横浜DeNAベイスターズは1月22日、春季キャンプのメンバー振り分けを発表した。注目のドラフト1位ルーキーの小園健太が1軍に抜擢されたほか、昨年は不在だった外国人選手が1軍メンバーに名前を連ねた。また、23日には2022年のスローガンが「横浜反撃」と発表された。
キャンプ日程
例年通り2月1日にキャンプインする。昨年に引き続き「2022 SPRING CAMP Supported by マルハニチロ」として冠スポンサーが付いており、1軍は宜野湾、ファームは嘉手納で行われる。練習試合を中心としたスケジュールは下記の通り。昨年に比べると実戦の開始が5日ほど遅い。

休養日は1軍の日程。18、24日の1軍は休養日。黄色は2軍の練習試合、緑色は1軍のホームゲーム。
アトム:アトムホームスタジアム宜野湾
コザ:コザしんきんスタジアム
タピク:タピックスタジアム名護
Agre:Agreスタジアム北谷
セルラ:沖縄セルラースタジアム那覇
オキハ:オキハム読谷平和の森球場
宜野湾メンバー
番号 | 氏名 | 位置 |
11 | 東 克樹 | 投手 |
13 | 伊勢 大夢 | 投手 |
14 | 石田 健大 | 投手 |
15 | 徳山 壮磨 | 投手 |
16 | 大貫 晋一 | 投手 |
17 | 三嶋 一輝 | 投手 |
18 | 小園 健太 | 投手 |
19 | 山崎 康晃 | 投手 |
20 | 坂本 裕哉 | 投手 |
21 | 今永 昇太 | 投手 |
26 | 濵口 遥大 | 投手 |
27 | 上茶谷 大河 | 投手 |
30 | 三浦 銀二 | 投手 |
35 | 三上 朋也 | 投手 |
42 | ロメロ | 投手 |
45 | ピープルズ | 投手 |
46 | 田中 健二朗 | 投手 |
47 | 砂田 毅樹 | 投手 |
48 | 京山 将弥 | 投手 |
62 | エスコバー | 投手 |
10 | 戸柱 恭孝 | 捕手 |
29 | 伊藤 光 | 捕手 |
32 | 益子 京右 | 捕手 |
50 | 山本 祐大 | 捕手 |
2 | 牧 秀悟 | 内野手 |
3 | 藤田 一也 | 内野手 |
6 | 森 敬斗 | 内野手 |
9 | 大和 | 内野手 |
31 | 柴田 竜拓 | 内野手 |
51 | 宮崎 敏郎 | 内野手 |
60 | 知野 直人 | 内野手 |
99 | ソト | 内野手 |
0 | 大田 泰示 | 外野手 |
1 | 桑原 将志 | 外野手 |
7 | 佐野 恵太 | 外野手 |
8 | 神里 和毅 | 外野手 |
23 | オースティン | 外野手 |
37 | 楠本 泰史 | 外野手 |
52 | 細川 成也 | 外野手 |
58 | 梶原 昂希 | 外野手 |
ルーキーでは小園の他、徳山、三浦、梶原の大卒4名が選ばれた。また、移籍した大田と藤田も宜野湾でスタートする。外国人選手は、先日残留が発表されたばかりのピープルズも含め、クリスキーを除く支配下登録の5名全員が宜野湾キャンプとなる。ピープルズは23日に来日したので、数日遅れての合流となりそうだ。
自主トレ中に新型コロナウィルスへの感染が明らかになった宮崎は、1軍メンバーに名前を連ねた。症状はないようだが病み上がりなので、少しスローペースでの調整にはなるかも知れないが、やはり1軍にいて欲しい存在ではあるだろう。
人数はかなり多めになっているので、ここから1軍に残れるかのサバイバルが続いて行く。当然、嘉手納スタートの選手も入れ替えを狙って、紅白戦やファームの練習試合でアピールしてくるだろう。
新コーチの下、少し練習を増やす形で、紅白戦も昨年よりは遅めの12日に組まれているので、それまでは個人およびチームプレーの練習を通して、今年目指す野球の一端が見られるかも知れない。
