督が横浜を熱くし、ラミレス監督が勝利という結果をもたらしたことで、座席は招待するどころか、確保することすら難しいくらいの人気になった。昨年、今年とせっかく増席したスタンドを埋めることが難しくなっているが、将来に向けた取り組みは継続して行くという10周年プロジェクトの大きな柱となっている。

さらにYou Tubeの横浜DeNAベイスターズ公式チャンネルでは、ベイスターズ体操も公開された。山崎康晃選手が、運動不足の子供たちをターゲットに簡単にできる体操を実演しながら紹介している。野球の動作を交えつつ、子供だけでなく家に篭りがちな大人までできるような体操になっている。

2021年を迎え、アニバーサリーイヤーを心待ちにしたいところだが、新型コロナウィルスの感染拡大に拍車がかかり、暗い影を落としている。しかし、ベイスターズの10周年プロジェクトは、そういったWithコロナの中で、未来を見据えた活動であり、ハマスタに集うことができなくても心を一つに分かち合える、そんなコンセプトで進んで行くのかなと感じた。

可能な範囲で、10周年目を盛り上げ、楽しんで行ければと考えている。

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