嘉手納メンバー
番号 | 氏名 | 位置 |
12 | 阪口 皓亮 | 投手 |
22 | 入江 大生 | 投手 |
34 | 平田 真吾 | 投手 |
40 | 松本 隆之介 | 投手 |
41 | 櫻井 周斗 | 投手 |
43 | 深沢 鳳介 | 投手 |
53 | 池谷 蒼大 | 投手 |
54 | 浅田 将汰 | 投手 |
56 | 髙田 琢登 | 投手 |
64 | 中川 虎大 | 投手 |
65 | 宮國 椋丞 | 投手 |
67 | 有吉 優樹 | 投手 |
059 | 平良 拳太郎 | 投手 |
100 | 宮城 滝太 | 投手 |
101 | 石川 達也 | 投手 |
102 | 加藤 大 | 投手 |
109 | ディアス | 投手 |
110 | スターリン | 投手 |
36 | 髙城 俊人 | 捕手 |
39 | 嶺井 博希 | 捕手 |
57 | 東妻 純平 | 捕手 |
104 | 東出 直也 | 捕手 |
4 | 伊藤 裕季也 | 内野手 |
5 | 倉本 寿彦 | 内野手 |
33 | 粟飯原 龍之介 | 内野手 |
38 | 田中 俊太 | 内野手 |
44 | 小深田 大地 | 内野手 |
55 | 田部 隼人 | 内野手 |
66 | 山下 幸輝 | 内野手 |
00 | 宮本 秀明 | 外野手 |
61 | 蝦名 達夫 | 外野手 |
63 | 関根 大気 | 外野手 |
028 | 勝又 温史 | 外野手 |
103 | 村川 凪 | 外野手 |
105 | 大橋 武尊 | 外野手 |
高卒および育成のルーキーは嘉手納からスタート。昨年、手術を受けた阪口、入江、平田、櫻井、高田、平良、宮城、嶺井、蝦名、関根らはリハビリも含めてファームからのスタートとなる。
池谷、中川あたりは1軍昇格を狙ってアピールして行きたい立場。野手で言えば、伊藤裕、倉本、田中俊、山下も1軍を狙って行かなければならない。昨年は1軍スタートだった宮本も、厚みを増した外野ではじき出された形。しっかりとアピールして行きたいところだ。
昨年はファームスタートだった桑原が、キャンプ終盤で1軍に上がり、そのまま開幕スタメンを勝ち取ってキャリアハイのシーズンに繋げた。楠本も同じくファームスタートから代打で活躍するシーズンになった。宮本、蝦名、関根はここから反撃したいところ。
平良は、今キャンプは終始リハビリ組ということになりそうだが、キャンプ中にブルペン入りもありうるという経過だったようなので、注目して行きたい。
スローガンはシンプルに「横浜反撃」
23日は、2022年シーズンスローガン発表&トークショーがYou TubeでLIVE配信され、三浦監督に大田、森の2選手、ゲストとしてOBの高木豊氏が登場した。スローガンを発表するとともに、今季に懸ける思いをそれぞれが語った。
スローガンは「横浜反撃」。ハマスタ最終戦で、目前で胴上げされた悔しさから、何としてもやり返すという思いをシンプルに表現した。英語やリベンジなどという言葉は使わず、日本語で強い意志を示した。
懸念されていた外国人選手の入国についても、ピープルズを含めて支配下の5名が既に来日しており、大田と藤田の新戦力も1軍でのキャンプを迎える。注目の小園を始めとした4名のルーキーも加わり、反撃体制は整いつつある。
しかし、大きく戦力をアップさせる外的要因があったわけではないので、現有戦力のレベルアップとケガをしないことが重要になって来る。新コーチの下、この春季キャンプでチーム力を高め、反撃のシーズンとしたい。
「歴史と共に 今 反撃開始」という2016年の東京ドームでのCSで、全国星覇会が掲出した横断幕が思い起こされるが、屈辱を味わった昨年からの大反撃で、歓喜の秋を迎えられればと思う。道は簡単ではないが、不可能ではない。
コメント